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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ミリスパ 3章 こんにちは人間でないです。
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6面体の檻と狩 ( ´゜д゜`)ガチャー

ここから先かなり難度が高いキャラを作りだす予定です。

今考えたら難しくない。人っぽい人工知能のキャラって。感情とかないけど、合理性がかなり高いかつ自動学習つきとか。どうやって作ればいいんだよ。ぶっちゃけ薔薇の伯爵はシステムの設定かつ少しボスキャラも相まってキャラクターとしては成立してるけど、鈴浦はちょっとムズイ。

 まず手始めに、互いの武器を選択する。

 だがそれでも戦闘は開始している。

 つまり、先に武器を取らなければいけない。

 両者武器を取る。タイミングは同時。

 BPはライフルを装備し発砲するが、鈴浦はその攻撃をかぎ爪で防ぐ。

 両手のかぎ爪装備。近接戦か。

 BPの銃撃を防いだ鈴浦はそのまま攻撃には移行せず、BPの周りを歩いながら様子を伺う。

 カウンター型か。でも腰撃ちだったからな、いまいち制度も安定していない。

 すると、鈴浦は突っ込んでくる。

 かぎ爪の攻撃が迫ると判断したBPは即座に一歩下がる。

 その時鈴浦はBPの後退と同時に、地に両手をつけ、そのまま獣のように迫る。

 低姿勢に移行した結果、BPの標準が低くなり、死角が生まれる。

 そこから鈴浦は前転し、飛び上がるようにBPの足に攻撃を仕掛けた。

 するとBPの腰から何かが落ちる。

 お前は俺の死角にいるんだろ。なら、俺はこれが利かないな。

 スタングレネードが地に落ちた時、閃光と高音が鈴浦を襲う。

 鈴浦の動きが止まり、サイト越しの彼をとらえた。

 しかし鈴浦は右腕を回転させ、ドリルのようにかぎ爪をあてに来る。

 視界も耳もふさがれている状態で、打ちに来た。

 BPはよけたが、それでも右腹をかすった。

 たった10秒間にも満たない時間が経過。ただそれでも鈴浦が優勢であるとは限らなかった。

 「今の一撃。かなり硬直があったな。でも理にかなった攻撃方法だ。腕を回転させ突き刺す攻撃。この時姿勢は片側が相手に向くようになっている。体を片側のみ見せることで追撃を不可能にさせる代わりに弱点を突きにくくさせた。だけどな、さすがにこの一撃は来たようだ。」

 鈴浦の腹には矢が刺さっていた。

 後退したのもスタングレネードを使ったのもこのためだ。

 第二の武器。ボウガン付きのアーマー。武器の名前はわからなかった。矢をセットさせることで発射を可能にさせ、握ることで引き金をなり、矢を発射させる。

 前にやっていた武器をめり込ませたやり方ではなく、武器として装備できるとは、かなりいいな。

 おまけに、弾数を気にしなくてもいい。

 だけど、矢を喰らってもリアクションがない。

 こいつ、生きてるかどうかわからない。しかも攻めるタイミングもかなり後だ。俺が動き出したタイミングに合わせて動いているような感じ。

 依然変わらず、動こうとしない。

 まるで、コンピュータだ。プログラムされて動いているような。

 「理解。ここから先、進行いたします。」

 すると鈴浦はかぎ爪で攻撃を行う。

 BPはその攻撃を後ろに移動しながら避けていく。

 彼は攻撃のタイミングを見計らうが、鈴浦は突然かぎ爪を外し、BPの胸倉をつかみ放り投げた。

 投げモーション。空中にいるBPは身動きがとりづらくなる。

 鈴浦は片方かぎ爪を取り付けず、そのまま持ち手を持ち、思いっきり投げた。

 まっすぐには飛ばず、回転するように飛んでいく。しかしそれは鈴浦の計算上最も相手に苦痛を与える方法であった。

 BPはライフルで何度も撃つが、回転するせいか銃弾は見事弾かれ、爪は彼の胸に突き刺さる。引っかかるように突き刺さったため抜くことは難しい。

 BPの着地と同時に鈴浦は迫っていた。

 しかしBPは矢を放ち、鈴浦の足に当てる。しかし鈴浦は止まらない。

 彼は素手の状態でBPのところまで来ており、両手を組む。

 まさか。

 釘を打つように。かぎ爪を。

 それは俺も考えていたよ。

 すぐにBPはボウガンに装填。

 迫る瞬間、先手をうったのはBPであった。

 ボウガンは矢でなくてもいいんだよ。

 BPが発射したのは、サバイバルナイフ。飛距離はそこまでない。だが零距離なら関係ない。

 矢が刺さっていた腹の部分にナイフを発射。

 ナイフは見事に突き刺さる。しかしその時、鈴浦の両手は刺さっていたかぎ爪に当たる。

 かぎ爪はめり込むように体に深々と刺さる。

 その時BPの目は灯がそこにあった。

 一回一回の動きが大きすぎる。この隙が命取りなんだよ。

 ライフルの銃身を両手に持ち、ストックをナイフに強く当てる。

 勝負は決した。まだ生きている。

 すると鈴浦はBPの首を掴み、上げる。

 「急所だと思ったか。わかるんだよ、貴様は、人という生き物は、こうも単純なのか。先入観という機能がある君たちは、たった一つの情報を鵜吞みにしたな。」

 人。まるでお前は、君は

 「機械のような言い草だな。」

 BPは笑いながら言った。 

 「機械か。ただまあ機械というには分類はあっている。だが私は機械というくくりにはいない。存在しないものに存在するものと一緒のカテゴリーに入れることはいささかどうなのだ。私はそういった都合は無視しなければならないと感じてはいるが。」

 どういうことだ。

 「まあいい。これで言語理解も、感情というものはあらかた理解できた。」

 そういうと、鈴浦はもう片方の手にもったかぎ爪を装備する。

 そしてBPの腹に思いっきり突き刺した。

 かぎ爪をそこから引き抜き、手を放す。

 BPは起き上がらず、戦闘は終了した。

 「ああ。負けちまった。」

 お互いの体は修復され、そのまま上を見続けていた。

 その時、BPのみ元の場所に戻る。

 システムの中枢ではなかったか。ここだけ異常だ。

 何者かが核となっている。誰かがこの作られた世界の要となっているのだ。


 「まけた。」

 BPの報告に彼らは驚く。

 「あれ、ひとじゃない。」

 「人じゃないって。じゃあなんだ。AIか何かなのか。」

 「・・・多分。」

 なるほどな。じゃあこれ使えるか。

 櫻木がそう考えていると、一人また消えていた。

 「あ。ブックスちゃん消えてる。」

 するとブックスは瞬間移動してきたかのようにこの場に現れた。

 「あれ、戦いは。」

 「降参しました。あれ私には無理です。」

 早。

 すると櫻木の目の前の景色ががらりと変わる。

 「あれ。」

 「さあ。勝負だ。」

 鈴浦はかぎ爪を装備し、櫻木を待ち構えていた。

 

 

裏話メモ

鈴浦のような存在しない系統。いわゆるゴーストナンバーは計5体います。

そして旧楽の仙人は9体。これは和楽器をモデルに作られています。

殺死名十二家系は12人おり、これは時間をモデルにしております。

世界の五本指に入るハッカーの瞳はすべて数字と一致するようになっており、能力もそれに近しいものにしております。

スカラー アルファ=1 ギリシャ文字から1番目。圧力の能力は放射線のアルファ線から来ている。

リフレクト Ⅱ=2 ギリシャ数字から2番目。 ⅱの時に線対象になっているため、鏡のような能力にした。

マインド e=5 アルファベットから5番目。 eは電子とも考えられるため、はじめ電磁気系のものにしようとしたが、コンピュータのような性能にしたく、多量情報を流すものにした。


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