1vs20でも余裕でしょ(・∀・)①
ゴールデンウィークが終わる。
APEXがシーズン9来た。
なんだかんだでプラマイゼロ
・・・・いやマイナスだよ。
赤青戦
簡単にいえば、20vs20のチームバトル
その中でも三つあって、
一つがカウンター戦
リスポもとい復活ありのゲームで、キルする事にポイントが得られ、制限時間内にその合計が相手チームより多かった方が勝利。
二つ目がフラッグ戦
制限時間内に相手の陣地にある旗を取れば、そのチームの勝利。
ちなみにリスポもある。
最後に、デスバトル戦
5試合連続、リスポなしで相手のチームを全滅させ、試合に勝った回数が相手チームより多かった方が勝利。
また、これら三つが引き分けとなった場合、さどんですとなり、キル数によって代表が決まり、その人たちのガチバトルとなる。
ん・・・。
なぜ知ってるかって。
俺がこの二ヶ月間何もやってないと思っていたのか、いや違うね。
この[ガンフラット・オンライン]についての情報は、ある程度頭に入れているのだ。
バトル限定だけど。
しかし、このゲーム、改めて見るとすごいなのだ。日本人ユーザーがどんどん増えていくし、最近のゲーム実況者のほとんどがこのゲームをやっている。
あの某動画サイトでも一位を取るほど人気なのだ。
まあ、全世界でも1億ごえだからな。
ちなみに、今赤青戦のルームに入り、待機している。
・・・これあれだな。
騙されたな。
簡単にいうと、いないのだ。
味方がいないのだ。
まあ、初心者狩りにあったわけだ。
相手は20人に対し、こっちは1人。
・・・・まあ、余裕でしょ。
うん余裕、余裕。
だって俺は[ミリオンスパイラル]で、アレやったからね。
1vs100で完全勝利。
100じゃないよ。
1の方だよ。
BOTじゃないよ。
なんかゴールドとかプラチナとかのチームだったよ。
だから、こんなの対戦練習にもなんねぇ。
ただのチュートリアルだよ。
ちなみに今回はカウンター戦。
リスポありの銃撃戦だ。
リアルはリスポなしだが、ゲームだからとことん殺せる。
別にサイコ野郎なんかじゃない。
ただの殺し屋・・・いや、元殺し屋の一つの感性だ。
一方相手チームは
「いやー今回も儲けれるな。」
「ほんとだね。」
待機中の時にヒソヒソと話し声がする。
「しかも相手の職業マジシャンなんだぜ。」
「うっわ、やば。完全に初心者じゃん。」
「まあこれこそ、アンバラとユリのおかげだな。」
一人の男が視線を向ける。
その視線の向こうには、この赤青戦に櫻木を誘った女性のユリと、もう1人奥のところでただただ座っている青年がいた。
「まぁーね。」
「でも、これで私たちのチームのレベルも上がるし、アンバラちゃんのらんくも上がるから、一石二鳥だよ。」
「・・・・・」
その青年は黙っていた。
口すら開かず、目も合わせず、ずっと下を向いている。
気味悪く感じるが、その青年はただただそうやっているだけだった。
[残り10秒で始まります。]
カウントダウンが始まる。
[9]
「まあコテンパンにして、相手の戦意を喪失させとくか。」
[8]
「こんなのただのレベリングですもん。ちゃっちゃと終わらせましょう。」
[7]
「とりあえず、ハックしときマース。」
[6]
「とりあえず、誰が先に行きます。」
[5]
「ボクやりたいなー。」
「オラもやりてー。」
[4]
「じゃあこの2人に決定で。」
[3]
「アンバラさんはどうするの。」
[2]
アンバラは、指でここにいると、サインする。
[1]
「了解。じゃあ始めましょう。」
[0]
[転送します。]
「おっ。転送された。」
転送された場所は、屋内であった。
ここはどうやらコンテナ庫らしい。
障害物となるところも多く、スナイパーにとっては最悪の場所である。
[3…2…1…]
[ゲームスタート]
早速ゲームがスタートした。
・・・・とりあえず歩きますか。
櫻木が右に行こうとする時、真横から弾丸が飛んできた。
・・・スキャンされてんのか。
そもそもこのスタート地点は目の前に壁がある。
スコープで見ようとしても見れないところだ。
しかし、今のは正確に狙って撃ったな。
櫻木はあることに気づく。
・・・監視カメラか。
確かハッカーのパッシブだよな。
サブウウェポンがパソコンとなり、ステージにある様々な機械を使うことが出来る。
だから、解ったのか。
仲間がその情報を知れたのも、ハッカーのスキルのおかげか。
ハッカーのスキルについてはあまり知らないが、多分厄介だな。
とりあえず監視カメラは壊させてもらう。
櫻木はハンドガンで監視カメラを撃ち、すぐさまダッシュで相手チームの方へめがけて走った。
走っている間にもスナイパーの攻撃は来るが、さすがはフルダイブ型だ。
銃弾も見切れる。
でもとりあえず、
「一人発見。」
相手の一人の姿を捉え、櫻木は相手の頭にバカスカと撃っている。
オーバーキルだ。
その後、後ろから物音がしたため、すぐさまハンドガンを手放し、相手が持っていたライフルを装備し、そのまま撃つ。
そして倒す。
「ふっ。ワンセコンド ダフルキル。」
「さて、スキャン野郎を殺しにいくか。」
櫻木は装備したライフルを捨て、ハンドガンをてにする。
そしてそのまま走っていった。
ちなみに相手の状況は。
「くっそ。全然当たらねぇ。」
「クソエイムすぎません。」
スナイパー二人がそんな雑談をしている。
「うるせぇな。でもなんかおかしいんだよ。」
「言い訳は聞きたくないですね。」
「いや、言い訳っぽいけどよー。」
「あいつ。初心者じゃなくね。」
「・・・・はぁ。(笑)そんなわけないじゃないですか。」
「いや、このゲームは多分そうなんだよ。」
「・・・・このゲームは?」
「どういう事ですか。」
「まあ、つまり・・・・別ゲーでめちゃくちゃ強いっていうやつ。」
「・・・・・どうなんでしょう。」
すると、突然なにかの通知が来た。
[カマボコkillマサト]
[カマボコkillハマチ]
「・・・・トンカチさん」
「それ、多分そうですよ。」
相手チームのスタート地点では、
「くっそやられた。」
「ボクもやられちゃった。」
「なんでやられるの。相手は初心者でしょ。」
ユリは怒るが、
「あれは初心者じゃないって。」
「ボクもそうおもう。」
「あの人ヤヒコさんの武器とってボク倒したもん。」
「オラもいつの間にかやられていた。」
「・・・・てことは。」
ユリは青ざめる。
ヤヒコはそんなユリを頷き、こう言った。
「今回の対戦。オラ達の完全敗北だ。」
場の空気が重くなる。
「俺がやるよ。」
誰が声を出す。
それは誰かは、チームのみんなは知っていた。
「アンバラちゃん。やるの。」
「当たり前だ。」
アンバラは立ち上がった。
「それに。あの人は俺と対等に勝負することができるね。」
ガンフラット・オンライン
豆知識
赤青戦について
赤青戦は三つあると書かれているが、その中で隠し要素があり、一人が最強キャラとなり、1vs20で戦うモードもある。
ちなみに櫻木のやつはそんなものとは関係ない。




