表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 5章 コンフュージョンケテル
123/204

赤き蹂躙 黄色の旋回  (σ・∀・)σ ドン!

子供は決して見ないでください。


 「はっはー。貴様はまさに世界を動かすな。まあ、あの軍団を生かすことは、かなりの面倒であったがな。」

 日喰比は笑いながらハンマーを回す。

 「頼むから振り回すな。血が飛ぶ。」

 「はっはー。かなり衰えたな。しかしまあ、ビル61階から飛び降りて無傷な時点でも、偶然かはたまた必然か。まあ、貴様はそのくらいなら当然のように見えたがな。」

 「どっちだよ。というか偶然はともかく、必然と当然はほぼほぼ意味は一緒だろ。」

 「はっはー。そんなわけがないだろう。それはもしかしたら一般論か、はたまた経験論からくるものなのか貴様は。」

 日喰比はシニカルに笑う。

 問いかけというものだろうか。もしくは尋問というカテゴリーに入るのか。それに関しては定かではないが、ひとまず「ああそうだ。」と簡潔に答える。

 「まあむしろそれが貴様の主観、いや視点なのか。はっはー。それはそれで面白いな。セコンドハンド。」

 「とはいえ、我輩のようなエンターテイナーは、そういうのは分けて考える。ジャンルとして捉える。むしろそれ以外の考えがないようなものさ。」

 「ん・・・。それってどういうことだ。お前も、必然と当然は一緒だと思うんだろ。」

 「いや違う。ここは大いに反対させてもらうぞ。」

 日喰比は首を大きく横に振る。

 その後に首の骨がなっていたことを気にして、話を再開させる。

 「必然と当然の明確な違いは、意識の違いだ。必然はこうなることを予想している。予測している。むしろすでに考えられる事柄というように括っているのだ。だが反対に当然となれば、そんなものはない。というより、そういう意識がない。貴様は無意識がすでに凡人からする意識でもある。殺し方に余念がなく、むしろそれが習慣のようになっている。癖じゃない方がましに聞こえるだろ。」

 「まあな。もし癖とかで言われてたら、俺は生まれながらの狂人なのかって疑うさ。」

 「癖と本能は別物だけどな。癖は中毒症状のようなもの。本能は設定だけどな。」

 日喰比はさっと頭の良いたとえをされ、櫻木は黙ってしまう。

 そうだった。こいつ割と秀才だったわ。

 日喰比は頭というより全体のパラメーターがすでにマックスでもある。

 知能や技量、体力、コミュ力、財力がすでに最大のようなものでもある。

 「まあつまり、我輩が言いたいのは、お前はすごい存在ということだ。」

 日喰比は手を伸ばす。

 しかしその手は血に染まっているため、櫻木は手を引っ込めた。

 その様子を日喰比は見ても、笑顔のままで手を下げる。

 多分こいつ、俺のこと恥ずかしがり屋かなんかと勘違いしてるってことなのか。いまいちわからん。

 「はっはー。まあ話は長くなったが、我輩以外にも来ているやつはいる。」

 日喰比のその一言を聞き、櫻木は近づいてくる気配を察知し、後ろを振り向いた。

 すると金髪の女性が櫻木の顔の真ん前まで近づいていたのだ。櫻木の視界は、その女性の顔で埋まっている。

 「よお。うちの友達と弟たちと弟子が世話になった。」

 そのセリフをなぜか耳打ちで答える。

 何故だ。本当に何故なんだ。

 「なんだ。お前のことは初めて会ったけど、あんまし興味ねーのか。うちには。」

 そう言いながら遠ざかる彼女。

 「日喰比。この人は。」

 「ん。ああ、同じ殺死名十二家系の黄昏(たそがれ)だ。」

 「黄昏・・・確か元忍者の。」

 「今もだっつーの。たく、どういうやつかと思えば、本当にうちのことあんまり知らないんだな。なあ、あんたかなり早いんだって。うちのこと攻撃してくれや。」

 「・・・こいつ変態か。」 

 「はっはー。それもいいものだな。」

 「おい。というよりうちの自慢が本当に速さなんよ。ただ反射神経というよりは、単なる速度っちゅう所だけやけど。」

 「じゃあ分かった。」

 櫻木は0.1秒の速度で拳を放つ。

 しかし彼女はその瞬間に消えた。

 すると肩を掴まれる。

 「あんた。人が説明しゅちょるのに、勝手に攻撃すんのやめてくれはる。」

 それを聞いていたが、目の前に服が落ちている。さっき来ていた服が。

 櫻木は普通に振り返ると、そこには全裸姿の彼女が突っ立っていた。

 「なんで下着もないんだよ。」

 「はあ。何言うとるん。忍者が下着なんてつけるわけないだろ。」

 「はっはー。完全に○○100%だな。」

 「いやこれマジもんの100%」

 「何を言う。うちはただ全裸で突っ立っているだけや。それ以上もそれ以下もない。」

 「まあ0だからな。」

 黄昏はそのまま全裸の状態で服を回収する。

 そう、回収しただけ。

 着てはいない。

 「やあやあ。遅れてしまtt」

 奥からマインドがやってくるがこの集団を見て言葉を失う。

 一人は全裸であり、もう一人は手を血で染めており、かくいう俺も、拳銃を持っている。

 「・・・お前らいつから変態集団にジョブチェンジしたんだ。」

 

グルード解説後半戦

 

さあ一話またいで、今回はグルードの解説を行います。

前半線を見ていない人は『RE ボムテックス』の後書きを見てから来てください


さあ今回解説するのは、白の部屋と黒の部屋です。

まず白の部屋は順に、雪原、浜辺、教室、お墓、病院

黒の部屋は駅、交差点、地下駐車場、公園、マンションとなっています。

ではなぜこのようなこととなったのか。

それは、主人公の記憶に関する事柄だからです。

初めての殺人は雪原、最後の殺人はマンションとなっています。

そしてそこからは順番通りの殺人が行われています。

ではなぜマンションの扉を開くと、このようなことが起こったのか。

それは、反省というものではなく、思い出のようによみがえっただけです。

ただそれだけです。

そして、白い記憶は黒い記憶より、忘れやすい。

そのため、白は行いを思い出すような迫り方。黒は行いを改めるよう注意する迫り方。

これが白と黒の違いです。

また、繰り返して答えるものは、全て一人ではなく、その他全員がバラバラに言っているのです。

決して誤字なのではありません

そして最後、主人公は自殺をしてしまいます。

では何故だったか。


それは、ただ単に、飽きただけです。

生きるのに飽きた。たったそれだけなのです。

精神が病んだなどではございません。

むしろ正常だったからこそ、死のうとしたのでしょう。

最後の最後に、謎という置き土産を現実に与えて。

そして彼の真相を迫れば迫るほど、彼はそれを笑います。

彼は生きるのに飽きて死にました。

だからその暇つぶしに、生きている人間のほとんどをおもちゃのように遊ぶことに決めました。

そして、その話題が消えるのは、彼がそれに飽きたときでもあるかもしれません。


以上がグルードの解説となります。

かなり深い作品でしょう。まあ本編とはあまり当たり障りのない内容かもしれませんが。




そして、あと少しで総合計ポイントが500です。

ブックマーク登録されていない方、評価ポイントをされていない方がいらっしゃいましたら、ぜひよろしくお願いします。

僕の目標は、完結するまでに総合1000以上の達成だけです。

ではまた次回お会いしましょう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ