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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 5章 コンフュージョンケテル
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6殺(むごろし)環状線 其の三 ( ˆᴘˆ )ウプ

呪術廻戦

アニメも原作も五条悲惨な目に合う。

 視点:黄昏

 ひとまずどうしたらいいんやろうか。

 接敵?それとも合流?

 でも入れ替わりが発生するかもしれんから、後者の案は0やな。

 黄昏は建物を上から伝って移動している。

 「でも見た感じ誰もおらん。」

 すると目の前からワイヤーが飛んでくる。

 黄昏はそれを紙一重で避け、飛んできた方向を見た。

 あのワイヤーもしかして陽無か。

 「おい陽無。奇襲なんて甚だしいで。」

 黄昏は壁を蹴って着陸する。

 「お前。黄昏か。」

 「せや。当たり前やろ。」

 「当たり前か。でもお前は忍者であるにもかかわらず、洋式にかなりこだわっていると聞くが。」

 「は。今の時代和洋折衷って考えは古いねん。今はグローバル。むしろ洋風にするのが時代の流れ的にも適正や。」

 「適正か。まあ君がやっているのは横暴だと聞くが。」

 こいつ。なんでうちの家のこと知っとんねん。

 現在黄昏家の当主は彼女となっている。ちなみにその配下が彼女の弟たち。マキシマムⅠ、Ⅱ、Ⅲである。

 最近では鹿威しをぶち壊して噴水を建てたとのこと。

 「でも、あんた家抜けたもんやろ。なんで或時とつるんどんねん。」

 「つるむ?誤解だよ。単なる契約。」

 ワイヤーが伸び縮みし、黄昏の周りを囲むように飛んでくる。

 黄昏はそれらの攻撃を躱し、陽無に近づいてくる。

 このワイヤー。自由自在に操っとるけど、かなり隙が大きい。

 黄昏は既に黒色化に入っている。

 しかし十字の世界には突入しない。あくまで今は観察ということに重きを置いている。

 とはいえ油断したらやられそうやな。

 「黒色化。もうすでに入っているんだな。」

 「あれ。分かるん自分。」

 「それは自問自答と捉えていいのか。」

 ああそうやった。これやりと伝わらんやつや。※大阪では「自分」は「君」と同じ使い方をします。

 すると地面からワイヤーが現れる。

 「うそ。これは流石に気づかんて。」

 黄昏はワイヤーの隙間を縫うように体の関節を少し変え、移動した。

 「ほう。人体構造にも変化をつけることが可能なのか。これまた面白いものだな。」

 「おもろい。せやろ。だからお前の頭しばきたくなったわ。」

 武核術 陽炎

 黄昏は瞬時に加速し、陽無の顎を蹴り飛ばす。

 しかし陽無はそれを瞬時に見切って腕でガードした。

 だがその衝撃は早く鋭い。たとえガードしたとしても体勢が崩れそうなほどだ。

 「陽無。あんたうちのことなめとったやろ。まあそうやな。あんた知らんもんな。最弱殺死名という烙印が消えたことについては。」

 最弱殺死名。それは前までは黄昏家を指すものであった。

 それもそのはず。殺死名十二家系の中で唯一。殺人領域を持たないただの一般人として扱われていたからだ。

 代々黄昏家は殺しの能力ではなく、情報統制の能力が優れている。そのため殺死名でも殺人領域を開眼することがあまりなかった。

 元忍びの家系ではあるが、それがただ名残であるだけで前はその名残で生きていた。

 そう。前までは。はっきり言えば、黄昏家は殺しの仕事を行うのは、彼女の身内のみなのだ。

 彼女は黄昏家でも珍しい殺人領域を持った子。そのため今では黄昏家は情報統括と殺しの2体制で行われている。

 勘案に言えば、黄昏家は彼女のワンマンで成り立っている。

 「最弱殺死名の異名はもうないよ。私はそのために修行したんだから。こうやっ・・こう・・・ちょっと待って。多分あと少しで脱げるから。腹筋見せたいから全体図見してやるから。」

 ※ゲームの使用上脱ぐことは基本出来ません。(仮面等のアクセサリー系はオッケー)

 「じゃあな。」

 [チェンジします。 3,2,1]

 黄昏の視点が入れ替わる。

 もしかして誰かと交代させられたのか。

 現れ場所はビル街が見える場所。おそらく誰かここにいたのか。

 あれ。じゃあ今あいつと戦ってるのは・・・まあいいや。

 「とはいえ、まだここで戦闘は起こってなかったんだな。」

 じゃあ初めに火ぶたを切ったのはもしかして私か。

 まあいいや。少し探しにでも行こうかな。

 すると目の前にある一人が映る。

 あれは、もしかして明星かな。まあとりあえず突っ込みますか。

 黄昏はすぐに明星の元へ向かう。

 いた。捉えた。

 「ばれてんだよ。黄昏。」

 明星はスプレーを構え、噴射する。

 カラースプレー?いやこれは違う。

 黄昏は息を止める。

 武核術 陽炎

 陽炎での高速移動。そこから発生する風圧を利用し、毒ガスをかき消す。

 すると足が沈んでいく。

 何だこれ。もしかして泥か何かなのか。

 でもとりあえず抜け出さないと。

 「させないよ。」

 「武核術 偽欺傀儡」

 明星が蹴ると、すでに黄昏は丸太に変わっていた。

 「いつの間に。」

 「ひとまず地面に着地してもらうよ。あとこれどーぞ。」

 黄昏はクナイを投げる。

 しかしクナイは明星を通り抜けた。いや、貫通した。

 当たっているのにも関わらず、いきなり明星の体が液状化したのだ。

 「は。自分やばすぎやろ。」

ガンフラ豆知識

ダメージについて

ガンフラは現実に基づいたゲームエンジンのため、当然速度が乗った状態で攻撃すればダメージは上がる。

また、攻撃をガードすることもダメージを減らす効果がある。

そして、不意打ちなどはダメージが上がるなど、かなり徹底している。

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