あの時ってどの時だろう (;-ω-)ウーン
なんと二本投稿だぜーーー。
これは単なる偶然だ。
まあ調子いいから。
1日PV1000越えの私だからさ
アッーハッハッハ
実はこの戦法を行ったのは、試合直前ではなく、3ヶ月前、薔薇の伯爵戦より前に立てていた。
櫻木はその時個人でバウンティウィナーハントをプレイしていた。
そしてこの時にある仕組みを発見した。
1つ目は借金を作ることが出来ること。
そしてその借金は使用金額に左右されることはない。
また、この借金はキルされるとその負債をキルした相手にすべて引き継がせることが出来る。
そしてこの借金システムはここからが本領発揮である。
それは返済による強制的な財産差し押さえ。
武器等は全て売られ、借金の返済に当てられる。
しかしそれは初めから所持金があることが限定される。
なら最初から借金してしまえば、差し押さえの影響を受けない。
しかしそれでも自殺行為またはキルされても、1位になることは出来ない。
このゲームシステムはいわゆるマルチタイプ。
タイマン限定ではないから、必ず1位を取るには自殺行為は行ってはならない。
あと、確実におどりでるなら必ず1体1の状況を作らせ、キルされる。
しかしこのグリッチ方法による修正で、借金状態のプレイヤーは被ダメージが99%カットされるというものだ。
つまり、自害行為も1ダメージしか与えられないし、いざHP1となるよりもそのまま狩る方が何かと効率がいい。
だけど櫻木にはスペシャルスキルの存在があった。
着目したのは能力ではなくそのデメリット。
最大HPの減少。
特にスペシャルスキルはクールタイムが短いのと、デメリットとなる最大HP減少は必ず1の状態で残るというわけだ。
そのため櫻木は借金システムを採用し使った。
しかしキルされれば自身の所持金は0のままである。
つまり1位になることは出来ない。
そう思われるが、実際それは不可能では無い。
むしろこのゲームでは、相手をキルすることよりもお金の使い道などが重視される。
マインドのようにスキルや防具を買い、戦闘能力を格段に上げる手段。
ハクのように権利を買い、システムを操るのも手段。
でも櫻木は借金した後にあるものを買った。
それは、もう1つの預金通帳である。
初め櫻木は借金を背負う前に、元ある10000Gで預金通帳を買った。
つまり櫻木は、あの時にその預金通帳に400000G入れていたのだ。
しかし優先されたのは初めから持っていた預金通帳。
そして最終戦のとき、櫻木はある権利を買った。
消失の権利。
つまり、死亡した時にはその預金通帳を消失されるというもの。
これが何を意味するか理解出来ただろうか。
櫻木は借金をし、その一部をもう1つの預金通帳に入れた。
そして消失の権利を買い、ハクにやられる。
この時に優先されるのはキルした判定である。
キル→そのキルによる報酬→借金を背負わせる→消失発動→元の預金通帳を消失→急遽別の預金通帳に切り替わる→ランキングではその預金通帳が優先されるといったもの。
つまりこの時ハクがキルすることがなければ櫻木は負けていたのだ。
これが、代償グリッチの方法である。
「なるほど。つまり私は一杯食わされたということですか。ここでは資本力が強さを物語る。戦闘面では無い。だからこそ私はもう既に負けていたと言われるものですな。」
「しかし次はこういった小細工は無しにして挑みましょう。それこそが私達の因縁を指し示す。次は初めから本気だ。」
ハクは明かされた真実を受け取り、再戦を申し込んだ。
「当たり前でしょ。だって俺あんたに勝ったことないんだもん。次はガチの方だよ。本気の真剣勝負がしたいからな。ゲームオーバー=死だ。」
「ほっほっほ。いや年だから無理じゃ。」
あー。めちゃくちゃ嘘つくじゃん。
ここにいる全員がそう思った。
「じゃあここらで解散しましょう。」
ハクの一言で全員バラバラに散った。
「ハヤブサ。一応言うけど私の方がセコンドハンド様の理解者なんだから。」
と言い残し、マインと取り巻き一行はすぐさま消えていった。
ハヤブサも櫻木もマインドもその後適当に別れを済まし、解散した。
翌朝
「もしもし。」
「はい。はい。なるほど。はい。」
「えっ。クビですか。私が。」
「ちょっと。あーもう。」
そこに居たのは1人の女性であった。
ボサボサの髪に下着姿のまま突然の解雇通知にテンションが下がる。
「大変だ。このままでは、クランが崩壊する。」
マオもといリクリエーター。
ゲーム会社から突然の解雇通知。
次回番外編
殺し屋たちのルームツアーを行います。




