表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 3章 リアルプレデター、パラサイトアクター
77/204

高度すぎる親子喧嘩(゜ロ゜)و ̑̑ ッシャオラ

今日10時から初めて2時間前で作業完了

いやー。成長したな。

 数分前

 櫻木は弾丸に刻まれた文字を見て、何を悟ったのかまた借金をして、車を購入しマップ内を移動していた。

 「車を運転するなんて初めてだ。」

 「だって現実だと車より速いから。」

 人外発言をした時、全てのタイヤが撃たれパンクする。

 しかしそれでも櫻木は車を動かした。

 そのせいだろうか、櫻木は建物に突っ込んだ。

 「いやー。エアバッグが搭載されてなかったから買うしかなかったよ。」

 [カマボコ エアバッグ購入]

 櫻木の借金がまた増える。

 すると次々に弾丸が降り注ぐ。

 櫻木は急いで車から降り、道路に出る。

 するとそこにトラックが迫ってくる。

 「あなたのそのーむねーのーなーーーーかーーーー。」

 櫻木はそのトラックに吹っ飛ばされた。

 スキル イカサマシャッフル

 櫻木の胸にハートのトランプがはられる。

 ハートの支配により、自身の衝撃を支配し、ダメージを無効にした。

 そして櫻木は狙撃主であるハクを見つける。

 今度はスペードのトランプを投げる。

 ハートから支配した衝撃を相まって、その速さは銃弾を軽く超えた。

 しかしそれを見きったのか、スペードのトランプから全方向に弾丸が飛んでくる。

 櫻木は着地し、その方向に向かって走る。

 相手はハクという老人。

 場所は海辺の遊園地の観覧車だ。

 だがそこまで行く必要は無い。

 今回はおびき出すだけだ。

 すると周囲から弾丸が飛んでくる。

 無数の弾丸は跳弾となり、複雑な軌道を描く。

 櫻木はそれを難なく避ける。

 前方、側方、後方に来る弾をトランプでガードしたり、数ミリ単位でかわすなど、常人離れした感覚を持つ。

 この弾丸は壁や地面、そして弾丸にも跳ね返る性質を持つ。

 それにこの回転のかけかたは現実でも1人しか知らない。

 まあその後に話す機会があれば話すか。

 すると櫻木の右手が射抜かれた。

 予想外のことが起こり、櫻木は動きを止める。

 迫り来る弾丸。

 咄嗟に我に返り、その銃弾も避ける。

 [カマボコが指名手配となりました。]

 [手配度が2になります。]

 まさか通報か。

 あのスナイパー、通報したのか。

 でも通報なんて出来はしない。なぜなら何もやって・・・・

 思い当たる節はいくつかある。

 それは建物に突っ込み、崩壊させたからである。

 「それは気にしない方で頼む。」

 するとパトカーが後ろから迫ってくる。

 まあパトカーでも借りるか。

 櫻木は素早くパトカーにいるガードマンを撃ち倒し、パトカーを盗む。

 しかしハクにとっては好都合なのだ。

 彼からすれば、ただ的がでかくなっただけである。

 するとパトカーから無数の茨が伸びる。

 その中に櫻木がいた。

 「スペシャルスキル。まさかこう使うとはな。」

 櫻木ハクの距離が縮まる。

 すると櫻木は遊園地に向かわず、別の方向に行く。

 なるほど。茨を操ることにより、射撃コースを強制的に変更させるとは。

 そして私自身見えていなくとも当てる自身はある。

 だがそれは必ずしもでは無い。

 これはプライドなのだ。

 1発でも当てるでは無い。1発も外さない。

 そのためなら近づくことも良しとする。

 それに久しぶりに真っ向勝負できるのだ。

 面白くないわけが無い。

 ハクはすぐさま櫻木を追いかける。



 [カマボコの指名手配が消えました。]

 いやー良かった。

 これでマップに映らなくても済むし、狙撃からの警戒も外せた。

 でも相手は来ると信じている。

 いやそうする。似たもの同士だからな。

 櫻木はとある施設に入る。

 ここで俺の勝利は確定した。

 「なるほどな。カジノなら殺すことは無理だからな。」

 前方にはハクが立っていた。

 「どうだい。たまには遊ぼうでは無いか。」

 「本当に嬉しいよ。Φ。」

 「私もだ。優斗。」

 ハク 本名櫻木重蔵

 血縁関係は無いが、彼は櫻木の父である。

 殺し屋時代にはΦという名で活動。

 足音、姿、気配もろとも全て空気のような存在である。

 しかしある時を境に櫻木と出会い、彼を息子として迎え入れた。

 詳しくは外伝の方で。

 


 櫻木親子はカジノで遊ぶゲームを決めている。

 「ルーレットでいいだろ。」

 「ああ。私もそう思っていた。」

 2人はルーレットのテーブルに向い、席に着く。

 「とりあえず私は、23番で。軍資金を少し増やそうかと。」

 「軍資金か。残念だけどそれはやめとけよ。」

 「俺は・・・0にオールインだ。」

 櫻木の借金計数百万を全額賭けた。

 「なんのつもりだ。勝つ気はあるのか。」

 「あるさ。しかも大まじめ。」

 櫻木の目は燃えていた。

 だがその炎の行先はルーレットでは無い。

 ハクに向けてであった。

 [結果 23 ハク80000Gゲット カマボコ-53600000]

 「だけどここからが本番だぜ。俺はもう一度オールインだ。」

 「な。」

 「そしてもちろん0だ。」

 結果 41

 「もう1回。」

 結果14

 「もう1回」

 結果3

 結果6 結果17 結果29 結果36 14 25 9 1 18・・・

 櫻木の所持金は現在ー2678900000G

 「そしてここから。こうすればいい。」

 櫻木は指パッチンをする。

 すると大地震が起こる。

 「何をした。何をしたんだ。」

 「別に。無数に種を撒いたんだ。だから街が崩壊したとかでいいかな。」

 [カマボコが指名手配となりました。]

 [カマボコに賞金19870000Gかけられました。手配度が5となります。]

 「ここであんたと仲良くすることで、共犯にさせる。それが、俺の狙いだった。」

 共犯

 その仕組みはシンプルである。

 櫻木はハクの銃弾に、パラサイトローズを使っていた。

 無数に跳ね返ったあと、座標を縦にずらす。

 たったそれだけで地中に埋め込まれるのだ。

 それを操作することで起こる地震。

 たんぽぽの根がアスファルトを穿つように、茨は束となって地面を崩壊させた。

 そしてその原因となる行為は、ハクが行っている。

 つまり、ハクには共犯となるには十分な程の理由であった。


 

 しかし櫻木は異変に気づく。

 「おかしい。なんで通達が来ない。」

 「だからさ。流石としか言えないな。確かにこの状況下であれば、そのことは可能だろう。」

 「でも1つだけ間違いだ。たった一つの間違い。」

 「それは・・・・私が買ったということだ。私は所持金で、ガードマンの権利を買ったのだ。」

 

 

ガンフラ豆知識

ワンテッド・ウィナー・ハントのカジノについて

カジノではプレイヤーの所持金をチップのように使い、様々なゲームで遊ぶことが出来る。

ゲームは様々で、ルーレットやスロット、トランプによるブラックジャック、ポーカーなどが遊べる。

ちなみに倍率でいえばスロットの大当たりが10000000倍のため、当たり前のようにカンストすることが出来る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ