日常
絹で出来ているような少し茶色が混ざった黒く揺れる長い髪、無駄の無い引き締まったボディが大人らしさを演出し、童顔があどけなさを残した今年30歳になる彼女。気付いた時には私は彼女に恋焦がれてしまっていた。
暑さが残る9月、教室の後ろ窓際の席に座っていつもの通り人間観察。
「おはよう咲ー」
「うん」
「今日な、星座占い2位やってん!」
「良かったな、私一位やで」
「…いいし一位も2位も変わらん」
「秋はいつも元気やな」
「うん!そろそろ戻るわ」
彼女が教室へ入って来た。ホームルームが始まった。白いシャツに黒のカーディガン七部丈の茶色ズボン。ナチュラルな感じを残しつつ派手さを感じない。服の要素を最大限に生かしブランド物を身に付けないのがなお素敵だ。
朝礼が終わり急いでむかう行き先は彼女、
「桑野先生、おはようございます」
「おはよう」
「今日も口紅塗って無いんですか」
「別にいいの」笑
「今日もイイ感じです」
「ありがとう、立花さん」
雑談を交わし別れた後に小さくニヤつきガッツポーズ。これが私の1日の始まり。
放課後は彼女の手伝いをする。彼女と一緒に居たいのが理由で始めたが今ではやることが無いと落ち着かないぐらい板に付いてきた。
「先生、ここに貼ればいいんですよね?」
「うん、そこいい感じ」
「他にやること無いですか?」
「無いよ、ありがとうな」
「出来ることあったら言って下さいね。
あっそうそう忘れてた」
「何?」
「お願いがあってですね、私のやる気スイッチ押してください!」
「えーどこにあるん?」笑
「心の中です」ギュッ
「あーもっ!あかんて!」
「ふふっごちそうさまでした」ニコッ
「そろそろ帰りや」
「じゃあ、さようなら」
こんな感じで私の1日が終わった。
初めましてみきさかです。読んで頂いてありがとうございました。私自身百合好きで実際に女性が好きです。満足できるものを自分で書こうと思い投稿しましたが、大変お見苦しいものになってしまいました。続編も出すつもりなのでよろしくお願いします。