推しは尊いものだから近づくのは禁止令である (//△//)ハワワ
なんと2日連続投稿だと。
明日は曇るのでは。朝は曇ってました。
昼からは晴れです。
あの後二回戦を行う予定であったが、参加者たちは心が折れ、全員退出となった。
それから全員でフリーマッチすることになり、そのまま終わった。
一週間後
櫻木は久しぶりにガンフラを開く。
もう一週間たっているんだ。
それでも騒がれるなら俺マジでやめようかな。
そう考えながら、ガンフラのルームに入る。
そうだ。いっそのことスキンとか変えてもいいかもな。
櫻木はメニュー画面を開く。
確か服装とかも色々あったはず。
・・・んなにこれ。
櫻木はある衣装を見つける。
ある植物学者の白衣。
恐らくこれは薔薇の伯爵戦での戦利品か。
あれ、そういえばもう一つもらってたよな。
スペシャルスキルパラサイトローズか。
パラサイトローズ
スキル発動時その地点に侵食の種を置く。
10秒後茨が出現し、スキル使用者の指示で動き出す。
なるほど。めちゃくちゃ面白そうじゃん。
あとそれと防弾マスクのデザインも変えよう。
数分後
昭和の刑事のような茶色いコートに黄色い縦型のひし形が中心へと向かうようなデザインに仕上げた。
まあ似合えば大丈夫だろ。
そう思いながら櫻木はフリーバトルに赴く。
いやー久々に来た感じがする。
というかダンガンはいるのかなここに。
すると突然あるプレイヤーが現れる。
「おや。君は確かアンバラの友人か。恰好が変わっていたから気づかなかったぞ。」
呼ばれた方向に振り向くと、でかい大男がこちらをうかがっていた。
見たことあるっていうか、あああの人だ。
「えっと・・・誰でしたっけ。確か一歩手前でやられていたことに印象あったような。」
「ははは。マウントか。確かにあの時はあと少しだったんだがやられてしまったな。・・ところで、だれか待っているとか。」
コースターは櫻木の肩を叩き笑う。
そしてもう一人この場にやってくる。
「おや、コースターさん。奇遇ですな。」
「お、ハクさん。お久しぶりです。」
ハク?あんな爺さんいたか?
櫻木は疑問に思いながらも気にしないことにした。
「初めまして。君の功績は知っていますよ。しかしおおよそ1週間以上こちらに来ていなかったから、もうやめてしまったのかと思いましたよ。」
櫻木は適当に愛想笑いを振る。
でも爺さん大丈夫かな。まあ認知症予防には効果あるけどさ。なんか思い出させてしまいそうなんだよな。
あとネットリテラシーとかの面も含めて。
「もしよければ対戦か何かをしてみませんか。」
「お。それ俺も考えてたんですよ。よかったらぜひどうですか。」
「いやマジでいいや。」
櫻木はきっぱりと断る。
その瞬間場の空気が凍ってきた。
全員が石化状態となり、時間が過ぎる。
すると複数名の集団がこの場に来る。
「こんにちは。もしかしてカマボコさんですか。」
櫻木は呼んだ声の先に視線を送る。
黒いツインテールと赤い瞳をした女の子を先頭に、ガスマスクの男が3名という異例な光景。
そしてその後ろからさらに櫻木を呼ぶ声がする。
奥にいたのはハヤブサであった。
ハヤブサは櫻木の元まで近づく。
「あれ、ダンガンじゃん。」
「いやー本当にいたんですね。あとあの後大変なことになったんですよ。」
櫻木はすぐに視線を逸らす。
そして逸らした先を見ると、さっきまで笑顔だった女の子の目がだんだんと黒く染まっていった。
というかなんか呟いていた。
ハヤブサは櫻木の視線の方を見る。
その時にはあの女の子の顔は笑顔に戻っていた。
「あれ、なんでこの場所こんなに人増えてんの。」
コースターは正気を取り戻す。
「あれ、君どこかで見たことあるような。」
コースターは彼女のに指をさす。
「あっ。自己紹介がまだでした。私の名前はマインです。マインって呼んでください。」
マインはダブルピースをした状態で話した。
「そして後ろにいるのが、マキシマムⅠ マキシマムⅡ マキシマムⅢだよ。」
「「「よろしくお願いします。」」」
うん気迫。
圧倒的な気迫よ。
「もしかしてお友達とかですか。」
ハクの質問に対し彼らは「「「いえ。私たちはマイン様のファンです。」」」と答える。
「「「マイン様はとにかくかわいく。そして笑顔が素敵で。私たちの体が砂に変わるほどの輝きを持っています。」」」
うわガチオタだー。
「ということはお前もそうかファン4号。」
「いえ違いますよ。ただ一緒になっただけですって。」
「ねえカマボコさん。私と遊んでくれる。」
マインが櫻木に寄り、顔を近づける。
この時櫻木の目は普通に死んでいた。
美少女の顔が視界の全てを占めても、全く心から感じることがないのだ。
「どんな展開だよマジで。」
すると背後から後頭部を叩かれる。
振り向くとそこにはマインドがいた。
「いや進展とかないよ。」
「ならよかった。お前そういうキャラじゃないしな。」
すると背後でキキ・・キキと音が鳴る。
振り向くと笑顔なマインがここにいた。
「では、これだけの人数ですし、バウンティーウィナーハントをやりませんか。」
ハクは全員にこう提案する。
「チーム分けするか。どうせなら。」
「私は個人個人でやりたい。みんなは。」
「「「は。仰せのままに。」」」
あれ女王だね。完全なる。
全員はバウンティウィナーハントの会場に入る。
そこで繰り広げられるのは、ある一つの首取り合戦であった。
ガンフラ豆知識
スペシャルスキルについて
スペシャルスキルはボス戦の際に獲得することが出来るスキル。
ただのスキルよりも強力な効果を持ったり、プレイヤーの攻撃方法を増やし、戦略性を高めることが出来る。
ただし、スペシャルスキルは使用時にデメリットが課せられるため、十分に気を付けるように。
櫻木・ハヤブサが持つパラサイトローズはスキル使用時に最大HPが5%減少する効果を持つ。




