6殺(むごろし)環状線 其の三 ( ˆᴘˆ )ウプ
呪術廻戦
アニメも原作も五条悲惨な目に合う。
視点:黄昏
ひとまずどうしたらいいんやろうか。
接敵?それとも合流?
でも入れ替わりが発生するかもしれんから、後者の案は0やな。
黄昏は建物を上から伝って移動している。
「でも見た感じ誰もおらん。」
すると目の前からワイヤーが飛んでくる。
黄昏はそれを紙一重で避け、飛んできた方向を見た。
あのワイヤーもしかして陽無か。
「おい陽無。奇襲なんて甚だしいで。」
黄昏は壁を蹴って着陸する。
「お前。黄昏か。」
「せや。当たり前やろ。」
「当たり前か。でもお前は忍者であるにもかかわらず、洋式にかなりこだわっていると聞くが。」
「は。今の時代和洋折衷って考えは古いねん。今はグローバル。むしろ洋風にするのが時代の流れ的にも適正や。」
「適正か。まあ君がやっているのは横暴だと聞くが。」
こいつ。なんでうちの家のこと知っとんねん。
現在黄昏家の当主は彼女となっている。ちなみにその配下が彼女の弟たち。マキシマムⅠ、Ⅱ、Ⅲである。
最近では鹿威しをぶち壊して噴水を建てたとのこと。
「でも、あんた家抜けたもんやろ。なんで或時とつるんどんねん。」
「つるむ?誤解だよ。単なる契約。」
ワイヤーが伸び縮みし、黄昏の周りを囲むように飛んでくる。
黄昏はそれらの攻撃を躱し、陽無に近づいてくる。
このワイヤー。自由自在に操っとるけど、かなり隙が大きい。
黄昏は既に黒色化に入っている。
しかし十字の世界には突入しない。あくまで今は観察ということに重きを置いている。
とはいえ油断したらやられそうやな。
「黒色化。もうすでに入っているんだな。」
「あれ。分かるん自分。」
「それは自問自答と捉えていいのか。」
ああそうやった。これやりと伝わらんやつや。※大阪では「自分」は「君」と同じ使い方をします。
すると地面からワイヤーが現れる。
「うそ。これは流石に気づかんて。」
黄昏はワイヤーの隙間を縫うように体の関節を少し変え、移動した。
「ほう。人体構造にも変化をつけることが可能なのか。これまた面白いものだな。」
「おもろい。せやろ。だからお前の頭しばきたくなったわ。」
武核術 陽炎
黄昏は瞬時に加速し、陽無の顎を蹴り飛ばす。
しかし陽無はそれを瞬時に見切って腕でガードした。
だがその衝撃は早く鋭い。たとえガードしたとしても体勢が崩れそうなほどだ。
「陽無。あんたうちのことなめとったやろ。まあそうやな。あんた知らんもんな。最弱殺死名という烙印が消えたことについては。」
最弱殺死名。それは前までは黄昏家を指すものであった。
それもそのはず。殺死名十二家系の中で唯一。殺人領域を持たないただの一般人として扱われていたからだ。
代々黄昏家は殺しの能力ではなく、情報統制の能力が優れている。そのため殺死名でも殺人領域を開眼することがあまりなかった。
元忍びの家系ではあるが、それがただ名残であるだけで前はその名残で生きていた。
そう。前までは。はっきり言えば、黄昏家は殺しの仕事を行うのは、彼女の身内のみなのだ。
彼女は黄昏家でも珍しい殺人領域を持った子。そのため今では黄昏家は情報統括と殺しの2体制で行われている。
勘案に言えば、黄昏家は彼女のワンマンで成り立っている。
「最弱殺死名の異名はもうないよ。私はそのために修行したんだから。こうやっ・・こう・・・ちょっと待って。多分あと少しで脱げるから。腹筋見せたいから全体図見してやるから。」
※ゲームの使用上脱ぐことは基本出来ません。(仮面等のアクセサリー系はオッケー)
「じゃあな。」
[チェンジします。 3,2,1]
黄昏の視点が入れ替わる。
もしかして誰かと交代させられたのか。
現れ場所はビル街が見える場所。おそらく誰かここにいたのか。
あれ。じゃあ今あいつと戦ってるのは・・・まあいいや。
「とはいえ、まだここで戦闘は起こってなかったんだな。」
じゃあ初めに火ぶたを切ったのはもしかして私か。
まあいいや。少し探しにでも行こうかな。
すると目の前にある一人が映る。
あれは、もしかして明星かな。まあとりあえず突っ込みますか。
黄昏はすぐに明星の元へ向かう。
いた。捉えた。
「ばれてんだよ。黄昏。」
明星はスプレーを構え、噴射する。
カラースプレー?いやこれは違う。
黄昏は息を止める。
武核術 陽炎
陽炎での高速移動。そこから発生する風圧を利用し、毒ガスをかき消す。
すると足が沈んでいく。
何だこれ。もしかして泥か何かなのか。
でもとりあえず抜け出さないと。
「させないよ。」
「武核術 偽欺傀儡」
明星が蹴ると、すでに黄昏は丸太に変わっていた。
「いつの間に。」
「ひとまず地面に着地してもらうよ。あとこれどーぞ。」
黄昏はクナイを投げる。
しかしクナイは明星を通り抜けた。いや、貫通した。
当たっているのにも関わらず、いきなり明星の体が液状化したのだ。
「は。自分やばすぎやろ。」
ガンフラ豆知識
ダメージについて
ガンフラは現実に基づいたゲームエンジンのため、当然速度が乗った状態で攻撃すればダメージは上がる。
また、攻撃をガードすることもダメージを減らす効果がある。
そして、不意打ちなどはダメージが上がるなど、かなり徹底している。




