似た者同士の一騎打ちを ( `ー´)ノ
最強の殺し屋引退した後ゲーム廃人になるらしいです50話突破しましたー。
いやー長かった。一年何か月かかかったよ。
ちなみに本編は50いってません。
番外編込みでの50話です。
これからも応援よろしくお願いします。
目指せ100話
櫻木は炎を纏いながら黒い薔薇をひたすら殴る。
一発一発が感じられる。
やはりこのほうが戦いやすい。
火炎耐性が消えるまで残り一分
それまでに何としても倒さなければならない。
黒薔薇は茨で刀を二本作る。
龍華 螺旋黒龍
刀が二本とも黒く光り、竜巻が纏っている。
黒薔薇が振りかざし、櫻木は避ける。
その後竜巻が発生し、黒い桜の花びらが出現し、上空に舞う。
その花びらは強く光りだすと、そこに黒い稲妻を走らせた。
「まさか、スキル使えるの。」
櫻木は黒雷を避け、盾を取りだし、投げつけた。
盾は薔薇の伯爵に触れた後粉々になる。
「隙を見せてくれてありがとう。」
櫻木は薔薇の花束むしり取り、そこから頭部に回転蹴りをくらわす。
黒い瘴気が炎の対応に遅れ、黒薔薇はダメージを受ける。
「貴様ーーー。」
むしり取った黒薔薇が突然爆発する。
すると右半分の炎が消えた。
櫻木はガソリン缶の中のガソリンをもう一度浴び、銃口の火花で発火させる。
スペクテイター
黒薔薇は姿を消し、櫻木の背後を取る。
櫻木は察知し後ろ回し蹴り。
変わり身の術
黒薔薇は丸太となる。
ライドスタンド
上空から車が現れ、地面に衝突。
そこから爆発が起こる。
櫻木は後退し、ハンドガンで二三発撃つ。
黒薔薇はバウンスを使い、銃弾を跳ね返す。
櫻木は避け、トランプを一枚投げる。
黒薔薇は避ける素振りを見せない。
するとそのトランプが閃光弾に変わる。
それを見た黒薔薇は慌てて閃光弾を壊した。
そしてその様子を櫻木は見落とさなかった。
「一応聞くけどその崩壊って限度があるよね。」
「・・・・・・」
「まっ、聞かないでおくよ。どの道勝つから。」
櫻木の勝利宣言を聞いた瞬間、黒薔薇は最強のスキルを発動する。
ディストラクション・デクレアラー
執行者のスキル
HP1以下 無装備 他スキルの発動十回以上及びクール時間10秒 回復アイテムなしという条件かつ発動まで20秒 そして効果範囲は5メートル
そして黒薔薇は発動条件を満たしなおかつ発動時間を大幅に短縮させている。
スキルの効果は100%相手のHPを0にする。
スキルの発動と同時に櫻木は効果範囲から逃れようとする。
しかしスキルはもう発動していた。
黒い闇が広がり、様々な処刑道具が櫻木を襲う。
その後アイアン・メイデンに閉ざさた。
この時、全てのプレイヤーは絶望した。
だが一部はそんなことを思ってもいなかった。
「わざわざそんな大技出したのに生き残ってたらちょっとショックだよね。」
黒薔薇は振り返ると炎が目の前に広がっていた。
後ろに立っていたのは櫻木だった。
「まあ半分失ったけどどうにかなったよ。あんたと同じように変わり身を使っただけだけど。」
櫻木はアイテムとなっている、身代わり人形を使った。
身代わり人形
HPを半分使い、一度だけ攻撃を無効化する。
そのためスキル使用時に身代わり人形を使い生き残ったのだ。
「それに俺は短期決戦じゃなく耐久戦をしてるんだ。だって残り数秒で大勢が切れるから。」
そう言い切ると、真上が閃光弾でいっぱいとなった。
黒薔薇は急いで茨でシェルターを作る。
この時櫻木はあるものを投げた。
それは爆発するのと同時に強い衝撃波を放つ。
そのため、茨は崩壊した。
「経験してるから分かっていたと思うけどそれ、ショックウェーブグレネードゴホ、ゴホ」
櫻木は耐性が切れ、炎によるダメージと呼吸困難に陥る。
閃光弾が光りだした後、黒薔薇の動きが止まる。
その状態から櫻木はコア部分をひたすら殴る。
コアの破壊、それが勝利となる。
黒薔薇は避けようにも櫻木の連撃と閃光による方向感覚の失いが相まって、動けなくなる。
ちょうどコアが見え始めたその時に炎が消えた。
全身を纏った炎が消えたのだ。
こいつ、瘴気の濃くしたのか。
炎が消えても崩壊によるHP減少が行われている。
その時、櫻木は黒薔薇の胸ぐらを掴んだ。
「どういう事だ。自殺行為だぞ。」
「違う、心中だよ。俺とお前の。」
すると櫻木は爆発した。
黒薔薇を巻き込んでの爆発。
それを見たプレイヤーは黒薔薇の死を願っていた。
だが黒薔薇は生き残った。
黒いコアがむき出しとなったがその周辺には櫻木の姿が見えなかった。
自爆による攻撃も虚しく散り、薔薇の伯爵も終了したと思われた。
「全くしつこかった。まあとはいえ、あいつを次の代へと・・・・。」
黒薔薇が歩き出しながら独り言をつぶやいていると、コアが何故か黒薔薇から離れていく。
黒薔薇は崩壊し、コアだけが浮いていた。
「まあ流石に飽きそうな展開だけど、しょうがない。さよなら。」
あるものがコアを手に取る。
コアは一つのナイフに切り裂かれ、破壊された。
観戦席では歓喜が起こっていた。
薔薇の伯爵は櫻木が倒した。
だが現場はそんな空気ではなかった。
コアを破壊した櫻木に向かってマインドは刀を振る。
櫻木は咄嗟に反応し避けた。
「なぜ生きている。」
「・・・・」
「おい、黙秘は少し悲しいぞ。なぜ生きている。」
「それはそのまんまお返しするよ薔薇の伯爵」
姿を見たとき、それはおかしさをかたどっていた。
両足は茨となり、刀も茨が纏っている。
「ああそうか。大脱出か。」
大脱出
ジョーカーを起点としたスキル。
周囲に大爆発を起こし、ジョーカーのもとにワープする。
そしてトランプ一枚につきHPが1回復する。
だがそのスキルは一回しか発動できない。
「なら今から倒してやるよ。」
櫻木はマシンガンでマインドを撃つ。
ダメージは0
全弾撃ち切ったのに無傷であった。
「当たり前だろ。ルール上味方の攻撃は受けなくなっている。」
「でもそれは同じじゃ。」
「いや、攻撃は敵への攻撃と変換される。」
マインドは刀を振り下ろす。
若干反応が遅れたが、ギリギリ躱す。
しかし、第二、第三の攻撃が迫り、櫻木の指が斬られる。
空岩流 天砕き
櫻木は天砕きをくらう。
ダメージはないが衝撃が体全体に走る。
空岩流 天砕き
そしてもう一発吹っ飛ばされながら、上から攻撃される。
防ごうと腕でガードするが、衝撃は防御しても貫通する。
地面に叩きつけられ、櫻木の体は動かなくなっていた。
「一応言うが、この戦いは誰も見てはいない。」
「は・・・どういう。」
刀を櫻木の喉元に当て、説明する。
「私は観戦モニターをジャックして、映らないようにしたのだ。それにまだ一分しかたってないんだ。歓喜はまだ冷めはしない。」
もう絶体絶命だ。
ここで動けば確定で死ぬ。
「それと質問の答えを返していなかったな。私が何故生きていたか。」
「それはな。寄生なんだよ。」
「きせい?」
「私は元人間だ。だがいつの間にか寄生されててね。それを利用してこのプレイヤーに寄生したのだよ。」
なるほど
だからあんなにも賞賛していたのか。
でも、残念ながら寄生できないな。
「先輩、逃げてください。」
声がした方向をマインドは向く。
全速力でハヤブサが近づいてきた。
「そうだまだいたのか。しかし無駄だよ。私は貴様らの攻撃なんて効きはしないから。」
「でも数秒はチャンスが生まれる。」
ハヤブサはスタングローブをつける。
マインドは刀を納刀の形に置いた。
空岩流 虚構の霹靂
スキルの発動数秒前、ハヤブサはマインドに触れた。
一秒のスタン・・・・は発動しなかった。
「言っただろ。仲間による攻撃は効かないと。それはスタンも同じだと。」
マインドが刀を抜く。
その時には二人の姿はなかった。
「確かに数秒のチャンスだったな。まさか残ってるとは思わなかったよ。」
「ええ、一応聞きました本人に。トラップは仲間でも効くって。」
モンスタートラップ デンジャラス
マインドは黒き怪物の一撃で死んだ。
腕が腹を貫通していた。
「私は・・・・わたしはー-------。」
[ボスバトル終了]
[勝者プレイヤー陣 カマボコ・ハヤブサ]
ガンフラ豆知識
執行者について
執行者はサブウェポンが斧、剣、銃と三種類ある。
またスキルは全て致命傷を与えるものではあるが、その分発動条件や時間そしてクールタイムも厳しいため、使う人はあまりいない。
50話いったから質問でも募集しようかな
もし気になる人は活動報告の方またはTwitterで詳細を書きます。




