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なにYOU天然!  作者: 大原英一
本編
17/47

17.リターンド・アンド・ラスト

17 2013/01/28


(前回のつづき)


「行けえ、翼! 攻めるんだ」

「お父さんっ」

 スタンドの声の主は、大空船長その人である。

「うん、わかったよ!」と翼くん。わかったんかい、とつっこむオレ。

 前半終了間際、ついに翼くんは攻撃に転じる。

「翼、作戦が……」動揺するロベルト。

「ロベルトくん、翼のサッカーは守りのサッカーじゃない。攻めのサッカーだ」

 と、のたまう大空船長。

 だから、なんでアンタが決めんねん(笑)


 この後、すったもんだがありまして、とうとう南葛は修哲に点を取られてしまう。試合の残り時間が少なくなると、若林くんは恐るべき「とりかご」作戦を発令する。

「とりかご」とは、修哲サイドでパスを回し合い、南葛にボールを触れさせないまま時間切れを待つというケチな作戦である。

 この作戦を打破しようと、キャプテン石崎くんが孤軍奮闘する。(このとき、翼くんはまだキャプテンじゃなかった!)

 ボロボロになってもボールを追い続ける石崎くんの勇姿に、漫画版アニメ版ともに、つい涙ぐむオレ。アニメ版では、ほんの二、三カットでもうボロボロになっていたので、つい笑ってしまった残酷なオレ(笑)


「とりかご」は意外とよくできていて、大勢でボールを獲りに行くとカウンターを狙われるリスクがある。そのため、石崎くんが自らスケープゴートとなったわけだが、ついに南葛イレブンは彼のバック・アップに入る。

 ここぞとばかりにカウンターを狙う修哲・井沢くん。ウィングの滝くんにすかさずパス……と、この動きを石崎くんが察知する。修哲の定石パターンだったのだ。

 千載一遇のチャンスをものにした石崎くん。滝くんと競り合ったときに足を痛めるが、なんとかボールを奪い翼くんへのラスト・パスに成功する。

 グッジョブ、石崎くん!


 えーと、この後もすったもんだがありまして、ついに翼くんは若林くんからゴールを奪う。一対一の同点で、南葛と修哲の試合は延長戦に突入する。

 この延長戦へ入る前の休憩時間にふたつの事件が起こる。


 ひとつめ。失意の若林くんが「試合はもう終わった……」といってグラウンドを去ろうとしたところを、彼の専属コーチ・三上さんがあらわれて、若林くんに強烈なビンタをくらわす。

「三上さん……」

「甘ったれるな源三! 試合はもう終わっただと(中略)……お前を信じてついてきた仲間たちからも、お前は負け犬のように逃げ出すつもりか。それもいい、しかし、お前と会うことは二度となかろう」

 めっちゃ格好ええわー、三上さん。

 これで目が覚めた若林くんは、ふたたびやる気を奮い立たせ、グラウンドへと舞い戻る。

 それをスタンドから見ていた三上さんが一言、

「それでこそ源三だ」

 見直すの早っ(笑)


 ふたつめ。「とりかご」突破の際に足を痛めた石崎くんにかわり、まだ転校手続きも済んでいない岬くんが、緊急参戦することになった。

 岬くんの加入によって、南葛の戦力が格段に増したのはいうまでもない。

 ロベルト監督いわく、

「こうなるんだったら、もっと早くに石崎に怪我してもらうんだったなあ」

 ええええーーっ!? って、石崎くんじゃなくても、絶叫したくなるよね。

 本当に、誰のおかげで「とりかご」を突破したと思ってるんだ(笑)


 以上がオレの対抗戦での萌えポイントでした。

 勝敗とか、どうでもいい。ちなみに結果は引き分けです。


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