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なにYOU天然!  作者: 大原英一
番外編
40/47

夏休みだよ、ホラーえもん!

今回はホラー用語をバシバシ使っています。苦手な方はご注意ください。

 今回はじめて夏ホラー企画に参加させていただき、いろいろ学ぶことが多かったように思う。人様の作品も多数読ませていただき、非常に勉強になった。ふだんは滅多にやらない。だからダメなんだな(笑)

 ひとくちにホラーといっても、いろんな趣向がある。なにをいまさらと、だが、オレはこのジャンルに挑戦するのははじめてだ。好んで読むジャンルでもない。


 タイプA。王道ホラー。誰かが殺されて、その者が復讐のために地獄から舞い戻る(笑) まあ、理不尽に殺されて安らかに成仏レスト・イン・ピースするのも、なんか違うよね。殺した側が逃げおおせるってのも、勧善懲悪の見地からすれば不適当だ。なので、王道ホラーはヒーローものと若干カブるところがある。


 タイプB。恨みぃ増すホラー。犬神家の一族や八墓村みたいに、家族や地域などのコミュニティーにおいて積年の恨みが渦巻くタイプ。多数の死者が出るケースもあれば、ひとりか、あるいはゼロといったケースもある。重要なのは恨むことであって、殺すことではない。


 タイプC。ミステリアス・ホラー。タイプBで横溝作品を例に挙げたが、これらがミステリー風味のホラーなのか、ホラー風味のミステリーなのか判断が難しいところだ。が、タイプCの特徴は謎解きに物語の主題を置いている点だろう。謎解きのロジックに重点を置きすぎると、あまり怖くなくなるという弊害も生まれる。


 タイプD。なんちゃってホラー。はいオレです(笑) もう、この作者あんまホラーくわしくないし好きでもないんだろーなー、っていうのが丸わかりのタイプ。違うんすよ、ホラーの祭典でホラーを出品しないことがむしろホラーなんすよ。温度差っていうか、このさぶいところがホラーなんすよ!

 このタイプは変化球というか、むしろ邪道だ。オレみたく、生まれてこのかた変化球しか投げたことのない人間にとって、今回の企画でそういった変わり種をあまり見かけないことは、いまのところ少し意外でもある。


 あるいは自分でも気づかぬうちに、わりと王道寄りのものを選んで読んでいるのかもしれない。このオレがホラーに関しては意外とオーソドックスな好みだったとすれば、これはあたらしい発見だし、それこそホラーだと思う。

 まあまあ、ぶっちゃけて言うと、ジャンル問わず上手い作家さんはやはり上手い。安心して読める。安心だから怖くない。

 怖くない……ってホラーじゃダメじゃね? いやー、どうだろう。そもそもホラーに怖さを求めてないからなあ(笑)

 でも寒いコメディより良質のホラーのほうが面白いのも事実だ。秋のコメディ祭とか、やってくれないかなー運営さん。そしたら超絶お硬いやつをお見舞いしてやりますよ。


 夏のホラー2014、絶賛開催中です。また面白い作品に出会えることを期待してます。

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