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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ミリスパ 2章 旧世界の住人共
62/204

私の弾数は53万です ヾ(  ̄▽)ゞオホホホ

最近ツミキさんのさんアングレイデイズにはまっています。

ちなみに早口以外は多分アカペラでも歌えます。

 突然ではあるが、BPについて語ろうと思う。

 BPは[ソリッド・キメラティック]というアメリカのチームに所属

 いわば、プロゲーマーである。

 そんな彼が最も得意とする戦術は本人以外不明なのだ。

 いや、正確に言えば本人以外には認知することさえ出来ない。

 特に試合での過去のログなどを視聴することができるのであるが、BPの場合そのプレイ自体がどんな相手でも理解することが不可能である。

 だけどこれだけは言える。

 少なくともBPの攻略法を知っているのは、世界中どこを探してもいない。

 マオでさえも5割の勝率ではあったが、あれはただの運に過ぎない。

 つまりBPに100%勝つことはまさに夢物語である。


 ワープ先はどこかの森林であった。

 隣にBPさんがいない。

 恐らくワープ場所はそれぞれ別々だろう。

 すると真横から銃声が聞こえる。

 櫻木は木によじ登り、隠れた。

 現在丸腰でHPが1の状態なのだ。 

 下手すればすぐにゲームオーバーになる。

 櫻木の視界にプレイヤーが映る。

 ライフルを持っており、明らかに重装備であった。

 その男が櫻木の真上に通った瞬間、櫻木は脚で枝につかまり、後ろからそのプレイヤーの首を絞める。

 突如起きたことに動揺するが、櫻木は男が振り返った時、そのプレイヤーの首を折った。

 そのまま慎重に降り、アイテムを物色する。

 えーっと。ひとまず回復アイテムは欲しい。

 櫻木はHPを全回し、そのまま散策する。

 そのまま歩いていると他のプレイヤーが現れる。

 櫻木はそのままキルしていく。

 さらにプレイヤーが現れる。

 もちろんそのままキルしていく。

 これが何回か繰り返され、気づけば森林を抜けていた。

 辺り一面が平野となっている。

 その瞬間に全方向から矢が飛んでくる。

 櫻木はライフルを周りに弾をばらまく。

 明らかに罠であった。

 ヘンゼルとグレーテルの鳥になった気分だ。

 だけどあれパンくずを食べてたよね。

 あれ、もしかして人間が餌。

 カニばってんのか俺?

 すると櫻木は吹っ飛ばされる。

 近くの木に当たり背中に衝撃が走る。

 その後にまた無数の矢が飛んでくる。 

 櫻木はしゃがみ乱射する。

 しかし全ての弾はまるで吸い込まれるかのように消えていった。

 目の前に立っていたのはBPであった。

 彼は武器すら構えずいる。

 その様子を見て櫻木はライフルの射線をBPの額に向けた。

 「おいおいおい。随分と余裕な感じですね。もしかして負けないって思っているんですか。」

 櫻木は軽く煽るが、BPは退屈そうにしていた。

 櫻木の発言を聞いても、ため息で返事する。

 そしてBPが右腕を素早く上にあげると、矢が6、7本飛んでくる。

 櫻木はその前に横に移動し、矢が発射される前に回避する。

 BPさんの攻撃は実際初見ではない。

 というかはっきり言うと何十回か見た。

 キングクリムゾンの能力を理解するまでの時間を使った感じだ。

 でもこれははっきり言って神業なのだ。

 なにせBPさんの武器は矢を放つボウガンではない。

 あの人の本当の武器はシステム、要は()()だ。

 アイテム消失バグ。

 このバグははっきり言って弱い。

 詳細は手持ちのアイテムをが消えるというバグ。

 原因はインベントリの重複などが考えられるが、実際このバグはVR内では簡単に起こすことが出来る。

 そのやり方はアイテムを捨てたり拾ったりを繰り返し、その二つの動作が重なり合う形になるとアイテムが消失する。

 しかしこれだけ聞いても得しないから正直使う人はいない。

 しかしBPさんはそのバグを使った技術、暗器庫というやり方を作る。

 そのやり方はアイテム消失バグの瞬間に武器を自身の手元に収める。

 その時アイテムは消えてはいるが、武器は装備中といった感じになり、撃つこともできる。

 そして収める場所などを細かく考えれば部位ごとに各種()()()()武器を装備することが出来る。

 また、システム上は装備ではあるが、ゲームプレイ上では装備枠には何も入っていない。

 つまりBPさんは最大見えない武器n個、ゲームシステムでの武器2個装備することが可能なのだ。

 櫻木はライフルをBPに投げ、そこからハンドガンに切り替える。

 ライフルを蹴り上げると、櫻木はBPの真正面にいた。

 反応した瞬間に速射。

 するとBPの足裏から発砲音が連続的に鳴り響く。

 く・・・サブマシンガンか。

 櫻木は後ろに下がりながらもハンドガンで牽制。

 BPは止まり、そこから両腕を突き出す。

 その時に矢が十数本飛んでくる。

 しかし櫻木は足を止め、ハンドガンで一発BPの右肩を射抜く。

 櫻木の弾丸に対してBPの矢は櫻木にかすりもしなかった。

 攻撃のトリガーが体ならば、注意深く見れば回避するのも難しくはない。

 それに今ので右腕の機能は果たせなくなったから、実質攻撃量が減ったのに等しい。

 BPは右肩を射抜かれたが、治療などはしなかった。

 むしろ彼は笑った。


 

現在のキル数クラン内のランキング順


マオ、98死亡

BP、91

アメイリ、78120

パンプキン、15600死亡

ユウユウ、5000死亡

メイメイ、0死亡

モルトン、39死亡

アルターエゴ、55

ブックス、142

ドラゴンロード、0

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