設定 処女作11分 \_へ(´-`;)カタカタ
なんか3月にいつの間にかなってた。あれ?
櫻木は奥まで吹っ飛ぶのを確認し、アクセルロードはカカシ12の所まで進行する。
あの人。間一髪で持ってたコインを爆発させた。自爆かと思っていたけど、実際は迫ってくる爆破を相殺するためにあえてやったもの。本当に危機一髪だ。
だが櫻木は自身の爆破でアクセルロードの炎を何とか軽減させたものの、実際はかなりの深手を負う羽目になった。
アクセルロードは櫻木の生存を知っている。
しかし動かない状態のやつをわざわざ見なくともいいと悟り、カカシ12をターゲットに変更した。
当然カカシ12もアクセルロードが来ることは分かっている。それゆえのカウンター姿勢。
尺刃でアクセルロードの距離を確認しつつ、シャベルを構えている。
すると目の前で爆発が引き起こされた。
まさか、目くらまし。
カカシ12はシャベルで煙を払い、視野を確保する。
アクセルロードは恐らく突っ込んでくる。その瞬間を狙う。
カカシ12の目論み通りアクセルロードは煙から現れる。
当然シャベルはアクセルロードの間近まで持ってきている。
カカシ12はシャベルでアクセルロードを突き刺しに行くが、その攻撃をアクセルロードは弾いた。
こいつ。まだ射程距離に入ってすらいない。攻撃と見せかけて防御をしたのか。いや、すぐに切り替えたに違いない。
獅同喧嘩 猫脚
カカシ12はシャベルの攻撃の後、前足を踏み込む瞬間、かかとをすぐに離し前へと跳躍する。
かかとに来る衝撃をつま先に流し込み、その衝撃は地を蹴る力へと転換される。
アクセルロードの面に跳び膝蹴りをくらわし、シャベルを喉に突き刺す。
「スロー」
アクセルロードはゆっくりと動き、最小限の動作でシャベルを避ける。
地面に突き刺さったシャベルを使い、カカシ12はアクセルロードから離れる。
アクセルロードのHPはもう残りわずか。減少している。減り具合から見て後2分ぐらいで倒せる。
だがおかしいのはあいつから焦りが何も無い。
まるでまだ何か隠し持っている感じだ。
「クイック」
アクセルロードのパンチが飛んでくる。
カカシ12は何とかシャベルでガード。しかし追撃で飛んでくる爆炎がシャベルに直撃した。
くそ。こいつ真っ先に武器狙ってきたな。
耐久値もほとんどない。てかあと1発で壊れる。
すると連撃が飛んでくる。
カカシ12は後ろへと下がりながらアクセルロードの攻撃を避けている。
ガードという手もあるが、アクセルロードの拳は直撃した瞬間に爆ぜる。防御しても発生する爆発で終わる危険性が極めて高いのだ。
「スロー」
ここに来て動作がゆっくりになり、カカシ12は一瞬硬直する。
「クイック」
そして急激にスピードが変化した。
この緩急差、かなり面倒だ。
カカシ12はとっさに遠くへと逃げる。しかしそれは大きな間違いである。
アクセルロードはスピードに特化したボスである。
遠くへと離れたが故か、高速でアクセルロードのパンチが飛んでくる。
カカシ12は着地に失敗する。足が滑り体が横へと倒れる。
それは偶然の産物か、アクセルロードのパンチは空を切り前方一直線に爆発が引き起こされた。
「ぎりぎりで避けるか。」
そしてカカシ12は転がり、立ち上がる。
だがすぐには突っ込まず、様子を見ている。
どうせここから何か来るんだろ。
アクセルロードは焦りを感じたのかカカシ12に向かっていく。残り時間は一分を切っている。
超えればアクセルロードの体力は0となる。
カカシ12はシャベルを投げた。
アクセルロードは爆炎でシャベルを破壊する。
だがその時アクセルロードは櫻木が動くのを確認する。
もう起き上がるか。
カカシ12は拳で攻撃するが、アクセルロードは煙の中から現れるカカシ12の攻撃を避ける。
わかってる。どうせ避ける。でもそっちも限界なんだろ。
この時アクセルロードの片側のエンジンは機能を失った。
まさか、いや気づかない。
アクセルロード【フレイムアウト】は自身のエンジンを最大限に引き出す。引き出すことにより延焼と爆破を帯びている。だがそれでも限界までエンジンを酷使するという状況。
アクセルロードの体力よりも前にエンジンは壊れ、機動力は失われた。
止まった。今だ。
体力がない今、一発でも当てれば俺の勝ちだ。
エンジンはもう機能しないのか。いや、まだ意識がある。アクセルロードは機械の王のような存在だ。意識があるということは理性が存在する。機械、自動車や二輪車ではエンジンが主力とすれば、それを無意識で酷使するまで使った。機械の本能は熱だ。なら理性は対極として存在する冷却。冷却システムがあるならそれを最大限まで使用すればいい。
アクセルロードはただこの場で止まっている。だがそこから漏れ出す霧はカカシ12の攻撃を止める。
カカシ12はその違和感に気づき止まってしまった。それにより、彼の攻撃のチャンスは砂のように一瞬で消えてしまう。
「遅かった。」
そう言いながらカカシ12はアクセルロードから逃げる。
カカシ12の後ろに巨大な氷山が生成され、そこから大きなひびが形成され氷山は砕け散る。
「ああやっちまったな。というか勝てねえよな。」
氷山のかけらは氷柱となり上空から降り注ぐ。
カカシ12の前には大きな円状の氷上とその真ん中に立つ者がいる。
炎は氷に変化し、ひびを離れないように修復しているようにも見える。
そしてタイヤは氷、スケート靴のような形へと変えていた。
アクセルロード【フロストローク】
体力は半分まで回復している。
ガンフラ豆知識
アクセルロード【フロストローク】について
アクセルロード【フレイムアウト】状態で体力が1割以下かつエンジン部分が損傷していた場合に形態変化することができる。フレイムアウト状態とは違い、熱による爆発ではなく氷を操り攻撃するという遠距離タイプに変化。しかしエンジンが凍っているため移動能力は消えている。




