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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ミリスパ 1章 プログラムサイン:ラプラス
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あれは誰っだ、誰っだ、誰っだ。俺は誰っだデーーーモーン、デーーーモーン((┌(。△。)┐))ワッハッハ

そういえば、前回いつ投稿したっけ。

1週間前だよね。

さすがに1週間前でしょ(圧)

 「でも、どうして君は生きているの。」

 マオは櫻木の腕を見た。

 「ふっ、いやー感心したよ。」

 そう言いながら彼(彼女)は手を叩く。

 規則的に叩かれた手拍子は感心を表していた。

 「まさか着弾時に自身の武器と左手を犠牲にするなんてね。だけど、2回も煙幕を使うなんてあまりにも腹立たしいと思うよ。」

 マオは1回戦で櫻木に使われた煙幕を少し根に持っていた。

 それを2度同じように使われ、怒らないことはないのだ。

 「でもね、だからこそ僕君ちゃんさまは君に敬意を表し、ギットギトにしてやるよ。」

 「ギッタギタでしょそこは、油まみれになるわ。」

 「いやそれも含めてだけど。」

 マオは櫻木に赤いタンクを投げた。

 チャプチャプと音が鳴っていたので、櫻木はそれがなにか瞬時に分かった。

 そして、その赤いものを真上へと蹴り、その体勢で銃弾を放つ。

 マオもこのことを分かっていたのか、エネルギー弾で相殺し、櫻木に突っ込んだ。

 両者お互いの銃をナイフのように使い、攻撃を防いでいる。

 「やっぱこう来ると思ってたでしょ。」

 「そりゃそうですよ、急にガソリン投げられるんだから、防がないといけないし。」

 「流石だね、アルターエゴくん。でも、サブマシンガンで止めようとするなんて浅はかだね。」

 マオは力を上へと加え、サブマシンガンの位置をずらす。

 そこから櫻木の腕を掴み、エネルギー弾を喉へと撃ち込んだ。

 エネルギー弾は喉を貫き、櫻木は前に倒れ込んだ。

 「第2ラウンドマオの勝利」

 パンプキンがミュートを切り、試合の勝敗を報告する。

 「とはいえ、アルターエゴも惜しかったな。あと少しで倒せたのに。」

 「それは私の実力が彼と互角ということかい。」

 「滅相もねえーよ。」

 威圧的なマオの言動に対し、パンプキンはため息まじりの一言で返した。

 「そんじゃあ俺切るから、準備できたら言ってくれよ。」

 「へぇー準備かー。だったらもうできてるよ。彼次第でね。」

 櫻木はリスポーンし、両手を強く叩いた。

 「どうやらアルターエゴさんは、本気になりましたね。」

 ユウユウは櫻木の様子を見て、パンプキンにこう言った。

 「あー、一種のルーティンってやつ。あんなの本当にあったんだね。」

 「というか、ユウユウ。お前なんで知ってんだ。」

 「なんでって、それは経験が語りますから。」

 「ユウユウ殿は先前にかの異自己者に惜敗したからな。」

 「あと2回勝てば良かったんですよ。」

 「で、その時にあの姿を見たからそう認識したのか。」

 「はい、あそこから戦況は一気に変わりました。」

 「じゃああれは本気でやるというサインなのか。」

 パンプキンはそう考え込むが。

 「いやただのシステムバグだろ。」

 マオはこう発言した。

 そう、実はそうなのであった。

 櫻木は爆破により左腕が破壊された。

 というか、久しぶりのミリスパで操作狂いが発生していた。

 確か前にもあったな。

 着地する時に手を付いた時に、そこから上手く握れなくなっていた。

 で、手を強く叩いたらなんか直った。

 昭和のテレビの直し方かと思われるが、VR空間だからリアルの痛覚は受けないようになっているし、直ったからいいかと思っている。

 「いやシステムバグでは無いでしょ、ここでもあまり起きませんし。」

 「いやいや、実際あるぞ。現に私もミリスパ前のバトロワをやっていたが、それと操作が少し違っていたからシステムバグも起こしていたんだよ。」

 「もはや機械音痴にしか聞こえないぞ。」

 「パンプキン、私もそう思ったさ。」

 「でもアルターエゴさんはそんなことじゃありませんよ。ねっ、アルターエゴさん。」

 「ああそうだ、あれは俺が生みだした一種のルーティンだからな。」

 櫻木は嘘をついた。

 マオがもう発言してしまったがために自分の口からそう出なかった。

 「いやー手を叩くとあれだからな、色々とリセットできるんだ。」

 「おいさっきからテンション違くないか。」

 マオにこう言われたが、櫻木は無視した。

 そして、そのままの勢いで「早くやろうぜ」とパンプキンに頼んだ。

 パンプキンも櫻木の必死さが伝わったので、仕方なく、試合の開始合図をした。

 現在の戦況はマオが1歩リード。

 現状では櫻木がピンチを迎えている。

 でもマオはわかっていなかった。

 いや、気づきもしなかったのだろう。

 櫻木はサブマシンガンを両手で構える。

 マオは櫻木を見て、少し警戒した。

 いや、警戒というよりかはまるでここでいいと思っているようだ。

 「そういえば、バーサーカーの能力を知ってる。」

 マオは櫻木に聞いてきた。

 「いや・・・・知りませんけど。」

 「まあ簡単にいえば、弾薬が少し特殊になっているんだよ。」

 マオはロケランを櫻木に向けて発射する。

 するとそこからミサイルの弾が分割され、小型ミサイルとなった。

 そしてマオはそこからエネルギー弾を追加で放つ。

 その弾はミサイルの間を縫って飛んでくる。 

 マオの正確な攻撃を見て、櫻木は自然に笑みがこぼれた。

 知らないものであった。

 だけどそれは相手も同じであった。

 櫻木はその弾幕に突っ込んでいく。

 なんとも無様な特攻と思われる姿であった。

 だけどマオは背中の筋が少し凍った。

 マオは警戒し、空爆要請を行う。

 櫻木はその弾幕にグレネードをそのまま投げる。

 グレネードはそのままミサイルに当たり、そこから連鎖爆発のように弾幕の全てが煙となった。

 マオは目の前が煙だらけとなったので、すかさず身構えた。

 だけど櫻木はもう後ろにたっていた。

 「あは、そうか。やはり君はまだ本気すら出していなかったんだね。」

 櫻木の手には短刀があった。

 無数の斬撃がマオの体につけられ、マオはそのまま倒れ込んだ。

 ブラックデーモンの武器能力

 この武器はほかとは違い、短刀に変わることが出来る。

 「じゃあさ、僕君様ちゃんも本気だそうかな。」

 マオはそう言って塵となった。

 


ユ:「ちょっとあれはシステムバグじゃなかったでしょ。」

パ:「はいはいそうだね。(棒)」

ユ:「でもあんなので直ったら昭和かと思いますよね。」

パ:「ブラウン管テレビっぽいからか。」


この後しばらく雑談が続いたが、1番言えることはアメイリが会話に入れなかったことであった。

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