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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ミリスパ 1章 プログラムサイン:ラプラス
26/204

top1の実力 (`-w-') フフフ

久しぶりの投稿です。

いやーちょっと本業のほうが忙しくなってきたのでうまく投稿できなかったです。

そういえばもうじきクリスマスなので、番外編でまた新しく作ろうと思います。

ちなみに実現できればの話ですが。

 この時に誰もが予想できない事態に陥った。

 ミリスパランク一位の彼(彼女)が負けたのだ。

 それはマオと櫻木以外、だれも考えられなかった。

 「おい、あの野郎まさかマオを倒したのか。」

 パンプキンは驚きながらそう言った。

 実際にマオが倒される姿は見ることがない。

 それは簡単な話、彼女は最強だからだ。

 パンプキンは幾度となくマオに挑んだことはあるが、戦績で言えば0勝69敗というような見るも無残な戦績である。

 彼が挑んでも倒せなかった人が倒されるとどう思うだろうか。

 もちろん最初は喜ぶ。

 クズみたいではあるが、倒されるところを見るのは負け続けている人からしたらなぜか自分と重なり、変に喜んでしまうのだ。

 だけどその後が精神的に来るのだ。

 櫻木はマオを倒した。

 この時に自身の実力が櫻木よりも下であることが明確になった。

 だからどうなるか。

 その反対である。

 パンプキンはああいっときながらも心の中ではマオに勝ってほしいと願っている。

 矛盾しているように思えるが、これが普通なのである。

 「それにしてもパンプキンさん。あれって何ですか。」

 ユウユウは質問した。

 「ブラックデーモン。」

 「ブラックデーモン?」

 「そういう名前だよ。」

 「いや、肝心のところが分かってないんですよ。何ですかブラックデーモンって。」

 「救援物資にたまに入ってる武器。剣に変形することができるサブマシンガンだよ、多分」

 たぶん…

 えっ、多分。

 ユウユウは心の中でそう思った。

 「俺も初めて見たんだよ、剣に変形するの。」

 「(それがし)は弐回目で候。」

 「そんなに珍しいんですね、やっぱ排出率が少ないのと、変形させるのが難しいから。」

 「まあ排出率はともかく、方法だけは簡単だぞ。り・・」

 「やっと終わったーーーーー。」

 ここでメイメイ参戦

 音声だけでも疲れた声をして、背筋を伸ばしているのが分かる。

 「お疲れー。」

 「・・・・」

 「・・・・」

 「二人は何か言えば、ユウユウはともかくアメイリさんも。」

 アメイリは珍しくため息をついた。

 「でっで、今どうなってるの。」

 「姉ちゃん、今アルターエゴさんがマオさんを倒したんですよ。」

 「えっ。」

 メイメイは驚いた。

 二分前に戻ってきた感じである。

 「嘘、マオさん倒したの。なにそれ驚いたんですけど。」

 「口調が変だげど。」

 「姉に向かって何たる発言。」

 「いつものことでしょ。」

 小さい姉弟喧嘩が始まる寸前までいくと、マオから音声が入ってきた。

 「おーい、そこの仲良し姉弟ほっといて始めてくれパンプキン。」

 「いや、次もアメイリさんが司会やるから。」

 パンプキンは自身の仕事をアメイリ に丸投げた。

 しかし彼は怒ったような感じではなかった。

 「それでは、いざ開戦。」

 「アメイリさん、せめてカウントダウンって、もう始まった。」

 パンプキンは画面を見ると、もう二人が戦い始めているのを見た。

 



 「とはいえアルターエゴくん。もう君は隠し玉がなくなったように見えるけど。」

 「マオさん、あなたも同じではないですか。」

 二人は戦場を駆け巡りながら、こう話していた。

 櫻木はソードモードのブラックデーモンを両手に持ち、マオから逃げている。

 一方のマオは重火器を背負いながら、櫻木を追う。

 両者ともに相手に背中を見せず、駆け回っている。

 この戦いで勝者が決まる。

 そのような緊張感迫る中、先に動いたのは櫻木だった。

 彼はマオに向かって左手に持った剣を投げた。

 剣は横回転しながら、きれいな弧を描き、マオに迫る。

 マオはそれをわかっていた。

 突然体を一回転させ、投げつけられた剣を背負っていたロケランで弾く。

 そしてそこから隠し持っていたエネルギー銃で連続射撃を行う。

 櫻木は銃を向けられると、即座に判断し、近くにあった物陰に身をひそめる。

 エネルギー弾による多段の攻撃を防いだが、隣で色のついた煙を見た。

 エアストライク

 櫻木はそれに気づき、咄嗟に出てしまった。

 マオは櫻木が招待を現したところにミサイルを撃ち込む。

 ミサイルは着弾し、黒い煙がたっている。

 「おーいアルターエゴくーん。生きてるんだろ。早く出てこいよー。」

 マオは空となったロケランを櫻木に投げた。

 それが櫻木がいた近くに転がる。

 そのロケランに足が乗っかる。

 「マオさん、そんな嘘に騙されるとは思いませんでした。」

 櫻木はエアストライクを手に持ったまま煙に中から現れた。

 左手は黒焦げになっていて、ほかは無傷という変わった状態であった。

 「ああ、それね。それは少し前のアップデートできた、フェイクボム。見ての通り偽物の爆弾さ。」

 「なんかついていくのがしんどくなります。そもそもそれって使えますか。見たところ弱そうですが。」

 「まあね、初心者からすれば案外使いにくいものではあるね。初心者は。」

 「だけどこれユウユウ君が一番喜んでたけどね。」

 櫻木はてきとうな会釈をする。

 「でも、これでなくても君は結果的にそうなっていた。分かるよね、君は。」

 櫻木はため息をつきながら後頭部を掻く。

 「ラプラスだろ。」

 「ピンポーン。正解。やっぱりよくわかってるね。」

 ラプラスはつのドリルをもった水タイプのかわいいモンスターではなく、計算された未来のことである。

 ラプラスの悪魔

 ある瞬間におけるすべての原子の位置と運動量を知り得る存在がいると仮定すると、物理法則にしたがって、その後の状態をすべて計算し、未来を完全に予測することができる(goo辞書 引用)

 簡単に言えば、あの物事はすべて計算された行動だった。

 櫻木が一試合目に行っていたのも、ラプラスである。

 もちろん俺は元殺し屋、そのような技術はもともとある。

 だが、トップランカーはシステムを用いて行うことが可能。

 プロともなれば、無意識に行っているものである。

 そしてマオは恐らくこのゲームにおいてありとあらゆる未来も観ることが出来る。

 このような状況の中、櫻木はマオを観察した。

 

 

 

昔の姉弟喧嘩の話

「●●●●●(ユウユウの本名)、お姉ちゃんに何も尊敬しないの。」

「しないよ、だってお姉ちゃんダメダメだもん。」

「なにがダメダメよ、そういうんだったら何か根拠を示しなさい。」

「まず成績は下から数えたほうが早いし、運動はそこそこできるけど部活だといつも補欠だし、家事もできないし、部屋はキレイだけどこの前母さんが掃除しているときに変なもの見つかったし、あと(放送禁止用語)とか(やばいもの)とかあとほかにも」

「ごめんなさい、ダメダメなお姉ちゃんで、これからは気を付けるよ」

 

圧倒的にユウユウが勝つ

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