公家
突然ですが、お公家さんて怖くないですか? ええ、びっくりするくらいステレオタイプなお公家さんをイメージしていただいて、かまいません。
白塗りの顔にお歯黒ですよ、ほとんど妖怪じゃないですか(笑)
しかも本来の眉の位置からだいぶ上のほうに、ぽっちみたいな眉毛を描くでしょう。そこ、触角の位置だから。
言葉もヘンですね、おじゃる、みたいな。おじゃるちゃうねん(笑)
さて、なんでこんな話をしたかと言いますと、黒澤明監督の『夢』(1990年公開)という映画を紹介したかったのです。
複数話からなるオムニバス形式の作品で、どの話も短いけれど夢がモチーフとして描かれています。
モチーフとなる夢は基本、怖いです。でもどこか儚くて美しい。オレの大好きな映画です。
で、そのうちの一話に出てくるんすよ、お公家さんたちが(笑)
正確には雛人形だったかな……中に木霊が宿って、とにかく、見てくれはまんま人間のお公家さんです。夢にお公家さんたちが出てきたら、子ども泣きますよ。
でまあ最終的には、その雛人形の木霊のお公家さんたちが舞を披露してくれるのだけれど、これがすこぶる美しいわけですね。
まだCGとか盛んじゃない時代の作品ですから実写なわけです。原寸大の人形たちの舞はそりゃあ迫力ありますよ。
ちなみに、雛人形ズの皆さんは五人囃子や官女? とかも入れたフルメンバーでした(笑)




