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怪奇現象

 召喚(サモン)開始(スタート)


 名称 オオミカヅチ

 属性 風、雷

 位階 ハイエンド

 種族 古代神

 依代 魔剣リンポ

 強度 1

 効果 風、雷属性の魔法使用可能。


 召喚(サモン)完了(エンド)



 近代的な通路の中を、強大な風と雷が吹き荒れる。

 そのさなかで広は走馬灯を見た。


 自分という人間のキャラメイクのすべて。


 自分が求めた力を与えてくれず、しかし自分が決めた力を与えてくれたスキルツリー。

 仲間のいない自分を支えてくれた武器防具の数々。

 唯一の仲間だった、相棒になってくれた女勇者。

 そして、勇者と共に調伏し武器へ宿った四柱の神。


 その神の一柱がここにいる。

 雷と風が人間の輪郭を構成し、自分に向かって話しかけていた。


「なんでだ……オオミカヅチ。お前たちが宿った武器は置いてきたはずだ」

『何を勘違いしている。我らは『お前の武器に宿る』と言ったはずだ。我らを討った武器に宿るとは言っていないぞ。お前が武器を持てば、我らはそこに宿るのだ』

「……そうか」


 掴み取り、刀身を検める。

 あの時得たキャラメイクの到達地点。

 もう死んでもいいと心底から思えた心の躍動。


 今はもう懐かしいだけだ。新鮮さなど欠片もない。


 一瞬前までは殺されるつもりだった。

 今はどうするべきだろうか、と思考がよぎる。


 やはり戦う気力はない。

 目の前の彼女はどう思っているのかと、空気を読もうとして……。


「お、おばあちゃん?」


 先ほどまでの充実していた姿と違い、現在はとても動揺している。

 会ったこともない祖母の名前を口にしながら呆然としていた。


「……おい、紫電。どうした?」

「なんで……なんでよ! なんで、なんで!」


 力いっぱいサーベルを振り上げて叩きつけてくる。

 本当にそう表現するほかない粗雑な攻撃であった。


「ま、待て!」


 彼女の勘違い振りに広も動揺していた。

 動揺していたためリンポで受ける。

 先ほどと違い力負けすることは無く、彼女の一撃を受け止められる。


「なんでよ、おばあちゃん! そんな力があるのなら、なんで私の時はなにもしてくれなかったの!? 答えてよ!」

「落ち着け、紫電!」

「うるさい! アンタもおばあちゃんも嫌いだ!」


『……なぜこやつは我のことをおばあちゃんと呼んでいるのだ? 失礼な奴だな』


「お前も黙れ!」


「誰に向かって黙れと言ってるのよ!」

「お前じゃねえよ!」

「じゃあおばあちゃんに言ってるの!?」

「違う!」


 自分の命に執着はないが、紫電と祖母である孤電の名誉のために戦わざるを得ない。

 自分が到達したキャラメイクを目の前の幼馴染に向けて振るう。


(1じゃ無理だ……2、いや3まで引き上げる!)


 召喚(サモン)更新(アップデート)

 強度 1→3

 更新情報

 風、雷魔法強化

 数値的状態異常付与

 ローカルルール『乱薙颱(らんなたい)』布令


 この直後。

 通路内で大嵐が発生した。


 広を中心とした通路内に嵐の雲のように大気があれる。

 雷が迸り、風が走る。


 そしてそれは奇妙なことに、広を中心としながら、広自身から発されているわけではなかった。



 ローカルルール。


 高度なダンジョンなどに存在する特別なルール。


 アクティブスキル使用不能。

 武器防具の装備不能。

 回復行動に毒判定が発生。

 熱ダメージ発生、など。


 敵味方を問わず適応されるステージギミック。


 この女尊男卑世界では怪奇現象(・・・・)と呼ばれている。



 怪奇現象の発生へ真っ先に気付いたのは殺村紫煙だった。

 荒れる大気の中で、自らの体に傷が走っていく。

 些細な切り傷だが、それでも明らかな異常事態だった。


「これは……怪奇現象か!?」

「そのようですね」


 紫煙が傷を負っていく姿を見て近藤も慄く。

 誰がこの怪奇現象を発生させているのか、あまりにも明らかすぎる。


 だが、誰よりも動揺していたのは紫電だった。


「なんで、よ。なんであの時! その力を使ってくれなかったの! そうしていれば私が、私がヒロインになれたのに! なんでよっ!」


 怒りが極まり、殺意が溢れる。

 今日という日まで磨いてきた『己の力』で広とその手にあるリンポを破壊しようとする。


「凄まじい力だ……制御できているのか?」

「ははは! なるほど、結構な力をお持ちのようだな。これなら満足していても不思議ではない!」


 一方で紫煙と近藤は生唾を呑んでいる。


『もっと強度(レベル)を上げろ。今のままだと少し手間取るぞ』

「アホ言え。これ以上レベルを上げてみろ。お前だけでも人工島が崩壊するぞ。あんなの(・・・・)は一回やれば十分だ。それともなにか? 小娘一人抑え込むのに、今のままじゃ不安なのか?」

『その小娘一人に殺されそうになっていた男がよくもほざく』


 現在顕れている(・・・・・)力が全体の一部でしかないと悟っていたのだ。

 通路の中を満たす風雷が巨大な鮫の背びれ程度であり、今にも飛び出さんとしていると理解していた。


「何をごちゃごちゃと!」


『ごちゃごちゃ言っているのはお前だろうに……らいじんふうじん(雷迅風迅)


 吹き荒れる突風の中を魚のように泳ぐ一筋の雷。

 一般人ならばなす術もなく感電しそのまま死ぬだろう。

 向かい来る攻撃魔法を紫電はサーベルで切り伏せる。


殺村(ころむら)(りゅう)殺人刀(せんにんとう)殺法(さっぽう)……打魔鈴(だまれ)!」


 まさしく千鳥、雷切。雷という攻撃魔法を剣術で捌く姿は剣士のそれであった。

 彼女が短い期間で剣士としての鍛錬を積んだことが窺える。


「私の方が強い! そうだ……おばあちゃんの力を借りたぐらいで私が負けるか!」


 広の魔法を叩き落としたことで彼女の自信が蘇る。

 大きく踏み込み切り裂かんとする。


殺村(ころむら)(りゅう)殺人刀(せんにんとう)殺法(さっぽう)……止音(しね)!」


 シンプルに首を狙う一撃。

 当たれば当然必殺である。

 広は風と雷がほとばしるリンポでそれを受け止める。


 魔力の刃と実体剣が再びぶつかる。

 そして均衡し、受け止められていた。


「な、なんでよ! 今のは全力の一撃なのに! さっきよりも強く切ったのに!」

「万全の一撃じゃないからだろうな」


 紫電は驚くが広はまったく驚かない。

 当然の帰結だと言わんばかりに感慨を覚えない。

 それが彼女を憤慨させる。更に更に必殺剣を見舞う。


殺村(ころむら)(りゅう)殺人刀(せんにんとう)殺法(さっぽう)九汰晴(くたばれ)!」


 超高速の連続攻撃。

 広の身体能力では見切ることができず、そして再生が追いつくこともない必殺。

 殺村に入ってから必死で学んできた殺人技が広の全身を切り裂いた。


「なんで……?」


 確かに本気で切りつけた。にもかかわらず広は立っている。

 既に何人も屠っている己のサーベルは、目の前の相手の皮膚を切り裂くだけにとどまっていた。


『もう一発行くぞ。らいじんふうじん(雷迅風迅)

「そんなも……ああっ!?」


 先ほど受けられたはずの魔法攻撃だが今度は受け切れずに直撃する。

 距離が近いことなど関係ない、何か別の要因で撃ち負けている。


「悪いな……!」


 体術と言えないほど適当で、しかし慣れた前蹴り。広の足の裏が紫電の腹部に直撃する。


「がふっ!?」


 生まれながらに高い魔力を持ち、同じ年の男子よりもずっと強い力を持っているはずの紫電。この一撃もあっさりと耐えて逆に跳ね返せるはずだった。

 しかし持ちこたえることができず大きく吹き飛んでしまう。


「なんでよ!?」


 広如きに自分が負けている。そんなことはあってはならない。

 現実を否定するべく、彼女は否定の言葉を探す。


「それは、理由を聞いているのか」

「なんでよ……」

「質問に答えてやる」

「なんでよ!」


 話がかみ合わない。

 今まさに、人生が上手く行かなくなった紫電。

 彼女の言葉はただの癇癪であり、なんでよという言葉は回答を求めているわけではない。

 しかしそれでも広は真実を伝える。


「筋力低下、攻撃力低下、防御力低下、魔力低下、敏捷性低下……お前は今、複数の数値的状態異常を受けている」


「……は? なんで、怪異対策部隊にそんなものがあるの? おばあちゃんはそんなこともできたの!? なんでそれを私に託してくれなかったの!?」


(お前のおばあちゃんはまったく関係ないんだが……)


 現在の紫電は基本ステータスが大幅に下がっている。

 数値的状態異常の重ねがけによって、先程簡単に倒した広に手も足も出ずにいた。


「一体いつの間に……」


「この怪奇現象『乱薙颱(らんなたい)』の効果の一つであり、この風魔法と雷魔法の付加効果だ。バリアのないお前にはしんどい話だろうよ」


 もしも彼女が本当の意味でヒロインなら……それこそ先ほど死んだ六人のようにヒロインの正規装備をしていればこうも劣勢にはならなかった。

 対怪物、対状態異常を主にするヒロインのバリアは、対人戦を想定しているコロムラの装備にはない。

 

 そう、コロムラは敵が状態異常を使うことを想定していない。

 この世界の人間は、怪物のように状態異常を操らない。


「今の俺にとってお前は、勝てる相手だ」


 状態異常が完全に効かないうえで、状態異常攻撃を仕掛けてくる。

 まさに状態異常のスペシャリスト。

 今までヒロインができなかったことができる『新しい異物』。


「なによそれ……なによそれ! 主人公じゃないの! ねえ、それ、主人公じゃないの!」

「違う。俺が主人公だった時もあるかもしれない。だが今の俺はもう、主人公じゃない。さっきも言っただろ、俺はお前に何も……」


 お前は主人公なんかじゃない。主人公とは精神性だ。

 そのような言葉がある。


 しかし自分よりも強いものが卑下するように使えば、自分の言葉を否定するように使えば。

 それはもう慇懃無礼だ。


「うるさい! 殺村(ころむら)(りゅう)殺人刀(せんにんとう)殺法(さっぽう)……止音(しね)! 止音(しね)! 深蛇餌(しんじゃえ)!」


 磨き上げた対人特化、殺人特化の剣術。

 着実に積み上げて練磨してきた、自分の力(・・・・)

 しかしそれは、数値的状態異常が進行した状況ではほぼ意味を成さない。


 力がなく速度も遅く、何より当たっても意味がない。

 そして持久力が低下したことにより息切れも起きている。


 そして相手は自己治癒能力すら持っている。

 このままでは自分は負けるしかない。


 そんなのは嫌だ。

 だがそれは誰でも同じこと。

 真剣だからこそ彼女は傷つく。


『やかましいぞ、かみなりおろし(雷颪)


 広はリンポで受け続けて、オオミカヅチが反撃する。

 真上から吹き降ろす弱体化の風雷が紫電を地面に縫い留めた。


(なんか……流れで勝っちまった……)


 逆転勝利を収めたにもかかわらず広の表情は浮かないものだった。

 一方で紫電はまさに敗者として辛酸を味わっている。


「なんでよ……なんでよ! なんで私が、さっきのあいつ等みたいな醜態をさらしているのよ! 私は、私は主人公(ヒロイン)なんだから! アンタに勝って当たり前なのよ! なのになんで……なんでアンタはパワーアップしてんのよ! これじゃあ私が噛ませ犬(ライバル)じゃないの! そんなのはイヤ! 死ねよ! くそ!」


 一度躓いた主人公が新天地で出世していく。そんな物語はたくさんある。

 元々憧れていた場所で働き調子に乗っていたライバルをボコす。そういう展開もたくさんある。

 それは人々が求めている展開だ。


 彼女だってそれを求めていたから、わざわざ広を殺そうとしたのだ。


「……わかるよ。無力感を味わうことはつらいよな。勝てる相手に勝ちたいよな」


 無力感と無力は違う。

 強くても無力感を味わうことはあるし、無力でも無力感を味わうとは限らない。

 だからこそ人は『勝てる相手』を求める。そして『勝てる相手』に負けそうになると憤慨するのだ。


「アンタは通過点、踏み台! 強くなった私のための最初の敵! なのになんで! おばあちゃんは……おばあちゃんは力を貸すのよ!」

「それは」


 それは違うよ、と言いそうになる。


 本当に全く持って、因果関係からして見当違いなのだ。

 しかしそう考えても不思議ではない状況である。


『どうした、殺さないのか?』


 オオミカヅチからの質問に、広は答えられなかった。

 既に無力化は済んでいる。

 今の彼女は文字通り箸も持ち上げられないうえに、箸で刺したら死ぬほど虚弱だ。

 いやそもそも、この怪奇現象の中にいれば彼女は死ぬ。

 しかしそもそも、広は彼女を殺したかったわけではない。


「……殺せない」


 広はリンポを納めた。

 怪奇現象は終わり嵐は終わる。

 静かになった通路の中でへたり込んでいる幼馴染を見つめていた。


「俺は、お前を、殺せないよ」


 他に何の言葉も浮かばなかった。


 彼女に自信をもって伝えられることは一つもないし、彼女に殺されることを望み切っているわけでもない。

 一つだけ濁りなく言えることがあるとすれば、彼女を殺したいわけではないということだ。


主人公(ヒーロー)……!」


 主人公と対極に位置する主体性の無さは、しかし圧倒的な力を持つ主人公故の余裕だと解釈された。

 あながち間違ってもいない。彼もまた強さによって飢えを満たされたのだから。


「なんでだよ……なんでだよ! 私は強くなったのに! なんでお前に躓くんだよ!」

「それは君の強さが足りないからさ」


 にっこりと笑って歩いてくるのは、片腕を失った殺村紫煙だった。

 その切断面からは人間とは思えない血液が流れており、さらに切断面からは何かの触手のようなものまでうごめいている。


「君はまだまだ強くなる。いつも言っているだろう? 強くなりたいと思い続ければ強くなれると。もう強くなれなくていいと思ったときが限界だと」

「でも、でも!」

「このままここにいれば《けーさつ》に捕まって裁判にかけられて、ネット上ではおもちゃにされる。それが君の望みなら止めないが、ここは逃げた方がいいと思うけどね」


 話をする二人を見て、広は近藤を探す。

 彼女も少しケガを負っているが、健在な姿でこちらを向いていた。


 追うな。

 そのような命令が下っていた。


 おそらく爆弾か何かをこの人工島に仕掛けていて、撤退を見逃さなければ爆破するとでも言っていたのだろう。

 苦渋の表情であった。


「君は屈辱を味わった。それはとても素晴らしいことだよ。もっと強くならなければならない、という衝動が君の強さだ」


 悪しき考えなのかもしれない。しかし広はそれを否定できない。

 衝動がないのなら、人は適当に生きてしまうから。


「さあ帰ろう。もっと強くなるために」

「はい……!」


 起き上がる紫電は広を睨む。

 不倶戴天の敵であると強く認めていた。


「スモモ……私は間違っていない。おばあちゃんがアンタを信じるというのなら、おばあちゃんも私の敵だ」

「お前のおばあちゃんは関係ないだろう」

「関係ある……次は絶対に勝つ、そして殺す!」


 片腕になった紫煙にもたれかかりながら、紫電はそのまま去っていった。

 反対に近藤が広の傍に歩み寄る。


「……すみません。俺はアイツを殺すべきだったのに」

「結局私は貴方を助けきれませんでしたし、中学生に向かって『人を殺せ』と言うほど落ちぶれていませんよ。それよりも」

「なんでしょうか」

「ここで私が大人のお姉さんとして貴方に抱き着いて労うというシチュエーションを実行に移したいのです。いかがですか?」

「それはマクラですか」

「本題です」


 非常にいまさらながら、防犯ブザーでも買っておくべきだと後悔する広であった。

 そんな彼に、邪悪なセクハラの手が迫る。


「だって、貴方を助けに来たんですから。期待してもいいじゃないですか!」

「そんなよこしまな気持ちで人助けをしているんですか?」

「はい!」


 少年のような瞳で夢を語るスーパーヒロイン。

 初心を忘れていないというべきか、成長していないというべきか。


 もしかして自分もコロムラに入るべきだったのではないか。

 広は人生の選択肢について悩んでいた。

オオミカヅチ


広が女勇者と共に調伏した、風と雷魔法を得意とする古代神。

風魔法や雷魔法には数値的状態異常が付与されている。


乱薙颱(らんなたい)と呼ばれる雲海のダンジョンで暮らしている。同名の怪奇現象(ローカルルール)を操る。


広の武器を依り代として召喚される。

レベル1 風属性、雷属性の魔法が使用可能

レベル2 レベル1の要素が強化される。魔法に数値的状態異常特性が付与。

レベル3 レベル2までの要素が強化される。怪奇現象(ローカルルール)乱薙颱(らんなたい)が展開される。

レベル4(セットボーナスで開放) レベル3までの要素が強化される。本体が出てきて戦ってくれる。


怪奇現象(ローカルルール)乱薙颱(らんなたい)

効果

風魔法、雷魔法の効果が上がる。(敵味方を問わず)

時間経過で風魔法と雷魔法の地形ダメージが発生する。(敵味方を問わず。バリアで無効化可能)

数値的状態異常を課す(敵味方を問わず。常時全能力値が一段階ダウンし続ける。バリアで無効化可能)


バリア系で防げるので事前情報があればそこまで無体な性能ではない。(問題はオオミカヅチ本人がハチャメチャに強いことである)

ただしバリアがない、風属性、雷属性、数値的状態異常の耐性がないと悲惨なことになる。

古代神の怪奇現象(ローカルルール)は属性が違うだけで全部一緒である。

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― 新着の感想 ―
それはそれとして、殺村流の技名が厨二臭くてなんか好きww
全状態異常耐性とリジェネを持ったら殴り平が 古代神召喚してその権能をふるえるようになったのならそりゃ高みに行き着くわ
紫電ちゃんの尊厳がボロボロ。強くなった自分より弱いと思ってた幼馴染が覚醒してるんだもん。因果関係ないけど彼女の雷の象徴が祖母しかいないから、それを勝てるはずの幼馴染が持ってたらキレるよ。魔剣リンポが幼…
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