せかせかせかせかせかせかせかせかせかせか εε=(((((ノ・ω・)ノ
最近この後のストーリーを面白くできたらいいなという不安と期待が強襲している。
という感じがしている。多分
カカシ12の獅同喧嘩は自身のスタミナを大幅に削ってからが本番となる。
その戦闘方法は超近距離戦法であるが、その威力を高めるために様々な縛りを彼は自身に課している。
まず初めにスタミナ切れという極限状態に陥ること。スタミナ切れという状態ではなく、スタミナ回復を優先にさせる状況を作り上げること。
回復状態はある種の渇望状態である。休息という欲望を転じ、闘争という欲望にシフトチェンジさせる。
当然スタミナ切れであるから先程よりもステータスは格段に下がる。
だがそれは弱くなるという訳では無い。
一瞬の動作のキレが上がりむしろ体全体の動きが最適化される。
そしてそれと同時にカカシ12は黒色化に入る。
思考と行動の無駄を省き、より戦闘技能が洗練されていく。
そしてもう正体を隠すという思考も捨てている。というかこの場にいる2人にもなんやかんやバレかけている。
もう知ったこっちゃないと思っている。
獅同喧嘩
爪
カカシ12は大きな音をたててアクセルロードに近づき、足を大きく広げ横蹴りでアクセルロードの頭を狙う。
しかしその攻撃は数センチ足らず、アクセルロードは足を掴みそのまま勢いよく体を1周させ地面に叩きつける。
ダメージはなし。
なるほどな。叩きつけられる前に背中を地面に強く叩き、その反動で起き上がろうとしたか。
上手くいったと思ったが、まだ甘かったか。
アクセルロードは手を離し、後退する。
「まさか今腕を破壊するつもりだったか。面白いことを考えるな。」
足を大きく揺らし、関節部分がいかれるところだった。
こいつ。蹴り入れる瞬間ちょっとだけ下がったな。
でも2度は通じない。
カカシ12は尺刃を展開させる。
その時アクセルロードは後ろからの強襲を片手で防ぐ。
「見えているぞ。」
「だと思ったよ。」
櫻木は死角から槍を出現させ、持ち手先がアクセルロードに当たる。
それによりアクセルロードは不意に距離を離される。
この瞬間櫻木の最速の攻撃が準備される。
射程距離確保。
させません。
すると櫻木の視界にノイズが走る。テレビの接続不良によって生じる一時的な砂嵐のように。
その視界の先には自身の姿が見えていた。槍を構える自身の姿が。
動きが止まり櫻木はとっさに防御姿勢に切り替えた途端、爆発のような衝撃が櫻木を襲う。
アクセルロードは拳を爆ぜさせて、櫻木に攻撃する。
槍を盾のように扱い、アクセルロードの攻撃を軽減させるが、それと同時に槍が破壊される。
櫻木は後退しながらアクセルロードとの距離を離す。
そしてアクセルロードのタイヤが爆発した。
な。まさか攻撃を防ぐのと同時にコインをタイヤに投げたのか。
ちょっと待て、今の視点なんだ。
明らかに自分じゃない視点、いや今のあいつの視点じゃなかったのか。
こいつ前に相手の視点を知るという機能を持っていることは分かってはいたが、まさかプレイヤーの視点を強制的に切り替えることができるというのか。
明らかにくそボス感が半端なくなったぞ。sekiroの火牛と同じ扱いだぞ。
だがコインであいつの機動力は落としたはずだ。加速は機能してもそれを使用する回数はさらに減少する。
「ああ面倒だ。だがカカシ12。彼によって新しい戦闘方法を思いついた。」
アクセルロードは笑うが、実際やつのHPは現在も減り続けている。攻撃を加えずとも着実に減っていく状態で考えると俺たちは残り2分ほど逃げ回ればいい。
だがそれはそれでいいが、そんなので終わるやつではないことは重々承知だ。
櫻木はトランプを確認する。残っているカードは5枚。J、Qはともに1枚。そしてKは0枚。J,Q,Kの発動は最低でも2回。
とりあえず準備はできたが、問題はそれがきちんと作動するのか。そして効果があるのか。
そう考えていると、アクセルロードは指を動かす。
「クイック」
炎をまといながら拳が飛んでくる。
櫻木はそれを即座に避けるが続く二連、三連撃が加速するように打ち込まれる。タイヤが高速で回転しながら移動しており、櫻木は攻め込まれずにいる。
後ろからカカシ12が蹴りを行うがアクセルロードは片腕で受け止め、蹴りを弾く。
その後周囲に炎が出現し、両方のプレイヤーを追いかける。
ここにきて遠距離手段。
櫻木は一枚をコインに変化させ、追尾する炎に当てる。
コインは炎と衝突した瞬間に爆発する。だが、炎はまっすぐ飛んでくる。
しかしその時見慣れたシャベルが炎を弾き、櫻木はとっさにガードをするがもう遅かった。
あれはカカシ12の視点。
爆発で炎はすでに消えていたが、その爆発が生じると同時にアクセルロードは櫻木の視点とカカシ12の視点を変えていた。
しかしカカシ12は尺刃によって炎の距離を把握していたが、櫻木は気づけずにいた。
アクセルロードは攻撃をするが、櫻木はその刹那にカウンターを決める。
それと同時に黒煙がまかれ、櫻木は逃げる。だがその時すでに櫻木の腹部には炎が直撃していた。
炎はそのまま小規模な爆発を引き起こし、黒煙もそれと同様に激しく爆発する。
ガンフラ豆知識
アクセルロードの煙について
アクセルロードの煙はニトロガスをまとった可燃性の煙であり、アクセルロードが炎を生じさせたときに煙はガス爆発を起こす。また、追尾する炎は見えないガスがプレイヤーを追うように生じているため、追尾するように見える。いわば見えない導火線を巻き付けて攻撃しているということである。




