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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 3章 リアルプレデター、パラサイトアクター
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陽なのか陰なのか (@×@)ㇹㇸ?

成人って18からですけどお酒とたばこは20なんですよね。

まあ受験生いるからそうか。

あと共テ前に成人式て。イベントがすごい。

 マインは刀を取り出し、ハヤブサを斬る。

 ハヤブサはその攻撃を避ける。

 すると死角からの手刀。

 ハヤブサは咄嗟にマインの手刀を掴む。

 「ねえ。勝手に女子の手を握るのはどうかな。」

 「勝手に男子の首狙う君こそどうなんだい。」

 「へー。なら少し下がっておくよ。」

 武核術 陽炎(かげろう)

 生死の境

 マインの最速の攻撃にハヤブサは咄嗟に無敵になる。

 するとマインの動きが止まる。

 まさか・・スタン!

 そこから後ろに来るハヤブサの蹴り。

 六武色 黒玄装影(こくごくそうえい)

 マインは全体的に黒い瘴気を被っていく。

 ハヤブサの蹴りはマインに当たることなくただ過ぎていく。

 「当たらないよ。君にはね!!」

 マインの刀がハヤブサの腕に刺さる。

 六武色 黒玄装影

 影を纏うことにより、5秒間自身に当たり判定を無効化させる

 刀がどんどんと奥に刺さっていく。

 「このぐらい。ちょうどこのぐらいがいい。」

 すると刀に茨が巻き付いてくる。

 スペシャルスキル パラサイトローズ

 茨はマインの手のそばまで来ると、マインは刀を離す。

 「その茨。セコンドハンド様と同じやつ。本当に挑発するのね。」

 すると異様なことが起こる。

 成長した茨は刀を飲み込み開花する。

 その時薔薇は地面に落ちると、ハヤブサの腕が治っていく。

 「もしかして・・回復有りなのか。」

 いや、正確にはHPの最大が減ったからだ。

 表示では8割の体力が今では9割となっている。

 回復したのではなく、全体が下がっただけで、HP自体は変わりはない。

 「そのスキルは回復有りね。少しだけ厄介。」

 「でももう攻撃手段はそのクナイだけだ。」

 「そう、ただのクナイ。でも避けれればの話だけどね。」

 大量のクナイがハヤブサに迫る。

 ハヤブサはそれを素早く避ける。 

 「反応速度・動体視力。それらが極致に達しているからこそできること。だけどそれらは私よりも遅い。」

 武核術 陽炎

 クナイの間を縫っていくハヤブサの目の前にマインが突然現れる。

 ひとまずスタンを。

 「スタンなんてできたらの話。」

 マインはハヤブサの攻撃を受け流す。

 その時ハヤブサの腕から二三本のクナイが突き刺さる。

 「一応私。これでも対人術は秀でてる方だよ。」

 ハヤブサの腕を掴み、そこから引き、掌でアッパーカットを繰り出す。

 咄嗟の無敵を使ったが、恐らくそれは迂闊だった。

 視点が空を向いている状態だからな。 

 ここからどう考えたって切り抜くことはできない。

 ならここだ。

 ライドスタント

 マインはハヤブサから距離をとる。

 「マインドさんから学ばせてもらったオブジェクト切断。やっぱりうまくいかないな。」

 オブジェクト切断。

 発生オブジェクトの座標にオブジェクトとなるものが元から存在する場合、基本オブジェクトは設置できないが、判定のギリギリで発動すると、元のオブジェクトが発生したオブジェクトに巻き込まれ、切り抜かれるというもの。

 特にライドスタントは発生から少し遅れる。

 そのため、タイミングが合っていれば足を切断できていたが、マインは慎重だったため、この攻撃を回避した。

 でも距離は置くことが出来た。

 「あと一応言うけど。先輩は逃げる選択なしない。」

 「うう・・・。」

 「ひどいよずっと。憧れの人を出汁に使うなんて・・・。」

 するとマインが泣き出した。

 挑発を重ねすぎて泣いてしまった。

 マジで泣いていた。

 ハヤブサはその時背筋が凍った。

 ライドスタンドで現れたバイクに乗る。

 するとタイヤがいきなりパンクした。

 「だから許さないの。私はあの人のためなら死ねる。」

 「でも付き合いで言えば僕の方がなが・・・」

 「でもファン歴は8年よ。セコンドハンド様のクイズだったら1位を取ったこともある。」

 「おい非公式のやつ。」

 「だから死んで。」 

 クナイが飛んでくるとバイクは爆発し、茨の束がマインに向かって伸びる。

 茨は住宅街を壊しながらまとわりつく。

 「なるほどね。茨の成長速度は物体に寄生する大きさによって変わると。」

 しかし変だ。

 あの瞬間当たったと思ったけど、キルログには記載されていない。

 でも避けるにしたって視界に入らないなんてことがあるか。

 するとハヤブサの背中にクナイが刺さる。

 ハヤブサは振り返る。

 なんでだ。

 確かに後ろに行く方法はいくらでもある。

 さっきの攻撃を避けることさえできるのだ。

 でも、これはおかしい。

 彼女を倒すことはできない。

 「影か。」

 「そう、影移動。スペシャルスキルシャドウランナー。スペシャルスキルはボス戦のクリア報酬なの。あなただけしか持ってないことはないの。」

 なるほど。だとしたら考えが付く。

 この夜のフィールド。影なんていくらでもある。

 しかも潜れば視界に映ることはない。

 思いだした。彼女は殺し屋の中でも俺とは違って、暗殺のエキスパートだった。

 「でもこのまま倒されるんだったら。逃げる。」

 するとハヤブサの腕から茨が生えてくる。

 その茨は束となった茨の方へ向き、ハヤブサを引っ張るかのように移動する。

 「はあ。逃げるのがどうこう言ってたくせに。」

 「でも。これでセコンドハンド様のところに行けるのね。」

 「さあランキング発表だ。あと少しでゲームが終了するから頑張ろうぜ。」

 

 1位ハク 140000G

 2位マイン 10000G

 2位ハヤブサ 10000G

 3位マインド 0G

 3位コースター 0G

 3位マキシマム1 0G

 3位マキシマム2 0G

 3位マキシマム3 0G

 4位カマボコ ー2678900000 手配度5 賞金19870000

 

 するとマップに櫻木の位置が表示される。

 「なるほど。あそこに行けばいいんだね。」

 マインはそのままスキップしていった。

 


ガンフラ豆知識

シャドウランナーについて

シャドウランナーはボス戦の一つ、ハイドマニアに勝利するともらえる。

ハイドマニアは攻撃そのものが出来なくなっており、視線を外した瞬間攻撃を開始するため、その時に100回近く攻撃に成功すると勝利する。

ちなみに難易度は薔薇の伯爵に次ぐ。

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