まさかのボス戦行かないという Σ(゜Д゜ υ) アリャ
ふふふふふふふ
なんとまさかの2日後の投稿という。
いやー、執筆作業が捗ってるねー。
まあ今月2月分の埋めるみたいな感じになってるけどね。
薔薇の伯爵
それは運営が最も対処することが困難となってしまったゲーム史上最も最強のコンピュータ。
特に奴はあらゆる攻撃の情報を網羅するため、全ての攻撃は躱される。
また攻撃も全てが一撃必殺となっており、更にそこからかかる時間も0に限りなく等しい。
その当初は誰も攻略することのできないボスとなっていたため運営は調整をしようとした。
しかしこの時にあるミスを起こしてしまう。
そう、このボスは運営による調整をはじき、運営のパソコンをクラッシュさせた。
その原因はハッキング防止のプログラムのレベルを入れ間違えたのだ。
例えばある対策プログラムA・Bがある。
Aのプログラムはレベルが1で、普通のコンピュータウイルスを防止するだけである。
しかしもう一つBはレベルが10でハッキングやマルウェア、更にトロイの木馬を防止するシステムがあり、Aと比べると安全性が増していることが分かる。
つまり運営がこのレベルの数字を打ち間違い、運営さえも敵に回すコンピュータとなった。
そして運営はこのプログラムを強制終了させるためにこのプログラムの停止条件であるボスを倒すこと。
しかし考えてみるとこれは不可能である。
なぜならこのボスの性能は攻撃力・スピードともに最大、相手の攻撃をほぼ確実に避けることが出来、チートでもそのチートコードを強制停止させる能力。
また最悪手段としてこのボスのデータを消そうとしてもこのボスに含まれたコンピュータは自動的にバックアップを取っており、そのデータ先を運営が見つけるのも至難の業である。
薔薇の伯爵戦闘開始から10分前
櫻木は久しぶりにガンフラを付けた。
見慣れた部屋に入るとそこには男三人(一人女性)がもうそこに居た。
櫻木は驚きはしなかったが、ログインミスなのだろうかと思いログアウトしようとするとハヤブサが止めた。
「先輩すいません。ゲームに入り前にここに居座らせてしまって。」
「いやさく、今のはログアウトしてそこから数秒後にまたログインするってやれば少し面白いと思ったんだが、はやがいきなり止めちゃうんだから。少し期待とは違った方向に行ってしまったよ。」
「とはいえアルター・・・いやなんて呼べばいいんだろうか、そのままカマボコって名前だしカマでいいかな。」
「あれリックってネーミングセンスないの(笑)。本当にそれでもゲーム開発者なのかな。」
「マインドくんに似た呼び掛けだったんだけど、もしかして自分がそんなにセンスないって自覚しているってことだよね。」
「別に僕からすればただの自虐ネタさ。それをわかっていないリックは結局のところブーメランだよね。」
「ああー-そんなんできれるなんて短気だよねー。」
「短気っていうより頭が切れるんだよネカマ腐女子。いや女子っていう年齢ではないか。」
「私はまだ二十代前半ですー。あと女性を年齢で判断するのは失礼ではありませんか。」
「でもネカマと腐女子を否定しないってことは自覚してるんですね。」
「まあ君みたいなニートにはわからないか。」
二人の口喧嘩はヒートアップし、そして沸点を超えた。
「へーそうなんだそうなんだ。じゃあ君の会社に爆弾でも投げようかな。もしくは株価を少しいじくって倒産させようかな。」
「じゃあ貴様のユーザーデーターを燃やす。今すぐにでもできるぞ。」
二人とも笑顔ではあるが内心狂うほど怒っている。
そもそもマオとマインドは元々違うゲームつながりであったものだ。
特に二人は性格もほとんど一緒だから犬猿の仲とまでは言わないが、むしろ仲は良いほうだ。
しかし、仲がいいとなると同時にあるきっかけで仲は一気に悪くなる。今のように。
ハヤブサは櫻木に近づき黒髪に青メッシュの男性を指さした。
「先輩、あの人って女性なんですか。」
どうやらハヤブサは今知ったらしい。
マオ・・・・今はリクリエーターという名前となっている。
もともとマオは本名であるが、その名前を使うのは運営による隠れプレイヤー。
簡単に言えば某動画共有サイトの公式と同じである。
つまり、ミリオンスパイラルはマオのゲーム会社のゲームで、そのゲーム以外ではリクリエーターという名前となっている。
そして彼女はミリスパでも男装しており、ここでも男装だなと思ったら見事に的中していた。
それにダンガンはマオと会うのはここじゃ初めてだからな。
櫻木は喧嘩している二人を止めるかのように、両手を強く叩いた。
そこからでた大きい音に二人は動きを止めた。
「はいはいはい。喧嘩はここまで。あと今回の件は俺がリーダーみたいなものだから勝手に騒がないように。」
櫻木は三人に向かって、今回の件についての詳細を話そうとしたが、
「君はそもそもリーダーの器じゃないだろ。」
「まずさくはリーダーじゃないだろ。どっちかというと四天王の三番目に強い奴のポジションだよ。」
と話を遮られた。
「うるせーよ。大体この話は俺が主軸なの、どう考えたって俺がリーダーなの。」
「だからリーダーシップのrも分からない奴にリーダーなんて務まるか。僕がリーダーになったほうがいいだろ。」
「そもそもマインド君がリーダーになったら完全に私たちを駒として扱うよ。どう考えても独裁王にならせるのはいら立ちが湧くから殺すよ。殺しに行くよ。だから常識人の私がなったほうが断然いいに・・・」
「いや常識人か。」
「そもそも常識人って言ったらはやの方がましじゃない。」
「てめーらそんなに不服なのか。私がリーダーになるのが。」
という風にハヤブサだけ置いていかれ、リーダー論争となった。
そして結果的にこう判断した。
「じゃあ投票で決めようか。」
「じゃあハヤブサくんはそのまま投票を数えて。私たちは目を閉じるから。」
「あと今回はさすがに自分以外に投票しろよ。結局終わらないから。」
三人は目を閉じハヤブサは次々に名前を呼んだ。
「先輩がいいと思う人」
「「「・・・・・・」」」
「リクリエーターさんがいいと思う人」
「「「・・・・・・」」」
「マインドさんがいいと思う人」
「「「・・・・・・」」」
「僕がいいと思う人」
全員手が上がった。
この時にハヤブサは大の大人三人に付き合わされ、しんどいと感じた。
そして不意に舌打ちをした。
その舌打ちを聞いた三人は背筋がぞっとする。
マオ
ゲーム製作者
趣味ゲーム全般(アナログゲームも可)
特技コントローラーを魔改造し、自動でゲームを進める機能をつけることが出来る。
好きなゲームほとんど
嫌いなゲームルーレット(単に運がない)
備考史上初のネカマヒロイン
制作裏話
実は元々マオというのは急遽思いついたもので、実際はリクリエーターというのをしてたのですがまさかの執筆中にそのことを忘れるという事がおきました。でもゲーム会社に勤めているというのは最初から決まっていたので、じゃあマオは自分の運営ゲームでリクリエーターはそれ以外という形となりました。




