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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 3章 リアルプレデター、パラサイトアクター
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お前ら人間じゃねえ (`0Д0´)ナア

正直次の章に書くのに結構時間がいる。

というかネタ切れ感出てる。

 ハクから出た言葉

 確かに驚いた。

 このゲームは金の使い方によって戦略が変わる。

 それに金で買えないものはない。

 例えば今言われたように、システムさえ買うことが出来る。

 つまりこのゲームは現実での金の使い方によって考えが変わる。

 ハクは殺し屋時代一発撃つだけ国家予算が動くぐらいであった。

 なんせ彼の攻撃は核爆弾と同等の価値がある。

 だから分かるんだよ。

 裏のことも全てどうやって動くかを知っているのだ。

 で・・・ここからどうする。

 ひとまずプラン一個消えたけど、実際まだ優勢なんだよね。

 「確かこの場は殺傷はご法度だったっけ。ならその権利も買うか。」

 「は。そんなことできないだろ。」

 「まあ確かに。この際分割払いでもいいか。」

 [3分間 この場でのキルは可能となりました。]

 すると一発の弾丸が櫻木の目の前に迫る。

 その時地面が大きく揺れる。

 そして中から茨が現れる。

 「まさか。この地面にも張り巡らせていたのか。」

 するとハクの真横から銃弾が数発飛ぶ。

 狙撃銃によるガード。

 その際に数発の弾丸は天井床を伝い、弾かれ飛ぶ。

 櫻木は避ける。

 避けてそこから数発の幻影弾が飛ぶ。

 幻影弾による狙撃銃のダメージ。

 ハクは警戒し、後退する。

 そこから一枚のトランプが飛ぶ。

 するとハクは姿を消す。

 素早い動きではない。

 どう考えてもスキルによるもの。

 櫻木の後ろからハクが現れる。

 咄嗟に拳銃でガード。

 そして銃が破壊される。

 その力を応用し、追撃を回避。

 ハクが持っていたのは斧であった。

 「執行官か。」

 「ああその通り。そして今のはスペクテイターと呼ばれるもの。」

 スペクテイター

 あの薔薇も使っていたスキルか。

 確か内容は数秒間姿を消して移動できるスキル。

 その際当たり判定はない。

 でもその反動は激しいはず。

 「反動は移動速度低下か。まあ動かずとも超えることはできないが。

 するとハクの両足を茨が掴む。

 [残り2分です。]

 「セリフばっかごちゃごちゃ言うんじゃねえぞ。舐めプか。」

 茨はハクを天高く投げ飛ばす。

 ハクは斧で障害物を潰していく。

 「ああ。これがラスベガスか。随分生い茂っているな。」

 そこに映るのは全てが植物に支配された世界のようであった。

 高層ビルも交通も乗り物も全て茨が纏われている。

 「それにこの景色は悪くない。なら少しだけ本気でやっても構わないな。」

 狙撃銃を手放す。

 落ちる瞬間ハクの狙撃銃は消失し、現れたのはピストルであった。

 「これが。Φだ。」

 するとハクは弾丸をすべて捨て、ピストルの中を空にした。

 スキル 臨界戦闘(りんかいせんとう)体勢α

 落下ダメージを無効化し、全てのステータスが底上げされる。

 「リミッター解除というものさ。」

 ハクは着地同時に櫻木を蹴る。

 櫻木は既に腹部にクラブのトランプを張っていた。

 クラブ:カウンター 

 ダメージ自体をハクに返し、その攻撃を対消滅という形で防ぐ。

 すると飛んでくる重い拳。

 これはまずい。

 櫻木はハートによる支配で体を強制的に後転させる。

 そしてハクから遠ざかる。 

 しかしそのスキルによるものか、一瞬で距離を詰められる。

 早いなんてもんじゃねえ。

 躱すのも精一杯だ。それに・・・

 ハクはカジノの壁をウエハースのごとく粉々と砕く。

 あれはどう考えても老体で行うことじゃねえ。

 常軌を逸している。

 だけどこうじゃないと俺は楽しめねえ。

 櫻木はトランプのバックルを出す。

 カジノの目的は共犯によるものじゃねえ。

 無料で武器を調達するためなんだよ。

 だからここが正念場だ。

 スキル J.Q.K

 すると盾が二個出現する。

 少しばかり我慢しろよ。俺。

 ハクの一撃を櫻木は盾を使って防ぐ。

 そしてそのまま外に出る。

 その時、茨がクッションとなって櫻木を守る。

 「ひとまず何とかなった。」

 すると茨の中から何かが現れる。

 「こんにちは。ご無沙汰してます。」

 茨の影からマインが現れる。

 まあでも当たるわけないんですよね。

 櫻木は茨で自身を投げる。

 するとハクがそのまま飛んでくる。

 その時ハクのスキルの効果が切れる。

 「ここで殺すのはいいね。でもまだ勝ちではない。」

 するとハクがマインに向かって拳銃を向ける。

 空となった拳銃。

 そうであるのに、マインの腕から穴が空く。

 「なんで・・・」

 マインは影に隠れ、この場を逃す。

 すると櫻木にめがけてミサイルが飛ぶ。

 茨で守りながら櫻木はハクと距離を取る。

 そうだった。この状態はまずい。すごくまずいぞ。

 よくよく考えたらこれってタイマンじゃない。

 ガードマンがハクの味方なんだ。

 だから忘れていた。

 これは多数戦だ。

 卑怯過ぎない。



 「はあ。はあ。あの攻撃でHPの3分の2削られるなんて。」

 マインは息が荒れていた。 

 「ハク・・・いや、あれが伝説の鎌が飛ぶなのかも。」

 「発砲音とかもない。ましてや軌跡も消すなんて、職人芸等に近いじゃない。」

 すると後ろからナイフが飛んでくる。

 マインは察した。

 「あれ。逃げたのにまさかあなたの方から私の方に来るなんて。やっぱり、私のこと好き?」

 「それは。勝ってから決めます。」

 ・・・・・

 「ありがとう。でも私好きな人いるから。」

 「プロポーズじゃないですよ。この戦いが終わったら、僕は下僕にもなりますよ。」

 「よしやろう。」

 即座に決まった。 

 

 

ガンフラ豆知識

臨界戦闘体勢シリーズについて

執行官のスキルである臨界戦闘体勢はα、β、γと3種類ある

αは全ステータスの上昇とダメージ無効

βはダメージ大幅上昇に回避率の上昇

γは重力無視に超加速

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