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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 6章 進む道。生まるる偽物の逸話
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1:厨二病キャラ確立しねえと展開に置いてかれるぞ ワイ→=(´□`)⇒グサッ!!

第六章スタート

 ガンフラの戦闘が開始された時、マインドはとりあえず一旦奥狩りの中枢システムの点検を行おうとした。

 その時或時の言葉が脳に少しよぎる。

 「第三勢力の可能性か。」

 点検中は確か予備のセキュリティが発動するが、それでも簡易的なもの。

 もし俺と同じ5本指の誰かから襲撃されれば、予備のセキュリティも塵と化してしまうだろう。

 かといって防御壁を固めてもそれは無意味と化す。その分のキャパも考えなければならないし、弱点があらわになる。

 一応カウンターのプログラムと、あといろいろ作っておいておこう。

 数時間後

 じゃあ早速入りますか。

 マインドは奥狩りのシステムに入る。

 元々今日は毎月恒例のシステム点検の日だったが、相手が殺し屋以外にもいることを考えないといけない。

 さくは今国際犯罪者としてマークされている。

 ということは殺し屋という個人や事務所との戦いではなく、世界という大きな敵が迫ってくる。

 人の恐ろしさは個の強さではなく、集団の強さだ。

 でも幸い俺がさくを匿っていることはバレていない。端末情報も当然消している。まあスマホゲームの累計課金4桁のデータが全て消えたことは笑いものだったが。

 アカウントも諸々消したから復旧なんてない。まあゲームのアカウントは消していないからまだ鬼ではないか。

 するとマインドの真正面からrpgのようなモンスターが出現する。

 まあ点検してなかったらこんな奴らも湧いてでるか。

 マインドは刀を出現させ手に持ち、モンスターを切っていく。

 モンスターは切られた瞬間、ポリゴンとなり細かく弾け飛ぶ。

 まあ今のところウイルスしか居ないか。

 現在のハッキングプログラムは、プログラムコードを打ち実行させる前時代的なやり方は今でもあり、それが主流となっている。

 しかしマインドのハッキングプログラムはそれとは違う。自身のモデルを投影させることでハッキングプログラムを3d化させる。

 それによりウイルスの判別性やトロイの木馬の対処、さらには最速にバックドアが発見が可能となった。

 そして先程までいたモンスターはマルウェアやウイルスの類。それによって今まで表面上であったウイルスが立体的に感じれるため、弱点などが分かりやすくなっている。

 少なくとも今は何も問題ない。でもいつ来るか。

 マインドはひとまず第三勢力が来ると考えた上で行動している。  

 その時真正面の空間が崩れ始め、1人の少女が現れる。

 ポニーテールの髪型に何故か白い眼帯をし、腕に包帯を巻いている。

 その姿だけでマインドはすぐさまピンときた。

 というかごりごりの厨二病ファッションであるが故に、忘れることはなく脳裏に焼き尽くす感じであった。

 「何しに来たんだ。リフレクト。」

 「リフレクトか。確かに我が現世(うつしよ)の名はそのようなものだ。しかしそれはこの世界に擬態する一つの生命体の名に過ぎない。そしてもう1つの名はこの世界にはあまりにも残酷であり、魔界では名の知れた悪名であり名を口にすれば大罪となること。そして我が仕えし天使はその全てを知り、そこから」

 長げぇ。つかまじでどうだっていい。

 なんでそこまで口動かせるんだよ。もはや怖ぇよ。

 まあ今の内にキックしておこ。

 リフレクトの足元に黒い穴が広がっていく。

 「そしてそれを邪魔するものは、我が天使の加護となりしこの瞳で、その全てを亡き者に化させる。」

 リフレクトの眼帯が外れ、両目が淡色に移り変わり、瞳の中心にギリシャ数字のⅡが現れる。

 

 そして現在。マインドはかなりの深手を負い、体が崩壊してきている。

 リフレクトによる攻撃が、マインドのプログラムを侵食していく。

 ハッカーの戦い方はこういった地味な攻め方で行われる。

 ウイルスやマルウェアを扱う、もしくはDos攻撃によるサーバーのパンク。アニメのような一撃必殺は存在しない。基本ハッカーは技量による一撃一撃を込めた戦い方ではなく、毒のようにじわじわと相手を削る狡猾なやり方だ。

 でもあほみたいに長い自己設定紹介のおかげで、最終兵器の用意は出来た。 

 「では我が天使の加護に潰えよ。」

 「させねえよ。」

 マインドは瞳の電子化を行い、多量の情報を流し込む。

 すると、マインドの胸にナイフが突き刺さる。

 時が止めれてねえ。それどころか、あいつはいつ攻撃した。意識できない感覚に陥ったぞ。

 マインドは倒れこみ、徐々に崩壊していく手足をみて笑う。

 「まあでも、これで俺は目的を達せそうだ。」

 マインドの足元が徐々に崩壊していく。

 サーバーダウン。あらかじめ代わりのものは作っていた。このサーバーごと消してやるよ。

 リフレクトは世界がだんだんと崩壊していく様を見て、すぐさま帰ろうと試みるが、退路は既に塞がれていた。

 「抜け道を俺にさらすなんて、少々油断してたろ。」

 「それは、否定できぬものだ。一言申すなら、侮っていたよ。」

 マインドは暗闇へと落ちる。そして体が細かくなり、そのまま跡形もなく消えていった。 

 

 「ふう。でもばれちまったかな。」

 五本指はそれぞれ専門としているものがある。スカラーは確かセキュリティを専門としている。俺の場合抜け道を探す感じだな。

 そしてリフレクトは、特定だ。

 さてと、明日マジでなんてあいつに言おうか。

 マインドはそれが心に残ったが、そのまま眠りについた。 

殺し屋コラム

五本指について

五本指にはそれぞれ解者と呼ばれる称号があるが、専門としている名もある。


1解者 スカラー 守護者ガーディアンセキュリティ専門

2解者 リフレクト 工作員シーフ特定と情報奪取専門

3解者 バランス 支配人ルーラーシステムプログラム専門

4解者 ファンタジスタ 破壊者クラッカープログラム破壊専門

5解者 イマインドプレデター 開拓者バックドア漏洩専門

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