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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 5章 コンフュージョンケテル
122/204

チェイス to フェイス ( ◉ ω ◉)グン

めちゃくちゃ休んでました。

あははははははは。

 しかしバイクって初めて乗ったけど、かなり早いんだな。

 現在櫻木はバイクに乗り、そこから軍隊から逃走。

 そしてバイクを自転車のように乗りこなしている。

 まあ彼自体自転車に乗れるのだからバイクに乗れないということも無いらしい。

 でも免許を持っていない時点でそれは無いだろうというものだ。

 あと毎回毎回車道に行ったり歩道に行ったりするのはやめた方がいい。

 しかも車道に関して言えば、反対車線を横切る行為ももってのほか危険である。

 すると後ろから銃声が聞こえてきた。

 その後ろには複数のバギーから銃が飛び出ている。 

 公共交通機関で銃を所持している。

 アクセルはフルスロットル。現在制限速度に則り、時速60キロで走行中。

 蛇行(車線無視)は行っているのに、無免許運転であるはずなのに、きっちりと制限速度だけは守っている。

 訳が分からない奴だ。

 すると背後から機関銃が迫ってくる。

 櫻木はその攻撃を避けながら進んでいくが、この時にあることを思い出す。

 「・・・そういえばあのナイフ何で捨てたんだ。」

 ちなみに櫻木は現在何も装備しておらず、ほぼほぼ丸腰で逃げている。

 とはいえあの人数を相手取るのは流石に骨が折れる。腕一本行きそうだな。

 「しかし、こうなったのには必ず原因がある。ひとまず情報集めでもしますかね。」

 今向かっているのは奥狩りだ。でも、正面から行けばまた面倒だ。

 だったら裏ルートしかないのかな。

 バイクは大通りに出る。そこにはパトカーが数台止まっており、櫻木の乱雑な運転に目を向けていた。

 その後からくる銃もちのバギーが数台バイクを追いかけるように運転している所を見た。

 警察らはその世紀末舞台の漫画でしか見たことがない状況を見て、すぐさま急発進する。

 「そこのバギー止まりなさい。あとバイクも止まりなさい。」

 「なんだ。警察か。」

 するとバギーの運転手は懐から手帳を取り出し、ブレーキを踏む。

 一人急ブレーキで車から外に飛んでしまった人がいたが、受け身をとり、無傷であった。

 「シートベルトしておけよ。」

 「さーせんっす。」

 運転手はパトカーに近づき、警察に手帳を見せる。

 「こちら国際警察。ただいま、世界犯罪者を追っている。」

 「国際警察?すまないが、そんな組織聞いたことないぞ。」

 「じゃあもう一個の呼び方でいいか。無名団とか。」

 すると警察たちは後ろにいた軍人に銃を向けられ、攻撃される。あまりにも残酷で、悲惨な光景である。

 「よし。ここいらの警察はようあんな嘘でも信じなかったな。」

 「無名団っていうのは単なる言い換えですよね。」

 「確か本当の名はアブクラスタだったな。元だが。」

 あの殺し屋。もう引退したからちょうどいいと思ったが、まだ生きていたか。

 でも、今ので逃げられちまったな。まあいいか。

 復讐するときが来たからな。



 「ふー。何とか逃げれた。」

 でも、あいつらなんで止まったんだ。そんなことしなくても良かったのに。

 まあこっちはこっちで目的も果たせそうだしな。何とかなるとも。

 すると軍用車両が前方に止まる。

 明らかにこれ敵だな。

 よし。逃げるか。

 櫻木は一瞬でバイクから降り、すぐさま前方車両のドアを開け、中にいる軍人の銃を奪い、殺す。

 そしてそのまま逃亡した。

 多分これ逆の方から来てるかもしれないな。じゃあその分邪魔でもするか。

 櫻木は交通量が多い道路に行き、車の隙間と隙間を合間縫って隠れながら向かう。

 しかし車を壊すかのように、後ろからダンプカーで車を巻き込みながら近づいてくる。

 どこの世界線の状況だよ。

 「とはいえこれじゃあ巻き込まれるな。」

 目的地まであと少し。あそこの裏路地に入ればそれでいい。

 すると真横から銃撃が降り注ぐ。

 「おいおいおい。スナイパーもいるのかここは。」 

 でももうすでについている。

 櫻木はバイクから飛び降りる。

 そしてその時に銃をダンプカーに向けて放つ。

 放った銃弾はガラスを貫通させ、運転手に当たり、方向を大きく転換し、進路を防ぐ。

 その前に櫻木は裏路地に入る。そこから迫ってくる軍隊を撒きながら逃げる。

 しかし流石の適応力なのか、もうすでに奥狩りの裏口を見つけているが、足音が近づいている。

 櫻木は裏口に入った。

 でもそれを追ってきたやつらは見逃していない。

 C4で鉄扉を壊し、中に入る。

 そしてそこに広がるのは、真っ白な空間であった。

 「色々なやつらが売っている。個人売店なのかここは。」

 「露天商みたいっすね。」

 ぞろぞろと入ってくる軍隊。

 「おや。あんたらここは初めてか。」

 エプロンを着た一人の赤髪の青年が軍隊に近づく。

 「ん。ああ、初めてっすね。」

 そう言うと、一人が銃を構え、そして撃つ。

 しかしその攻撃はまるでその男には効かなかったのか、銃痕もなければ傷という傷がついていない。

 「おいおいおい。攻撃するなよ。でもそうだな。戦いたいけどここの方針で不殺生なんだ。だから今のは見逃す。はっはー。案ずるな。このことは黙っといてやる。」

 「はあ。お前何言って・・」

 「いやすまない。こちらの非が悪かった。謝罪しよう。しかしこちらにも事情がある。あの黒髪の少年。年齢は君と同じくらいの男を、見なかったか。」

 「はっはー。知らねーな。まあいなかったということにしといてくれ。ここじゃあ協力要請もできないが。」

 「なるほど。つまり知っていると取っていいのか。」 

 「はっはー。まあ確かに。従妹はそうかもしれねーな。」

 「じゃあいい。殺せ。」

 全員が銃を構える。

 しかしその瞬間リーダー格以外の軍人全員が吹っ飛ぶ。天井高さ10M近く吹っ飛ぶ。

 「はっはー。いやはやいやはや。これでも手加減した方だ。上出来だ。まあ殺した方が良かったんだが、あいにくそれは禁じられていたからな。殺死名としてはずいぶんなことだ。」

 「殺死名。」

 「はっはー。そういえば貴様は誰だ。宵咲の指金ではなさそうだ。まあ、我の攻撃を見切れてないのならば、目に置く必要もないか。」

 「ふざけるな。」

 軍人は近づく。

 するとそいつの首が跡形もなく消し飛ぶ。

 赤髪の彼が持っていたのはハンマーであった。銃弾の防御。攻撃に使われた武器。セリフで全ての意識をハンマーから遠ざけた。それでこそ、劇団の座長でもある。

 「しかし困った。どうしようか。」

 「おーい。というかびっくりしたわ。なんでお前いるんだよ。」

 「はっはー。まさか殺死名が関わっていると聞かれたら動かなければならないだろ。我はそうしている。」

 「そうか。じゃあお前はそのままここに入り浸るのか。日喰比(ひぐらい)。」

 「はっはー。そうしなければならないからな。」

 「あああと。ペンと消しゴム。返しに来たぞ。」

 日喰比はそれを櫻木に渡した。

 

無名団(元アブクラスタ)

アブクラスタは外伝の方で出てきたので割愛。

無名団とは、アブクラスタの遺品基遺産であるアンドロイド マーズを改良し、本格的な戦闘能力を開くために作られた組織。元軍人、正確に言えばアブクラスタ時代につかまった宵咲軍団の兵を使い、立てられた。現在ではマーズの研究は以前行われており、世界をも揺るがす大組織へと変貌した。

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