後輩との結び \(^o^)/
いやー。ネット小説大賞見事に落ちました。
やはり実力不足もあるからだとおもいます。
また、次回は番外編で櫻木優斗についての物語を書きます。
シリアスではなく、単に日常生活の1部を書く感じです。
まあ、例えればモーニングルーティンみたいな感じです。
[試合終了 5:4 勝者カマボコ]
ついにタイマン戦が終わった。
ガンフラで苦戦を強いられたのは初めてであった。
今回の試合でわかったことは、どうやら俺は1回ここで負けると殺し屋として再び活動しないといけない。
俺のニート生活が危うく滅ぶところであった。
めちゃくちゃ点数僅差だったし。
「カマボコさん。」
「なんだいダンガン。」
「一応ゲーム内なんで個人情報を漏洩させないでください。」
「了解了解。で、なんのよう。」
ハヤブサは櫻木の持つ剣について教えてもらった。
「この剣か、これはな俺の最後のスキルJ.Q.Kから出たもの。」
J.Q.K
Jはジャック、Qはクイーン、Kはキング
トランプの中でも唯一絵柄がついたかーどである。
この能力はその絵柄のカードから武器を出すというものである。
「俺のスキルで、武器を出した。Jは槍 Qは斧 Kは剣となっている。」
「だからあの時に持っていたのはKだったわけだ。それに、これは条件がおかしいんだ。」
「条件?」
「これは、自身のメインウェポンが装備されてない時に発動する。つまり、先に装備を捨てなければならない。」
「でも、それは普通じゃないんですか。」
「これはあくまで前提条件だ、その後が厄介でな。」
「このスキルが1分経過した後、解除され、自身のメイン・サブはどちらも装備できない。」
FPSは武器を装備しなければ圧倒的に不利となる。
バトロワでは拳にはダメージ判定があるが、一方で最初から装備されている状態では拳にダメージ判定がなくなる。
つまり、一か八かの一手だったわけだ。
「というか僕の負けでしたね。まさかあなたが本気だすなんて思ってませんでした。」
「あいつら俺が引退したから能力が劣ってると思ったのか。甚だしいな。」
「甚だしいってあまり聞かないですね。」
ハヤブサは笑った。
そして、「先輩、僕はこの任務を放棄します。」と堂々と櫻木に向かって言った。
「お前正気か。」
「正式にはあったけどボコボコにされたって言っときます。まあそれなりの覚悟はしてますがね。」
「でもペナルティーとして任務に使った道具等は自費で負担されるがな。」
・・・・・
「どういうことですか。」
「あれ、もしかして聞いてない?」
櫻木はハヤブサにペナルティーについて教えた。
ペナルティー
・任務を放棄及び辞退した場合、自費で道具等の金額は給料から引かれる
・相手を殺し損ねた場合10日以内に殺さなければ1ヶ月の職業停止及び給料を減給する
・任務相手を間違えた場合とりあえず拷問部屋行き
・労基に訴えた場合即処刑
・残業が3時間以上になれば即帰宅
・有給は年に40日、1年間に41日以上もしくは40日未満であれば来年には有給制度を剥奪する。
・情報漏洩は処罰に値する。
「まず基礎がこのぐらいで、その他細かいものとか含めてだいたい450くらいかな。」
「よんひゃくごじゅう!そんなにあるんですか。」
「まあ、お前は初めてだから第1条53番の最初にやらかした人は無償にし、再度行えばその際の賠償金は3倍となる。」
「なんで3倍。釣り合ってないけど。」
「もう事務所は完全に賠償金の詳細なんかが面倒臭いからサイコロで決めたら3出たからじゃあそうしようって思ったの。」
「下手したら6倍なってたってことですか。」
「いやそうじゃなくて、100面サイコロの方だから。」
「じゃあ百倍だったかもしれないってことですか。」
「でも良かったな。今回は無償ということで。」
「じゃあ俺はもう出るから。」
櫻木は、[ロビーに戻りますか]と表示されたウィンドウを開き、[はい]と押そうとする。
それを見たハヤブサは「ちょっと待って。」と櫻木を立ち止まらせる。
「俺から提案があります。いいですか。」
櫻木はハヤブサの方へ姿勢を向ける。
「それはなんなんだ。」
ハヤブサの提案は、自らを内通者として活動することであった。
任務を続行していると嘘をつき、その際に事務所の現状を知らせるというもの。
ペナルティー覚悟の提案であった。
「了解。でもこんなシリアスな感じだけどさ、結局今までみたいにやればいいんじゃね。」
「・・・・そうですね。」
「とりあえず、フレンドにならないか。」
「では、よろしくお願いします。」
櫻木はハヤブサとフレンド登録した。
タイマン終了後
「ああー。疲れた。」
櫻木はVRゴーグルを外し、ベットに寝転がる。
そのままタブレットを手に持ち、検索していた。
「最近はガンフラがトレンドに入ってるな。でも、それ以上に気になるのはこれだな。」
櫻木はガンフラのホームページにアクセスする。
基本英語ばかりの文だが、櫻木にかかれば余裕なのである。
「そうこれだこれ。」
「ボス戦、運営紹介の1つ。」
「実装しているが、未だに実験段階にあるボス。」
「なんだこれ。まるで運営が対処することさえできないものなのか。」
「これはあいつの力を使えざるおえないな。」
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