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日常の非日常、非日常の日常

作者: 薄氷

『日常とは非日常、非日常とは日常との隣りあわせだと思うのです』

 と、ゲシュタルト崩壊しそうな言葉の羅列をしていますが本当のことであると思います。


 日常に対しての非日常というものは、当たり前に起きていないようなことが起きている時に出る言葉であると思います。例えば、


 「雷が光の後一秒も立たずに目の前に落ちた音がする」

 「自分が好きな人と一緒に過ごしている時間」

 「奇跡の瞬間を目撃した」


 と、簡潔に書いた部分はあれど、どれも日常に起こりえないですが実際に起きそうな事柄ではありますよね。このことを一般的に「非日常」と表現しがちです。


 逆に非日常に起こりえる日常についての例を少しまとめてみたいと思います。


 「力仕事関係の仕事でデスクワークの仕事が来た」

 「コンビニの店員が知り合いだった」

 「実家に帰省した」


 などなど、とりあえず刀がいつもいた鞘に戻ったような安心感に至れるという「日常」に帰ってきたような表現がありますね。しかし、非日常にいたときに戻る日常、という表現に何らかの違和感を感じる人はいませんでしょうか。

 日常が非日常に置き換わってることが日常に戻るということはあると思いますが、“最初から”非日常に身を置いている人間なんていうものは存在し得るのか、という疑問がわきます。


 それに対する答えは人それぞれではあるでしょう。私に関しては最初から身を置いている人間は存在していると思います。有名な童話「シンデレラ」では主人公のシンデレラが他の人間の使いっぱしりとして物語が進行します。これは日常とは少なくとも呼べませんよね。それが魔法にかけられてお姫様になる。しかし、これも非現実です。というころから新しい表現である、

『非日常の“非日常”』


 というものが作り話には多く用いられています。皆様も見ている作品をよく見てみれば様々なところにこのようなキャラがいます。しかし「現実」にこの表現が合うような人間はいるのでしょうか。これは私の人生における大量の疑問の一つです。


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