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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 6章 進む道。生まるる偽物の逸話
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女子会に男子乗り込んだ結果 Σ(・□・;)ファ

実は結構前まで「」ってセリフごとに区切るか人ごとに区切るかかなりごっちゃになってたんだよな。今どう返そうか検討中

 櫻木はハヤブサを探すためにガンフラに入る。

 本人が入っているかは不明ではあるが、このゲーム自体殺し屋の養成プログラムの一種であることは分かっている。

 たとえ彼がいなくとも、彼に関わりがあるプレイヤーが存在すれば、彼の元にたどり着く。

 ただここである問題が生じる。

 それは、櫻木自身が危険物として扱われていることであるのだ。

 もしハヤブサについて知っている殺し屋がいたとしても、櫻木がそのことを聞く前に相手が逃げてしまう可能性があるということ。

 また、名前自体は櫻木やセコンドハンドに関係がない名前ではあるが、姿自体はかなり特徴的であるがゆえに、ほとんど身バレいているものである。

 じゃあどうするか。

 こうなったらあれしかないのか。本当にあれしかない。

 櫻木はある手段に出た。


 十分後


 よし。これでいいか。

 現在ハヤブサはオフライン状態。つまり今の時間帯にガンフラ内にいないのだ。

 そこで俺は何をしたか。

 最悪の手段。リモデリング。

 しかもただのリモデリングじゃない。()()をも変えるド級のリモデリング。ドリモデリングだ。

 櫻木の現在の姿は、黒髪のポニーテールにジーパンにカッターシャツというわりとかっこいい感じのモデルを作成。

 まあ誰かに似ていると言えば似ている。

 かわいい低身長だと肉体的に動かしやすいかと言われれば少し微妙。逆に現実的な近さの見た目だと、肉体の理解度がある分細かい動きもしやすくなる。

 まあどんな肉体でもシステムの力で、体の構造が現実からかけ離れても違和感が無いように作られるが、それは普通のゲームの話。戦闘人間からすれば、違和感がないものでも違和感に感じる。

 「まあ少し練習しとくか。」

 櫻木はガンフラ内での練習場に入り、ある程度モデルに慣れておく。

 

 さらに十分後

 

 よしいい感じに慣れてきたな。

 そう言いながら距離一キロメートルのランダムに動くプレイヤーをアイアンサイトの狙撃銃で撃ち抜く。しかもサイトを覗かず。

 そのまま櫻木はプレイ画面に入る。

 やっぱあれだな。

 恥ずかしい。いきなり女になって感覚に違和感はないけど、性別が変わったという事実自体がむずがゆい感覚が襲ってくる。

 特に知り合いに会えば、確実に引かれる。

 ああ。まじで関わりのない人に会いたい。

 「あの。すみません。」

 櫻木は声をかけられ、振り返る。

 黒髪にツインテール。そして笑顔でなぜか瞳が黒い少女であった。

 「プレイヤーネーム。カマボコさんでよろしいですか。」

 「ああ。そうだけど。」

 ちょっと待て。なんか見たことがある。

 櫻木は思い出す。

 この子確か、ハヤブサのバディの

 「その声。見た目は変わってましたが、セコンドハンドさんですね。」

 すると瞳の光りがよみがえり、きらきらとした笑顔に変わる。

 そっか。声は変わらないのか。まあそれでも理解できる奴なんて相当いないが。

 「それで、ですね。実は・・・その・・えっっと。今もしか」

 「ふっふっふ。姿が変われど、我が災禍の眼、ロストデモンズアイの前では、全てが手に取るように分かるのだよ。しかしまさか性別を変えるとは、かなりの高等魔術を扱うようだが、それもたかが二級魔法の基礎の基礎。我のような特級魔法使いにとっては所詮無駄な行いなのだよ。また、我のような・・」

 なっが。いつまで語るんだよ。

 もしかしてこいつがあれか。五本指のハッカー。2解者のリフレクト。

 「とりあえずいったん止めてくんない。話はあとで聞くからさ。」

 「ふむ。確かに少々語りすぎたな。失礼したな、刹那の倅よ。」

 刹那の倅て。

 「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す。」

 マインが小言でその言葉を唱えている。もうすでに戦闘態勢に入っている。

 櫻木がマインの方に目をやると、マインは上目遣いで櫻木を見る。完全にスイッチの切り替えが神業じみていた。

 「とはいえ。ここで私が君を殺したとしても、何も得られない。マインドのサーバーにハッキングしたとしても、張りぼてのサーバーを複数持つゆえか、何度行おうと意味がないのだ。」

 多分マインドがある程度対策してくれたらしい。流石だと言いたいが、今まさに乗り込んできた敵がここにいるという。

 「そこで。君を少しばかり幽閉させることにした。」

 リフレクトが指パッチンすると、櫻木とマインの画面上にカウントダウンが表示され、カウントが開始される。

 「ガンフラット・オンライン。確かにハッキング対策としてプログラムを複雑に書き込み、セキュリティプログラムのレベルがかなり高い。しかしほんの少しだけ弱点となる場所は存在する。どんなに緻密に設計されても、そこを突かれれば一時的に壁は突破できる。後はプログラムが修復する前にわずかにでもオペレーター権限を取れれば、システムごと操作が可能。まあ我のこの力の前では一度しか操作をすることができないが、それさえあればこういったことも不可能ではないのだよ。」

 リフレクトが自身の行いを解説している姿を、そのまま見ることしか出来なかった。

 今はゲーム選択の状態。武器も所持できなければ攻撃も行えない。

 黙って受け止めよう。


 [デスマッチ デュオモードが開始されます。]

 三人はこの場から消失し、リフレクトが用意したフィールドの上で戦うこととなった。

 

ガンフラ豆知識

デスマッチについて

デスマッチは櫻木が初めてガンフラをプレイした際のゲームモード、赤青戦と同じ系列のゲームモード。

デスマッチはソロ・デュオ・トリオ・カルテット・そして赤青と分かれている。

ちなみにカウンター戦は赤青のみ

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