国力増大
借金を減らすトウターク帝国。
そしてその強大な軍事力によりリサ帝国を再建する。
だが彼を憎む者は多かった。
国力増大
トウターク帝国は出来る限りの金を集めにかかり7ガイディルス手に入れたが5ガイ程を。
借金の返済に充て、795ガイディルスに減らす事に成功したのを見てリサも決意した。
「トウターク様。必ず借金返済に注ぎ込んでくださるなら200ガイ寄付します」とリサ。
トウタークも借金返済をしないといけないので喜んで寄付を受け取ると借金を返済する。
残高597ガイディルスだが、アールソン領も40ガイディルスあるので株が買える。
「砦が3つスカポン国に落とされました。都市に迫る勢いです。如何しましょうか?」
将軍も西から勢力を蓄えて8万の兵でキララシティを狙っているので動けないのだ。
「スカポン国が主力をこちらに向ければ将軍がスカポン国背後を狙うかもしれませんよ」
魏延は兵を訓練しながら反撃のチャンスを伺っていたが戦火を逃れこの国にやって来た。
500万人の農民に農地を与え、農民はジビエを狩って飢えをしのいでいたのだ。
「人口2500万人ね。食べ物と飲み物位は支給しておきなさい」リサ領も弱小国では。
だが将軍とスカポン国に挟まれて手も足も出せないので国民を増やし兵を鍛えるしかない。
「馬超将軍に5千の兵を与えればどうでしょうか?スカポン国の弱兵など馬超なら」
フォートレスがリサに進言するがリサは香草茶を飲みながら親衛隊に出陣させるのだ。
「シエルちゃん。3万の兵でスカポン国の軍勢を破ってきて。マスコミに放映権売るのよ」
そしてマスコミは20億ディルス出すことに合意してリサ自ら率いる親衛隊が砦を落とす。
兵が5千増えていたが、こいつら食わせないといけないのかと思うと胃が痛くなってくる。
「お願いでございます。重税で暮らしが成り立ちません。借金を595ガイに減らした」
トウターク帝国に仕えたいとアールソン村にやって来たのだが土地を分けてください。
「いや土地は余ってるけど荒れ地だよ?年貢も高いから楽な生活は出来ないよ」とリサ。
「戦争がないだけマシです。銀行に預金がありますから食べていくだけならどうとでも」
そして都市人口1900万人。農民5千万人に増え、アールソン村も栄えているのだ。
「スカポン国の街を襲え。馬を奪うんだ。食料と金貨も奪え」この略奪で領民は恨む。
そしてやっと兵士のレベル50レベル。将軍のレベルは150レベルになるのである。
スカポン国の討伐軍30万人を一戦にて打ち破ったリサ義勇軍は5万に増えた親衛隊で。
「ゴーレム部隊を出せ。リサ義勇軍を追い払え」リサは多勢に無勢で敗れ去ったのだ。
だが兵は脱落者が出ずに全員近くの砦に立て籠もるがスカポン国の軍勢が取り囲む。
「アールソン村の都市を1つ割譲すれば勘弁してやろう」20万の兵で首都を突くのだ。
「キララシティ自警団5万を舐めるなぁ。1月は持ちこたえてみせるぞ」と自警団員。
て訳で民衆に武器を持たせ徹底抗戦する自警団員だが魏延将軍は8万の兵と共に出陣。
劉備は古城を7つ攻略して兵を5万に膨れ上がらせていたがこの機会に生じて領土を。
「別にリサ姫に逆らう気はないが領土を支配して南方の支配はしてみたいからな」
5月7日、劉備は南方の25の古城を支配下に置き12万の軍勢を手に入れたのだ。
そして南方国を建国を宣言して、リサ義勇軍配下の太守に任命されるように運動した。
「劉備が?まあ良いでしょう。直ぐに救出に来るように言っておきなさい」とリサ。
今ここで劉備を怒らせ独立されるような事になったら悲惨な結果にしかならないから。
「て訳で救出に来ました。浮足立ったスカポン国の軍隊襲って一網打尽にしてやります」
この戦は革命祭りの中で最も悲惨なアールソン戦争と言われる物であった。
敵軍700名をせん滅して味方の逃亡兵と戦死者は合わせて4万。
100万を超える兵士が逃げ去ったが劉備は功績により南方王に任じられたのだ。
ノルマ30ガイディルスを押し付けて565ガイディルスに借金を減らすのに成功する。
「お前の功績は見事である。望み通りの恩賞を与えよう」とトウタークである。
「では遠慮なく申し上げます。リサ王を名乗る事をお許しください」とお願いするのだ。
「王か。良いだろう。準備が整い次第群雄を片付けてリサ帝国を再統一する」
て訳でリサ王を名乗ったリサは南方王の兵に給料支払うと兵を募集するのだ。
リサ王の下で働きたいと言う兵は多く、たちまち兵力は30万に膨れ上がる。
「シエルちゃん。兵を鍛えておいてね。私は書類を片付ける」て訳で西方の将軍に向ける。
「30万人?ズルいぞ」将軍はあっという間に敗れ去り、軍を率いてスカポン国へ。
そしてスカポン国と戦うべく兵を募り10万の兵でスカポン国の軍を撃ち破る。
「良し上手く行った。収穫した芋を蓄えて売り財力を養う。それと40ガイディルだけど」
株に代えて株主優待で部下を養おうと思うがその為には国の資産価値を上げないとな。
「雨が降ってきました。最近よく降るんですよ。おかげですくすくと木が成長して」
ルリと張飛が大喜びだが、侵入してくる鹿や猪を容赦なく追い払い木々を守るのだ。
「挿し木した木もやっと根付いて葉っぱや枝を増やしています。そのうち大木になります」
張飛は挿し木した木と苗木を蔓草を剥ぎ取り、下草を刈り燃料として販売していた。
「じゃ馬を1万頭、1億ディルスで売るけど良いかなぁ?将軍の軍は騎馬隊が多いから」
絶対馬は貴重だよと思うし買っておけばスカポン国の軍勢を強化できるよと思う。
だがスカポン国は宇宙戦用の大気圏突破型ゴーレムを密かに製造して宇宙に進出した。
「ふふっ。惑星を攻略して魏国とトウタークが争ってる隙にスカポン国を第3勢力にする」
「させるかぁ。トウターク様。戦争をすれば折角減った借金増えますよ」
リサは止めるが魏国を滅ぼせばリサ帝国の12の民がほぼ統一されるので文句が言い難い。
「魏国と戦えばエターナルとガルダン帝国が干渉して来ますよ。勝てる自信あるんですか」
まあエターナルとガルダン帝国と白夜帝国は厄介だな。干渉される前に倒すさ。
「あのアルタニアに兵を送ってスカポン国サッサと滅ぼして貰えませんか?」と要求する。
「ああお前らアルタニアが欲しいんだと思ってたんだが良いのか?俺が占領して」
まあ確かに領地は欲しいけどそれはリサ帝国その物だから我慢するしかないんだよなぁ。
国を寄越せなどと言ったら戦争が起こり国の借金がまた増えるし身の破滅であるのだ。
それに前世で皇帝はやったし、借金返済してからでも簒奪を狙うのは遅くはないし。
「アルタニアは借金完済した時に恩賞として頂くつもりです」て訳でトウタークが動く。
1万機のミルフィ型ゴーレムを動員してスカポン国に侵攻して降伏させ元首を処刑した。
て訳でアルタニア太守にドエスキングを派遣してきてサドの張飛とドMキングと仲良くし。
「全く。アルタニア太守になれたのは良いんだけど50ガイも借金のノルマが増やされる」
これで国の借金が515ガイディルスであるが、トウターク帝国はインフレに悩むのだ。
「リサ星雲をあらかた支配下に置けたのだから良いじゃないですか。魏の国に圧力を」
かけて降伏させればリサ帝国の内乱が終わるがここでトウタークが暗殺されたら困るのだ。
「身辺警護はちゃんとやっておいてくださいね。トウターク様が暗殺されると」
リサ帝国は今度こそ崩壊するから魏の国は生かしておいた方が安全であるとリサは思う。
「エターナル帝国に勅命である。魏国を撃ち破り反逆者の首を取れ」と命令して置く。
5月8日魏国が滅ぼされ、リサ帝国は人口12京を回復したがトウタークの独裁を憎む。
「大臣の育毛剤将軍は密かにトウターク暗殺の計画を練っていたがトウタークも用心する。
リサと30万人の親衛隊を呼び寄せ宮中を守らせて暗殺に備えようと思ったらしかった。
「リサか。借金返済苦労であった。まだ515ガイディルス残ってるからこれからも頼む」
借金返済のノルマ化せられても困るんだけどなぁ。
濡れ手に粟の大儲けなんて最初の1回くらいしか期待出来ないぞ。
「税金は下げた方が良いと思いますよ。人頭税1人金貨1枚位に。所得税は3割程度」
早速言われた通りにすると国民が歓喜の声で迎えたので皇帝リサ22世に面会する。
病気で寝込んでいたがトウタークは一応医者を付けて看病させていたのだ。
「私の不徳のせいで国は混乱して乱世になってしまった。私はトウターク殿に国を任せる」
トウタークもこの期に及んで良い子ぶるつもりはないので正直に野心を打ち明ける。
「そのつもりです。如何言いつくろうと俺が簒奪者なのは事実だからな」
だが借金を返済するまでは生き延びたいものだとトウタークは思ったのだ。
「ところでリサ殿があのリサ大帝が前世だと言うのは本当なのか?」と聞くリサ22世。
「どうでも良いです。今の私はリサ王でアルタニア南部の長官ですから」とリサである。
「リサ王には私の従者として何時までもリサ帝国にいて欲しい。群雄とテレビ会談だ」
そして全宇宙中継でリサ帝国の滅亡とトウターク帝国への禅譲が決定されたのだ。
「諸君。確かに最初は反乱だったが私は自分の不徳を恥じて隠居する事にした・・・」
まあ多少は脅迫もされたが、納得するしかない状況だしなぁ。
「まあリサ22世が納得してるなら介入は出来ないけど本当に話し合いによる禅譲なのか」
反乱のネタにしようと考えている白夜帝国とガルダン帝国は聞いておくのだ。
「ははっ。脅迫でもこの状況では自発的に受け入れるしかないですよ」そりゃそうか。
「まあ私は隠居してトウタークに国を譲りたい。私が隠居後反乱を起こさないで貰えると」
こう出られると反乱を起こさないと誓うしかないので会見は平和裏に終了した。
だがこの会見の翌日。
イヤン星で武装蜂起が発生して皇帝を僭称し、イヤン星を拠点に荒らしまわったのだ。
トウターク暗殺未遂の予定です。