長文タイトルは嫌だ!? こだわりのバリアフリー化
現在、ランキングが落ちてきて非常に気持ちが安定してきました。
落ちるだろうとは思っていましたが、意外と、というと評価して頂いた方には失礼ですが、思ったより長く上の方にいたな、というのが正直なところです。
たぶんブックマーク2500から3000くらいで百位から消えるだろうな、と想定していました。
なのでその間は意識しないようにしてましたが、気が張ってたんだと思います、なんせ初めてのことなので。
とは言え、また上がったら嬉しいですが、まあしばらくはないかな、二度とないかも知れませんが。
さて、零章。
賛否頂いたこちらですが、本人的には書いてとってもプラスでした。
未体験の事がありました。
キャラクターにエンディングを書き換えさせられた、という感じでした。
これほど強くキャラクターがストーリーに影響を与えてくるのは初めての事で、そこは書いて間違いなくプラス、という感じです。
本来は生まれ変わりエンドでしたが、ヒロインに「それやだ、アタシ幸せじゃないし」と言われたような気がしました。
もともと作品のテーマが「頑張ってる奴が報われ、主人公の周囲は幸せになる」なので、確かに、と思わされました。
なのであんな感じになりました。
そして、あんな感じの方が良かったと思ってます。
あと小ネタ。
ピオレはフランス語でピッケルです、響きから何となく神様を連想したのであんな話になりました。
感想欄とかで「なぜ各話のタイトルに『神様』が付いているのに最終話だけないの? 思いつかなかった?」とか来ると思ってましたが来なかったので解説。
はい、最終話で神様じゃなくなる、ということを暗に示してました、目次見ればピンと来ちゃう人向けですね、目次に仕込まれたネタバレ、とも言えます。
さて、今回のエッセイのタイトルですが、どうしてもこだわってしまう部分、の妥協といかに付き合うか、という話です。
まず、私は今「夫婦喧嘩で最強モード!」のタイトル変更、大幅改稿を考えています。
まあこのエッセイの底辺脱出の所でも申し上げましたが、正直変更にためらう部分はあります。
なろうでは、長文タイトルが主流です。
これはランキングを見れば一目瞭然で、そうではないタイトルはかなり少ない、という感じです。
これを見て、本当は長文タイトルなんてイヤだけど、クリックされやすい、訴求力のあるタイトルをどうしよう、と考えることから、なろうとの付き合いが始まるとも言っても良いと思います。
それでも「長文タイトルは嫌だ!」と思う方へ。
長文タイトルを読者にクリックさせる手段、と考えるのではなく、読者への優しさ、ととらえてみてはどうでしょう。
優しいタイトル、つまりどんな話かわかりやすいので、読者が入り口の段差を気にせずスッと入れる、ということです。
確かに長文じゃない、わかりにくいタイトルでも入って来る人はいるでしょう。
でもそれは言葉通り敷居が高く、さながら「一見さんお断り」の高級店、予約専門店です。
口コミでしか探せません(ようは評価)。
それよりも、入り口の段差をあくまでも読者への優しさ、として撤去する。
自分が書きたい複雑な、オシャレな文章を封印して、見やすいメニュー、お勧め商品のピックアップをしっかりと。
看板通りの展開で、看板通りのメニューで、でも思ったより美味しい、そんな心のこもった作品は、きっと読者に伝わると思います。
一つ一つそうやって、あくまでも読者に親切に、という観点から考えてみてはどうでしょうか。
私の零章の反省点はまさにここにあって、私は物語の過去みたいなものがとても好きです。
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドをプレイしてても「過去編プレイさせろや!」とか思ってしまうタイプです。
最近他の、特にランキング上位の作品を見て自分と一番違うと感じるのは、そういった押し付けが少ない、ということです。
今回の零章は例えれば
「このカップラーメン、三分って書いてあるけど、一分が一番旨いから食ってみ!」
と、自分の好みを押し付けるようなもので、そりゃあ好きって言ってくれる人もいるだろうけど、やっぱり三分が一番支持されるよな、ということです。
一分が好きな人も別に三分でも「固い方が好みかな?」位で、文句を言うことはあまりないでしょうが、三分が好きな人は一分だと「まだ固いよー」って言いますよね、そんな感じ
やっぱりそこを、三分でキッチリ出せるのが実力だと思います、それを学べたのも良かったです。
というわけで、読者にもっと親切にしよう、と思いました。
では、また何かあれば。




