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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 1章 羽ばたく弾丸核たる秒針
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この速さチートじゃね (゜д゜)ハァ?

前回新キャラ出ましたね。

そのことをすっかり忘れていました。

もうすぐ夏ですね。

学生の人達は夏休みがありますね。

ちなみに最近の夏休みって8月の終わり近くが最終日だそうです。

 赤青戦からおよそ2ヶ月経った。

 櫻木は今日もゲームライフを過ごしています。

 「おっしゃ星五ゲットー。」

 まあ、ガンフラはやってませんがね。

 今やっているのは、[リスタートワールド]というMMORPGのゲームだ。

 ・・・なぜガンフラをやらないのか。

 それは、少し前に(さかのぼ)る。

 



 あの時は櫻木はガンフラをやっていた。

 しかし、突如運営からあるメールがきた。

 その内容は、

 [ユーザー名 カマボコ

 あなたは他のプレイヤーから通報がありました。あなたの対戦履歴を見ますと、チート及び改造したと疑いがあるため、少しの間サーバーとの接続を切らしていただきます。また、アカウントの乱用などが起こらないよう、一時的にアカウントを凍結させていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。しかし、データは消去しないので、そこのところはご了承ください。]

 という感じであった。

 ・・・・・アカウント・・・凍結

 つまり・・・・・ガンフラは・・・しばらくの間できなくなる。

 ・・・・・・。

 「はぁーーーーー(怒)」 

 「ふざけんなよ運営が。」

 「俺なんもしてないじゃんか。」

 「誰だよ勝手に通報したやつ。」

 櫻木はゲーム内でも怒鳴っていたし、その声は現実にも響いていた。

 そして、アカウントしばし凍結。

 「どうしようどうしよう。」

 「何をすればいいんだ。・・・って、簡単な話。別ゲーでもしとくか。」

 切り替わりがめちゃくちゃ早かった。

 櫻木はVRゴーグルを机の上に置き、ゲームを買いに外へ出かけた。

 最初はホラゲーか音ゲーにしようか迷った。

 どちらも心拍数が異常に上がるというものであったが、結局選んだのはそのどちらでもないMMORPGということとなった。

 [リスタートワールド]

 キャッチコピーがゼロから始まる新たな物語という、日本のラノベかつアニメにありそうな感じではあるが、ちゃんとした設定があるらしい。

 実をいうと、これが発売されたのが二年前。

 ユーザー数は5000万人ほどいるということだ。

 しかもグラフィックやキャラデザも綺麗かつ整っているから、満足度は高い。

 あとほとんどバグが起こることも無い。

 なんて素晴らしいゲームなんだ。

 そしてそこからしばらく経った。

 で、現在もうガチャをえげつないほど引いている。

 課金、課金、さらに課金。

 ガチャ沼に入った人よりかはさらにヤバいやつであった。

 櫻木にとって課金とは、心が安らぐもの。

 ある人気声優もそんなことを言っていたような気がする。

 まあなんせ彼の総資産は20歳であるにもかかわらず、1000億という。

 過去にやった依頼の数々は、どれも高額であり、その中でも最も高かったのは、600億という総資産の半分以上を得ていた。

 まあその内容が国一個滅ぼすことだったから。

 そんなガチャ沼に入った櫻木にある朗報が入る。

 [ガンフラット・オンラインのアカウントが戻ってきました。]

 そう書かれたお知らせがきたのだ。

 櫻木はにやけ顔を作り、さっきまでやっていたゲームを閉じ、ガンフラに切り替える。

 



 「久しぶりに帰ってきたー。」

 櫻木は両手を上げながら、そう呟いた。

 仮面で顔は隠れているが、喜ばしいことは確かである。

 「さてと、まず確認しましょうかね。」

 櫻木はガンフラの機能メールを開く。

 開くと、見知らぬものがあった。

 多分、運営からのお詫びの報酬だろう。

 「えっと、報酬は戦利品アイテムの回復薬や、武器の無料チケット、ジョブチェンジチケット、あと新スキンかな。」

 他にも色々あったが、特に重要そうなのはこれらだろう。

 回復薬は、体力を回復するもの。

 前の狩人とは違い、自然治癒じゃなく一気に回復するもの。

 職業の中では回復系スキルを持った職業もあるが、特にソロ活動している人にとっては、回復役は意味が無いだろう。

 とはいえ、実際俺は回復薬使わないんだけどな。

 だって荷物になるし、ほとんどノーダメみたいな感じだからそんなことは滅多に起こらないけどね。

 でも、武器の無料チケットはありがたい。

 家宝にして重宝するのもいいが、せっかくなので使っておこう。

 ジョブチェンジチケットは・・・・売るか。

 報酬の内容を見たあと、櫻木はショップを開いた。

 今まで稼いだゴールドは5万。

 爆裂弾が25個買えるぐらいだ。

 ジョブチェンジチケットを換金して、現在は5万と2000ゴールド。

 まあ色々見ますか


 閲覧中・・・・

 うし、まず武器は軽量の方がいいな。

 ライフルやアサルトは使い勝手が良いが構えるまで時間がかかりやすい。

 サブマシンガンは弾がバラつくし、スナライ(スナイパーライフル)はあまりキル数が稼げない。

 だから俺はショットガンにした。

 ただのショットガンではない。

 軽量という条件も含めた最良の物だ。

 そう、それはソードオブショットガン。

 ポンプみたいな感じてはなく、本当に昔の拳銃のような感じだよ。

 破壊力は一般の武器よりかは劣るが、ヘドショ(ヘッドショット)を狙えば、1発KOもありえる。

 だけど案外連射式の方が意外にいいのかな。

 まあもう買っちゃったし、どうでもいいか。

 あと、投擲具の中からフラッシュバンとおなじみのグレネードは買っておいた。

 グレはFPSで特に必須なものだからな。

 強いていえば、銃よりもはるかに強い。

 さあ、タイマンへとしゃれこもうじゃないか。

 櫻木はフリーマッチを開始する。

 「いやー。久しぶりに見た。」

 あの大きな天窓は青い空を映し出している。

 今日は確か日曜だっけ?

 フリーマッチでもはるかに人はいた。

 じゃあタイマンタイマンと。

 櫻木はタイマン戦の方へ向かう。

 「あんた、カマボコさんか。」

 誰かに声をかけられた。

 まあ、この格好は目立つしそう尋ねるだろ。

 「そうだけど。君は?」

 「俺の名前はハヤブサ。」

 ハヤブサはプレイヤーネームの方へ指をさす。

 ハヤブサ?

 もしかしてトップランカーか?

 ・・・・もしくは殺し屋か。

 櫻木は彼を疑った。

 なぜなら、話しかけるやつは殺し屋かもしれないからだ。

 「あんたとタイマンしたいんだが。いいか?」

 なら、たとえ殺し屋でもこれはゲームだ。

 「いいですよ。」

 わざと交流しておこう。

 櫻木はハヤブサとの直接対決が、今始まろうとしていた。


 タイマン戦

 タイマン戦は10対10のスコア戦

 先に10回勝った方が勝ち。

 また、5回目からはハーフタイムとなり、武器の交換などができる。

 さらに、同点だった場合はサドンデスとなり、危険度が増す。

 櫻木は毎回10とって勝っている。

 多分勝率は100パーセントぐらいはいくだろう。

 一方のハヤブサは勝率100パーセント

 そして、タイマン戦は始まった。

 櫻木はいつものようにハンドガンとおなじみのトランプマジック編成。

 今回のステージは住宅街のため障害物は多い。

 櫻木はハヤブサを警戒しているが、ハヤブサはもう櫻木を捉えていた。

 ハヤブサは屋根を伝って櫻木に近づく。

 しかし、櫻木はそれをも予想しており、屋根に向かって銃を発砲した。

だが、ハヤブサはそれをすかさず避け、銃弾により少し壊された屋根の欠片を拾い、櫻木に投げた。

 「・・・・えっはぁ」

 櫻木は何とか避けるが、ハヤブサはその時にだんだんと櫻木との距離を縮めていった。

 櫻木はハヤブサとの距離を離す。

 なるべく蛇行しながら逃げ、イカサマシャフルを発動させる。

 「ちょっとちょっとちょっと、早くね。まじで早くね。」

 ハヤブサは家の壁を蹴りながら移動し、櫻木との距離をどんどんと縮めていき、やがて1歩手前まで来た。

 ほんの1秒で櫻木に追いついた。

 櫻木は窓を突き破り、屋内へと避難する。

 そこからダイヤのトランプを投げ、ミスディレクションを発動させる。

 ハヤブサが屋内に入った時、幻影弾を発動。

 その弾はハヤブサの喉を貫通し、そのまま後ろの壁に当たる。

 ハヤブサ自身にはダメージはないが、彼は瞬時にそれを確認する。

 櫻木はハヤブサが後ろに振り向くと同時に銃を撃つ。



ガンフラット・オンライン

豆知識

タイマン戦

タイマン戦は、1VS1の戦いで、基本なんでもあり

10回勝負し、その勝った回数が多い者が勝ちとなる。

また、どちらも同点となった場合はサドンデスへとなる。

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