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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 2章 咲くる芽伯爵なる凶者
52/204

番外編 ハヤブサのこれから ⊂(^ω^)⊃ブーン

お久投稿です。

ちょっと金リンゴ諸島の方をやっていたので遅れました。

結構だけどね。

 私立神馬塚(かんばづか)高等学校

 偏差値70近くある中高一貫の高校

 由緒ある高校であり、難関大学の進学率、海外の有名大学の進学率も最近右肩上がりであり、退学率も同じように高い。

 そしてもう一つ言えば、この高校の校長は裏社会での幹部の位置、まあ大手殺し屋事業の社長であり、ハヤブサが現所属、櫻木が元所属していた事務所の統括をしている。

 「全くオクテットは何を考えているのだ。」

 「まさか秒針と共にゲームなんぞやっておるとは。」

 「それにこれは少しめんどくさくなった。」

 「早めに処分の方を考えておかなくては。」

   



 「旋田くん昨日のあれすごかったよ。」

 「よお旋田。あれお前なの。」

 「旋田すげーな。」

 薔薇の伯爵戦の翌日、いつもより早く登校したつもりであった。

 いやそうであって欲しかった。

 徒歩10分で着くはずが何故か徒歩20分になるという。

 まさかいつもの通学路が工事で使えなかったとは。

 それに同業の先輩たちにばったり会って結局殺しの手伝いされたし、その後謎にずっと先輩の武勇伝を聞かされる始末。

 気づけば10分のロスだ。

 しかもその時間帯がみんな登校してる時間だった。

 本当に朝練があればいいと思った。

 いや高校に入ってから部活には入らなかったんだ。

 仕事のほうが忙しくなるとは思わなかったし。

 で、結局今こんな状況であると。

 やっぱ先輩の言ったとおりだった。

 「ねえゲームとかするの。」

 「旋田もガンフラするんだな。」

 「あの三人のイケメンも知り合いなの。」

 「実際どうだったんだ。」

 クラス全員が質問を聞いてくる。

 正直言えばめちゃくちゃ嫌なんだよな。

 「はいはいはいそこまで。」

 すると手を叩きこちらに近づいてくる者がいた。

 「隼人。さっき先生がお前のこと探してたぞ。日直だからプリント持って行ってくれって。」

 「ああ分かったすぐ行くよ。」

 「OK。ああ隼人借りるね。質問はまたゆっくりなるべく少数でな。」

 ネクタイをがさつに締めており、頭をかきながら棒付きのアメをなめている。

 名前は鹿津凪(しかづなぎ)。天才であり、幼馴染である。

 彼はそのままハヤブサの腕を掴み教室の外に出した。

 「てか俺今日日直じゃないけど。」

 「ああ知ってるよ。」

 「じゃあなんで。」

 「だって幼馴染だし、親友だし。お前を助けんのに理由がいるのか。」

 「・・・安心しろ。これは借りだ。一回お前には助けてもらったしな。」

 すると鹿津は袖をめくる。

 腕には大きな傷があった。

 「全く。これを見せるのは心が痛むよ。」

 「だったらわざわざ見せなくても。」

 「それじゃあ読者が反応しづらいじゃないか。」

 「読者ってここはマンガでも小説でもないのに何を言っているんだ。」

 「おっとどうやら作者が打ち間違えたみたいだ。」

 「いやだから作者ってなに。」

 「簡単だよ。俺がこの説明をテンプレート化させるにはこうするしかないのさ。まあメタだがな。」

 「はあ。」

 「何言ってんだ冗談だよ。ただの例さ。」

 「まあいいけど。」

 「それでさ。あの時の話を聞かせてくれよ。」

 「ああ昼休みな。あと・・」

 「あと・・?」

 「俺を連れ出した意味は。」

 「ああついでに自販機で飲み物一緒に買おうかなと。」 

 「・・・分かった付き合うよ。」

 「うぇーい。」

 二人は自販機で飲み物を買い、教室に戻った。

 色々聞かれたが全て鹿津に押し付けた。

 まあ何とかやってくれるだろ。

 



 「いやーまさか薔薇の伯爵は本当は寄生された植物人間だとは。あとまさか青メッシュの人が女性とは。一人めちゃくちゃがっかりしてたけど。」

 「ああ。それに先輩の話が出来るのは凪だけだよ。」

 「まあ俺は何でも知ってるからな。」

 「RE-45の1マガジンにおける最大銃弾数は。」

 「確か核マガ3で22だった。」

 「正解。」

 「・・であの先輩っていま世界中で追われてるんだろ。でもお前は味方をしている。」

 「ああそうだけど。」

 「冷静に考えたらさ。お前世界を敵に回してることになるぞ。」

 「まあ別にいいよ。」

 「俺はあの人を尊敬しているからこんなことが平気でできるんだ。」

 「うわーかっこいいけど。なんか死にそうだな。」

 「なに死にそうって。」

 「まあなんか硝煙のにおいがする感じなんだよな。」

 「硝煙?」

 「要は死亡フラグだ。」

 「うわ最悪だ。」

 「でも呼び出しくらうだろ校長先生に。」

 



 「なぜ君がここに来させられたかは知っているかな。」

 「いえ。」

 ハヤブサは校長に呼び出された。

 校長は立ちながら窓から映る夕焼け見ている。

 「君は秒針と協力しているね。」

 「何を言って。」

 「君には任務の初めからずっと通話のログを開いてたのだよ。」

 「はい。」

 「つまり君のことは全てお見通しということだ。」

 どうする。

 一応スペアの銃は持ってきている。

 スタンガンだがあの人を拘束するだけならできる。

 校長は振り向き、前髪をかきあげる。

 「反抗の意思を見せるならば殺すべきだ。さもなければ私が責任をもって処分しよう。」

 緊張感が走る。

 校長は戦闘態勢に入っている。

 むやみに撃てば反応して殺される。

 あまり聞いたことはないが、校長、いや社長は素手による戦闘が長けている。

 確か数メートル離れていても遠隔で殴れると。

 「どうした。もう十秒経ったぞ。戦闘の意思はないと判断していいんだな。」

 校長は構える。

 ハヤブサは迷う。

 いや凪はこう言ってたな。


 「宣戦布告しとけば何とかなるだろ。」

 「え。」

 「簡単な話。戦う覚悟が出来てると証明すれば相手も納得するだろ。まあ選手宣誓だ。」

 「そこからは。」

 「んー-。好きにしたら。」


 「俺は今から組織を裏切る。そして先輩に忠誠を誓う。これは世界に向けた果たし状だ。」

 「ああ別にやめなくてもいいよ。」

 ・・・・・・

 「はい?」

 「あれもしかして聞いてない?」

 「何がですか。」 

 「一応秒針の賞金首は廃止にしたんだ。」

 「・・・・」

 「まさかイマインドプレデターが加担してくると、私にも手は追えないからやめにしたんだ。」

 「・・・・えっとつまり。もうこの任務も終了してかつ処遇もどうなってもいいと。」

 「ああ別にいいよ。お疲れ。」

 「なんだよかった。」

 ハヤブサは腰が抜けて尻をついた。

 「あと、近々アメリカから大型新人が来るから。」

 「大型新人?」

 「ああ、お前と同期で秒針のファンだ。仲良くしてよ。」

 




 


 その一月後であろうか、俺は殺し屋による戦いに巻き込まれた。

 

次回ミリスパ編2章開幕

ストーリーのメンバーをどんどん紹介する予定です。

あと何回か誤字があるため後に修正しておきます。

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