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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 5章 コンフュージョンケテル
124/204

集結そして永遠の世界人 ('◇')ゞじゃ

最近寝不足のせいか眠気が日中に起こりやすくなってる

 現に集まった三人の茶番を終え、マインドはその三人をバックヤードに連れていく。

 もちろん全員服装もきっちりとして。

 「ひとまず。こちらの陣営はここにいる全員となっている。まあ後はスカラーの方からも協力は要請しているし、基本的には問題ないけども。」

 「そういえば。うちと日喰比。あとセコンドハンド。はあんたのチームに入っていることになっとるけど、今の殺死名ってどの陣営についてるか分かるん。」

 「陣営・・・。そういえば、俺の賞金首を狙って探し回っている連中が今日マンション前まで来たんだが、あれは何か知ってるか。」

 「いや知らねえな。多分また違うところだろ。でも、そう思って油断するのは良くないぞ。さく。」

 マインドは険しい顔をして答える。

 多分今回の状況はかなりの複雑さがあり、むしろそこにしかあまり注目していないことが分かる。

 「前回みたいな国内ならともかく。というか探してるやつがかなり少ないってなってるから、前回はそこまで警戒してなかったんだよ。でも今回は違う。今回は世界が敵だ。なら当然俺以外の連中も動くってこった。」

 連中、、、。多分世界の五本指に入るハッカーのことを指してるのだろう。

 「はっはー。つまり今のところ、スカラーと貴様はセコンドハンドを守る陣営についているという訳か。そして残る3人。つまり他のハッカーが攻撃してくることをなるべく避けること。それが事の重大さを醸し出しているということなのだな。」

 「おおむね正解。でも今回は2人だけかも。正確に言えば1人になると思うけど。」

 「それはなんで。そもそも5ー2は3やねんから結局のところ3人が敵になるのに、2人て。しかも1人になるってどういうことや。」

 「実を言うと、3解者バランスはこの勝負に関しては降りるとのことだと。あいつは確かに争い嫌いではあるが、それよりも何かありそうではある。」

 「ところで、なんなんだ。その3解者ってやつは。ハッカーにもそういうものがあるのか。」

 「さく。ハッカーも実力主義なんだぜ。」

 マインドは呆れたような口調で答えるが、櫻木自身そんなこと一言も言われていないので、それは知らなくて当然なことを、まるで忘れていたような形に変えられていた。

 本当に、今から殴っても問題はないと思ったが流石にやめておいた。

 負けるとかの理由ではない。

 ただ単純に明日の寝床さえもつかめない状況なのだから、もしここで何かしでかせば、半ば強制的に退出される。

 あいつはサイコパスだからな。平気で見捨てるぞ。仲間であっても。味方であっても。

 「というか、マインド。お前の立場は。」

 「・・・・とりあえず話を進める。」

 なるほど。言いたくないという訳か。

 「特にハッカーとしてのことを注目することじゃない。今回注意するのと、今後の目標になる部分は、お前らに関することだ。」

 「はっはー。面白いなお前は。つまりあれか。この中に裏切者が潜んでいると言いたいわけだな。」

 「そういうことも・・・まあ一理あると思うが。」

 「絶対考えてなかっただろ。」

 あ・・・やべ。

 櫻木、とうとう口を滑らす。

 「・・・まあ一人の発言は後で対処する。で続きなんだが」

 結局後回しにされた。変な気分だ。まあ始まりは俺だが。

 「今回聞きたいのが、どのハッカーに誰が所属しているか。特に日喰比と黄昏はそれに関して言えばそれなりの知識を持っているということになるからな。」 

 「はっはー。殺死名の現状か。でも、これだけは言える。終夜(しゅうや)頂日(ちょうび)は対象外だ。あの者たちは本業がハンターだからな。基本的に上の奴には従わないんだ。」

 ハンター。いわゆる賞金首刈りだ。あくまで殺死名として属してはいるが、その仕事の大半は賞金稼ぎにヤッケになっている。

 「そう考えれば、俺も一人あえて外した奴がいる。そいつもハンターだからな。そのためか、あまりこちらに来るのを拒んでいるともとれるのだ。」

 「なるほど。じゃあその二人を除けば10人。そして5人判明しているからあと5人。」

 「5人は確か・・・、この5人だけなのか。」

 「(あけぼの)明星(めいせい)陽無(かげなき)東上(とうじょう)、あとは・・・」

 「或時だろ。」

 「或時か。でも、なんでかその名前を探すとなぜか忘れたりしてしまうな。」

 「記憶力低下。」

 「はっはー。そんなわけなかろう。」

 すると櫻木はとっさに席を外す。

 忙しい感じで、顔の血相を変えてどこかへと向かう。

 「・・・ひとまず話を続けておこか。」




 「何しに来た。」

 「ありゃ。というかばれんのかよ。」

 「ばれるさ。当たり前だろ。でも、次からはするなよ。お前のように、()()()()()()()()()()勘弁してくれ。」

 「そういうものだぜ。ライバル。」

 「ライバルじゃない。」

 「そうだったそうだった。」

 「俺たちは、いがみ合う仲だからな。」

 「それがむしろ俺達らしい。」

 お互い戦闘態勢に入る。

 「あー。さく。どこに行って・・・・」

 後ろから3人が櫻木のところまで来る。

 そして3人とも驚いた。いやむしろ気づかなかった。

 もしここが戦場であるならば、真っ先に死んでいたのであろう。3人の体は突然震え出す。

 原初たる恐怖の所以だ。

 「はっはー。ってつけたいが、それも難儀かもしれんな。」

 「その通りやで。うちもそんなこと気に求めてなかったわ。」

 「初めて見たわ。あれが神隠し。」

 殺死名十二家系の1つ。

 初代夜行の直系であり、本家。

 或時。

豆知識

5本指のハッカーについて

世界的に有名であり、世界を支えるハッカーを5本指として名付けられている。

それぞれ1解者、2解者などと呼ばれている。

ちなみに1解者はスカラー、3解者がバランス、5解者がマインドとなっている

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