E(エッ) 謎めきから始まる鬼畜前線 (・∀・)ハイ?
2週間遅れの投稿です。
あと1週間前は誕生日でした。
なら1週間前に出せばいいのではと思う人もいるでしょう。
なんででしょうね?
一回戦は両者ともに相打ちという形となった。
「これは少々難儀だな。」
パンプキンはそう考えた。
簡単な話、孤高の存在であるマオがやられたのだ。
マオがやられることはそうそうない。
BPさんがたとえ本気を出しても勝率は半分もいかないだろう。
VRでのFPSは感覚が違う。
操作の感覚はコントローラーよりも繊細であるがゆえ、脳による想像がゲームに反映される。
そしてイメージが出来なければ行動そのものがキャンセルされる。
だからほとんどのプレイヤーは少しだけ止まることが多いのだ。
でも、アルターエゴは違う。
その動きは洗礼されていて、なおかつ繊細な行動が可能だ。
それに、あいつはランク戦を行わない。
もしかしたらあのマオを倒すのかもしれない。
「あのーパンプキンさん。」
「なんだ、ユウユウ。」
「通話からめちゃくちゃ言われてますけど。」
パンプキンは通話をミュートにしっぱなしであった。
「パンプキン。これどっちが勝ったの。」
マオからの通知が大音量+エコー付きで飛んできた。
パンプキンはすぐにミュートを解除して、結果を伝えた。
「おいおいおいおい、嘘をつくなよ。わた・・僕俺くんちゃんさん様は負けてないぞ。」
「おい一人称どうにかしろ。」
「マオさん、そんなトッピングアイスの感じで言われても訳が分からないんですよ。」
「いや・・これで一個なんだよね。」
マオは照れながらそう言った。
「でもあれよりもひどすぎませんか、僕様ちゃんの方がまだましかと思いますが。」
「ああークビキ●サイクルの。」
「そうクビ●リサイクルのやつ。」
「おいその西尾●新の作品のやつを語るのをやめろよ。一部しかわからないだろ。」
パンプキンは二人の会話をツッこんだ。
「とにかく話戻すけど、キルログ見ても同じだったんだよ。」
「そんなのわかってるから早く始めろよポンコツ。」
櫻木は小さくつぶやいた。
「お前いい加減にしろよ。始めたらいいんだろ始めたら。」
どうやら聞こえていたようだ。
「カボチャかぶったやつが偉そうにしてんじゃねーよ。」
マオからの追撃
「俺はジャック・オー・ランタンじゃないわ。あと一応審判だから俺。」
「冥界の放浪者よ。少々気が高ぶっていないか。」
「なんでそこから食いついていくんだよアメイリさん。俺なんかしましたか。完全に四面楚歌ですが。」
「えっ、これ僕もやらないといけないですか。」
「「「「いやもういい」」」」」
一同声をそろえてそう言った。
なんだろう、急に疲れが出てきてきた。
変なやり取りでパンプキンは少し放心状態となった。
「それでは西欧瓜へと変わり、それがしが審判を務めるで候。」
「なんかアメイリさんが仕切るともう戦乱に近いんだよなー。というかメイメイはどこに行ったんだ。」
「姉ちゃんなら急いで課題やっていますよ。」
「やっとなのか。」
「いやバタバタしてるし。」
「そういえば同じところに住んでいるのか。」
「そうですよ、だって一人暮らしのひの字もわかっていないんですよ。」
ユウユウは断言した。
そこで自信満々に答えてもただ身内が傷つくだけである。
「それでは、行くぞ。」
両者は構える。
「参・・弐・・・壱・・・開始。」
アメイリの合図と共に二人はまず銃を構え、そのままお互いを見つめあった。
「アルターエゴくん。さっきみたいに仕掛けてこないの。」
マオは櫻木に問いかける。
「いえ、そんなことをするのであれば対策されてますしね。」
「やっぱそう思うんだ。」
「それが普通なんですよ。」
「それじゃあ僕俺くんさんちゃん様からいかしてもらうよ。」
するとマオはいきなりロケランを櫻木に向けて放り投げた。
「アルターエゴくん。君はエネルギー弾が何でできているか知っているかい。」
櫻木は即座に気付き、後方に飛ぶ。
武器のほとんどは金属でできている。
さらにエネルギー弾は電気によるもの。
つまりそこから出されるのはロケランによる放電・・・・・じゃない。
電気の熱による大爆発だ。
ロケランの弾はミサイルである。
ミサイルの側は金属製。
金属は導体の一種であるため、電気を通す。
そして、火薬に電気を通すと爆発する。
爆発+放電の合わせ技なのだ。
「アルターエゴくん。そう来ると思ったよ。」
マオはそういいながら何かを投げた。
櫻木はその時に気づく。
投げつけられたのは、ロケランの弾であった。
櫻木は彼女の言動に騙されたのだ。
「ただで死ぬかよ。」
櫻木は両手に持ったサブマシンガンでマオを打った。
「それは無駄だよ。」
マオはその銃弾のほとんどを弾き飛ばした。
そして大爆発が起こる。
「残念ながら、君の負けだね。アルターエゴくん。」
マオはエネルギー銃を下した。
「おいアメイリくん。もう試合は終わったよ。」
マオは通話に語りかける。
「マオさん、あんたの負けだよ。」
マオは驚いた。
それもそうであった。
なぜならたった今マオのHPは1になったから。
すると目の前から銃弾が飛んできた。
マオは全弾避ける。
そのあとに櫻木が姿を現した。
「アルターエゴくん。なぜ生きているんだ。」
「そのセリフは地味に聞き飽きてるんだけど。」
「いや、逆に生きていないと困るんだよ。だって世界初の快感だから。」
「ガチ勢こわ。」
「ガチ勢で結構、実際自作ゲームもあるし。」
「そっちのガチ勢か。」
「さあ、始めようよ、本当の第2ラウンドを。」
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「そういえば姉ちゃん営利目的でゲーム始めたの知ってましたか。」
「知らなかったな。」




