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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 6章 進む道。生まるる偽物の逸話
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伝説って? ('ω')

今回は早めに投稿しました。

 一つの閃光が生き残っていたプレイヤーの8割ほどを一瞬にして消し飛ばした。

 キルログがそのプレイヤーに集まっていく。

 その名前は、ニチリン。

 誰も聞いたことのない名であった。

 光線が通過した建物が崩れ始めていく。

 あの光線。いやまさかな。

 櫻木はこの攻撃に見覚えがあった。

 櫻木と曙、マインとリフレクトの戦いは光線とともに中断される。

 「今の光線。われにも不明なものだ。しかし貴様らの味方でもないようだ。」

 「うん。しかもあんな離れているのに。」

 マインは光線の発生源に指をさす。

 そこには二人のプレイヤーがビルの上から見下ろしていた。

 光線による無差別攻撃。われでもなければ彼女らでもない。ということは、巻き込まれた一般人か。

 リフレクトは原因を探る。何かしらの穴がなければ、こういったイレギュラーは発生しなかったのだから。

 すると、そこにいたプレイヤーらがビルから飛び降りる。

 まずい。あそこでもし落ちれば、彼らは死ぬ。PK以外は現実世界でも死ぬようになっている。

 その時、弓を持っているプレイヤーは指笛を鳴らし、鳥を空から呼ぶ。

 読んできた鳥の足をつかみ、落下地点を大幅にずらし、落下エネルギーをリセットさせた。

 そしてもう一方のプレイヤーは壁に足をつけると、勢いよく飛び、マインとリフレクトの間に着地する。

 「ニチリン。早く来いよ。俺はこの人たち相手にする気ないからさ。」

 一人の青年。髪色が水色と白の半々であり、目が細い。

 そしてもう一人も彼に近づく。

 彼は般若の面をつけていた。

 「俺あそこ行きたいんだよね。ここ任せてもいい。」

 「ああ。我はここに戦ひおかむ。終はりついで向かふ。」

 昔のような言い方をするな。

 「じゃあよろ。」

 一人のプレイヤーがここを離れ、櫻木のほうへと向かう。

 マインは急いで止めようとするが、追い付かず、そのまま通り過ぎる。

 「ところで貴様は何者なんだ。場合によってはここで情報だけ吐かせるが。」 

 リフレクトはもう一人のプレイヤーに問う。

 「われの名はニチリン。ただの遊び人に、彼ともろともにここに来しばかりなり。」

 彼ってことはもう一人の。憶測だけれど、もしかしたらあっちが私たちと同じかもしれない。

 でも、さっきの光線は目の前の彼かもしれない。ならここで。

 するとリフレクトの後ろから白いオオカミが現れ、首をかみちぎる。

 マインはこの瞬間手に持った刀でニチリンに切りかかる。

 いったん共同戦線を結んでおこう。リフレクト。

 ニチリンは弓と矢を手に持ち、弓でマインの刀を防ぐ。

 刃が付いた弓。

 すると矢が死角から飛んでくる。

 「今のはめでたしことわりなり。みづからをおとりにす。こはめでらるることなり。」

 リフレクトの首にかみついたオオカミは突然消え、リフレクトは近くに落ちていたマグナムを拾う。

 どうやら先ほどまで戦っていた場所に偶然着地していたそうだ。

 リフレクトはマグナムを撃つ。

 しかしニチリンはマインと即座に入れ替わる。

 そう来ると思っていたよ。

 六武色 黒玄装影

 マインが影に包まれ、弾丸を通過した。

 しかしニチリンは少し離れ、レーザーストライクに持ち替えガードする。

 銃弾はレーザーストライクに当たり、軌道がそれる。

 ニチリンの頬をかすったが、大ダメージには至らなかった。

 マインの影の鎧が徐々にはがれていく。

 それを察知し、ニチリンは矢を持ち、ダガーのように扱う。矢の先端はマインの首を切る。

 [ニチリン killマイン]

 そのまま矢を弓に構え、リフレクトに標準を合わせる。

 まあそう来るよね。

 ニチリンの目の前に鏡が出現し、そこにニチリンが映り込む。

 「面妖なものだな。」

 ニチリンの攻撃が止まる。

 その様子を見て、リフレクトは動き出したが、リフレクトの体に異変が生じる。

 動きが遅い。でもなんで。

 すると矢がリフレクトの胸を貫く。

 「安心せい。急所は外しおきき。」

 その時のニチリンは顔をこちらに向けていない。

 リフレクトは前に倒れる。

 「貴様。一体何者。」

 かすれた声でニチリンに聞く。 

 「ただの人なり。されどかれ曰く、何かしらの王のごとし。まあ戯言と思はばあれど。」

 ニチリンはレーザーストライクを取り出し、思いっきりリフレクトに振りかざす。

 骨が砕かれる音とともにキルログに出現した。

 [ニチリン killミステリック・ライトロード]

ガンフラ豆知識

動物について

ガンフラでは動物をスキルとして扱う職業も複数ある。

基本的には動物による攻撃もあるが、索敵やデバフ効果を扱うものも存在する。

ちなみに戦士には騎馬というスキルが存在し、その時には馬に乗ることも可能であり、機動力が増す。しかし平坦な道ではあまり使われない。

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