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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 序章 去る脅威新たなる戦場
6/201

1vs20でも余裕でしょ(・∀・)③

久しき投稿

最近原神にハマっている

実をいうとモンストを久しぶりにやってみると訳わかんなくなっていました。

獣神化までは何とかなるんですけど獣神化・改とか全然知らないものが出てきたんですよ。

あと轟絶のステージがあったりともうついていけてません。


 「あの野郎。普通じゃねぇ。」

 櫻木にやられた戦士の男は、怒っていた。

 理由としては、櫻木という青年は、チーターだと思っているからである。

 しかし、櫻木本人はチーターではなく、元最強の殺し屋であるが、初対面の相手では何かと疑われるのもある。

 「ハクタさん。」

 アンバラはハクタに近づく。

 「ああ、アンバラ。あいつはチート野郎だ。通報させた方がいいぞ。」

 ハクタはそう警告するが、アンバラはハクタとは違った印象を持っていた。

 「あの人は、チーターではありません。」

 「・・・何言ってんだ。」

 アンバラはもう一度言う。

 「あの人は、チートも使っていませんし、卑怯な手はしますが、それは彼の一つの才能なんです。」

 「・・・じゃあどうすんだよ。」

 「ひとまず、僕が出ます。それにアユタさんのスキルでスキャンさせて見ましょう。」

 「アユタさん、スキャンできますか。」

 チャットでメッセージを送るが、反応しない。

 しばらくすると、後ろから声がした。

 「アンバラさん。気おつけてください。」

 後ろにいたのはアユタだった。

 「あの人は今もう目の前にいます。」

 「・・・・なるほど。」

 「みんな。」

 アンバラはチームに声をかけた。

 「今回は手出しなしで。」

 「タイマンで、ケリをつけます。」

 アンバラは櫻木のいるところへと向かう。

 「・・・なんかアンバラおかしいよな。」

 ハクタはアユタにそう言う。

 「なんでですか。」

 「庇ってるようにみえんだよ。あの野郎を。」




 ・・会わねーなー。

 おおよそ10分たっている。

 何とかあの忍者野郎は倒せたが、正直もう終わらしたい。

 あとついでにスキャンしてたハッカーも。

 そんなことを考えていると、近くに敵がいた。

 どうやらあいつがハッカーだったらしい。

 「・・・くそ、あいつどこに行ったんだ。」

 「でも、あいつは気づかないだろう。」

 「なぜなら、俺は今超光学迷彩を着ている。」

 「ステルス状態だから、バレやしない」

 ・・・むっちゃ独り言激しいな。

 それに光学迷彩?

 姿丸見えなんだが。

 「まあでも、アンバラさんには勝てねえだろ。」

 「なにせあの人は、ミリオ・・・・」

 アユタが後ろを振り向いたとき、見慣れない姿があった。

 いや、見たことがあったのだ。

 監視カメラ越しに見た。その青年に。

 しかし、アユタは遅かった。

 いや、遅いのではなかった。

 振り向いた瞬間に、櫻木はアユタを撃っていた。

 綺麗にヘッドショットをした櫻木は、左上に描かれているミニマップを縮小し、マップを確認する。

 敵スポーンの位置情報を確認するために。

 「・・・よし。」

 「最終戦だ。」

 櫻木は走った。

 このゲームに終止符をうつため。

 壮大に聞こえるが、実際は相手の戦意を喪失させることしか脳がなかった。

 


 1分後



 「あんたが大将か。」

 「大将と言われるのはむず痒いですね。」

 赤い紳士服を着た、仮面と。

 ボロボロの生地に、フードを被った少年は、一戦を交える前に、会話をしていた。

 「僕はあなたを知っている。」

 「そう、俺は知らないけど。」

 「あのやり方はあなたしかいない。」

 「似た人がいたんじゃないかな。」

 「・・・・覚えていますか。」

 「なにが?」

 「少し前に、あなたは・・・大勢を相手にしていた。」

 櫻木はこの時感じた。

 櫻木自身を狙った者であると。

 しかし、アンバラは違った。

 彼は殺し屋でもない。

 しかし、アンバラは知っている。

 それは、とあるゲームから始まった。





 ミリオンスパイラル

 通称ミリスパ

 ジャンルはバトロワ。

 しかし、ただのバトロワではない。

 人数が違う。

 ミリスパは、最大100万人のプレイヤーと戦うことができる。

 もちろん、VRゲームであって、FPSではあるが特にミリスパは武器の種類も多い。

 ガンフラット・オンラインが出る前は話題となっており、数々のゲーム実況者やプロゲーマーがやっている。

 その中で、アンバラはある通知が来て、櫻木を知る。

 その時の櫻木のゲーム名は[アルターエゴ]

 その招待状でもあった。

 対象は、ゴールド・プラチナのランクの人達。

 ゴールドや、プラチナはランクという、ミリスパの強さを度合いにしたもの。

 一番下から

ブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナ→ダイヤ→マスター→エンペラー→プレデター→パンデミック→ゴットとなっている。

 当時のアンバラはプラチナランク

 あと少しでダイヤになるぐらいであった。

 アンバラはその時弱くはなかった。

 いつも使う武器は、クロスボウと三叉槍という、遠距離と中距離をベースとしたものであった。

 この招待状を見て、アンバラは少し疑問に思った。

 招待状の内容は至ってシンプルであり、どことなく変な感じではあった。

 [あなたに 決闘 申す いまかいは わたし ホストとなて ある イベントを 開く。

 あなた めっちゃ 強そう だから、戦おう。

 チームセンだから 同じランクの人 あつめても いいよ。 じかんは夜のななじ。 さんかじゆう

 ルームナンバー hsic276gdo,91

 by Alter ego]

 下手くそな日本語であった。

 どこかの外国人だろう。

 しかし、興味があったので、行かないという選択肢はなかった。

 


 イベント開催の5分前


 僕はその時にルームに入った。

 イベント開催のルーム  

 しかし、思ったより少ない。

 せいぜい100人弱。

 アンバラは辺りを見回す。

 確かに少ないとは思ったが、かなり有名な人もいる。

 実況者はもちろん、俳優や声優など、動画配信サイトでこのゲームを出していた人が少なからずもいた。

 少しだけ驚き、嬉しいと感じていた時、突然大きな声がした。

 「レディースエーンドジェントルメーン」

 「この度は私主催のイベントに来て下さり、ありがとうございます。」

 あの人が、[アルターエゴ]

 詳しくは知らないが、ある界隈では有名人である。

 そう思っているのだ。

 周囲の人々はその登場に拍手を送る。

 あと・・・日本語話せるかい。

 「本日はチーム戦をしていただきます。」

 「ルールはシンプル。」

 「私一人と、このおよそ100名の参加者でチーム戦をします。」

 チーム戦?

 しかも100人を相手にしてだと。

 舐めプしているのか分からないが、勝つ自信があるから、呼び出している。

 確かに、ゴールドとプラチナはランクの中では下位の方ではあるが、実力では上級者である。

 それに、ここに呼ばれた人達は猛者もいる。

 ランクマだけやっていないが、実力はプロ級に強い者もいる。

 僕はまだ学生だけど、空いた時間にミリスパをやっている。

 負けるはずがないだろう。

 「また、今回あなた達が勝てば、1人につき500000ゴールドをプレゼントします。」

 500000ゴールド!!

 周りの人達はざわざわとする。

 ミリスパでは、ガチャ要素があり、そのガチャはゴールドか、レベルアップで引くことが出来る。

 その中身はスキンだけだが、それらはなかなか手に入らない。

 特に、近接武器の限定スキンは、100回まわさないと手に入らない。

 そして1番驚きなのが、500000ゴールドという額だ。

 現実世界のお金に直すと、おおよそ50万。

 それが1人につきだから、全員の総合計は五千万する。

 まるでデスゲームだな。

 「あと、今回私が勝てても何もありません。お金もとりませんし、ランク剥奪は行いません。また私が不正した場合はペナルティとしてあなた達の勝ちとなります。」

 得しかない。

 参加者の全員は目を輝かせた。

 ノーリスクで、ハイリターンまさに好条件の話であった。

 そして、自信に満ち溢れた発言だった。

 「じゃあ1分後に開始しまーす。」

 画面上にカウントダウンのウィンドウが開く。

 参加者全員は、それを待つだけであった。

 アンバラはアルターエゴの実力は分からない。 

 特にプレイ動画とかも載せていないので、どういう戦い方をするのかもわかっていない。

 しかし、人数差では圧倒的に有利である。

 この戦いは勝ったと誰もが思っていた。


 ・・・だけどそれは違っていた。

 結果はボロ負け。

 どれだけの実力者がいても、彼には適わなかった。

 チーミングをしている者いたが、そいつらはたった数分で壊滅。

 アルターエゴ本人に関しては、まさかのノーダメージ。

 しかも最初から武器は持っていなかった。

 向かってくる敵を倒し、デスボを漁ってから武器をとり、敵を倒す。

 そして武器を捨てる。

 僕が立ち向かった時は、既に遅く、もうとっくに死んでいた。

 この後に僕は知った。

 アルターエゴ。

 彼はミリスパでも最上位の存在で、プレイ時間は80時間にもかかわらず、ランクはパンデミック。全世界でTOP10に入る実力の持ち主であった。

 このゲームが終わったあとにミリスパ内である噂が広まった。

 プレイ中に何も装備していない人がいる。

 そいつに見つかれば・・・殺される。

 当時の櫻木には二つの名があった。

 一つは、殺し屋界隈での名であり、その名は「セコンドハンド」

 もう1つはミリスパ内の名前。

 アルターエゴもといプレイヤーからは「サイレントプレデター」と。

   

 



  

ガンフラット・オンライン

豆知識

ハッカーについて

ステージの仕掛けにハッキングすることが出来る。

また、ステルスというスキルもあり、その状態では武器などの使用が出来ないが透明状態になることが出来る。

しかし、その時に別のスキルを使うと、解除されてしまうので注意する必要がある。

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