逃げるは恥であるが役に立つことが多い ε=┌( ・д・)┘
このタイトルと同じように逃げるか
まあパクリじゃないでしょ
Ω3.0
それはΩプロトタイプをもした警備システムである。
Ωは古代にいた科学者の一人である。
しかし彼は死を悟ったのか、自身に代わる存在を作る。
それが、Ωプロトタイプであった。
それは完成し、開発した科学者Ωは心臓麻痺で死んでしまった。
しかしΩの死から二週間後、Ωプロトタイプは自らのプログラムを削除した。
自殺、いやそれが本望であったのだろう。
それは、人間ではなかった。
育つというものがないことに呆れを感じ自害した。
どんなに優れた人工知能であろうと、全知全能であろうと、人生二週目のやつであろうと、刺激という経験がなければ、生きることの意味が見いだせないのだ。
だからロストミュージアムの運営は、Ωプロトタイプという完成された人工知能に命令という強制プログラムを入れた。
Ω1.0は処理限界を迎え
Ω1.5は歩くことが出来ず
Ω2.0は武器を持てば死亡し
Ω2.5は暴走した
そして長い年月をかけ完成されたのが、Ω3.0であった。
サーモグラフィと赤外線カメラ、痕跡の判断、電波妨害、武器保持etc
正しく完ぺきに作られた警備システムである。
また、ポルターガイストは数回やられたことは過去にもあるが、Ω3.0はミリスパに追加されてから一度も負けていない。
ブックスは斧を横に振りかざす。
Ω3.0は腕を盾に変形し、斧は突き刺さる。
その時にブックスはロープをオメガの後ろに投げる。
Ω3.0はもう片腕をレールガンに変形。
ブックスはロープを引っ張る。
ロープはΩ3.0の両足に引っかかり、Ω3.0は尻もちをつく。
しかしΩ3.0はその状態からレールガンを放つ。
放たれた弾はブックスの頬をかする。
かすり場からの微弱な電流が走る。
すると頭をミニガンに変形。
容赦なく放たれる弾をブックスは斧で防ぐ。
そこから両腕をロケランに変え、ミサイルを放つ。
放たれたミサイルは斧に命中。
しかし、爆風によりブックスは吹っ飛ぶ。
ブックスは壁に当たるも、生きている。
やばいですね。
圧倒的なアイテム不足に保有武器の少なさ。
それに現状崩壊した施設。
ピキッ
ブックスが強く握ると、斧に亀裂がはしった。
斧ももう限界。
それに比べて相手は、保有武器の多さと手数の多さ。
処理速度が早い。
そして考えも見抜いている。
・・・勝ち目がない。
でもここから挽回なんてできるはずがない。
仕方がない、諦めよう。
「ブックスちゃん。大丈夫。」
メイメイが遠くから声をかける。
「メイメイさん。来ちゃダメです。」
するとΩ3.0はメイメイにターゲットを変更。
足をジェットブースターに変え、メイメイに突っ込む。
【目標変更。直ちに排除します】
あれ、なんで私は助かったの。
まさか、ポルターガイストと同じように、強いプレイヤーしか狙わないってこと。
「・・・むかつく。」
「うわー!なんか来たー。」
メイメイは全力で逃げる。
通路を通りながらΩ3.0とのチェイスが始まった。
【排除します】
Ω3.0は飛びながら両腕、頭をチェンソーに変える。
「やばい。追いつかれる・・・なんてね。」
メイメイは姿勢を低くする。
するとΩ3.0の動きが止まる。
Ω3.0のチェンソーに、ワイヤーが絡まっている。
そう、メイメイは予め罠を仕込んでいたのだ。
通路上部にワイヤーを設置し、警備ロボットの足止めに使う作戦。
そしてその罠がいたるところにある。
メイメイはこれでも頭脳明晰のユウユウと姉弟の関係。
ユウユウの頭を使ったやり方は姉譲りなのである。
Ω3.0はチェンソーをしまいロケランに変え爆発させる。
そして両足を元に戻し、再び追う。
「ひとまずこれで差は開いたから、一旦隠れよう。
メイメイは足を止め、隠れれる場所を探す。
すると右隣の壁が突如崩壊した。
そこに現れたのはΩ3.0である。
腕をドリルに変え、壁を壊してきたのだ。
「それってあり!!」
Ω3.0は足を太刀に変え、振りかざす。
メイメイは反射的に避ける。
そこからミニガンによる追撃。
メイメイは通路を曲がり、銃弾を避ける。
何あれ。
本気で殺しに来てるじゃん。
【Ω3.0 緊急破壊プログラムを開始します。】
[ロストミュージアムはまもなく崩壊します。]
崩壊!!
「まさかここを破壊するつもりなの。」
【残り活動時間5分】
残り活動時間?
つまり5分経ったら動かなくなるの。
【目標を排除します】
現在のキル数クラン内のランキング順
マオ、89
BP、89
アメイリ、78120
パンプキン、15600死亡
ユウユウ、5000死亡
メイメイ、0
モルトン、38
アルターエゴ、38
ブックス、142
ドラゴンロード、0




