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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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メイドさんの逆襲

ポイント増えた。

ありがと。

皆様方・・・。

メイドさんの逆襲

財産は夫婦別と法律で決められ困ったのが妻であったのだが家は夫名義が多いのだ。

マダムの実業家が土地を担保に金を借りる事が事実上出来なくなり経営は苦しくなる。

しかも名義が夫名義になった途端借金取りがやかましく催促し始めて困ったのだ。

9月1日、株12ジョ、貸付金6ジョ、借金5千ガイになったが新たな問題が起る。

「あのメイドさん。うちの店泥船財閥は正社員のメイドは採用してませんから・・・」

メイド喫茶はバイトとしては高収入だが日当5ディルスなら他にも仕事はあると思う。

「男系相続が有利な国だと財産夫婦別にしちゃうと女子の実業家が困りだすのか。

「女性だけじゃないぞ。借金の抵当にならない様に妻名義にしてたのが正式に財産に」

当然妻だって欲があるから財産が増えるなら欲の争いを起こすのである。

「て訳で貸しはがしに大忙しなんですよ。富裕層もこれを機会に財産整理しようと」

まあ俺らはメイドだし地道にチップを稼ぎながら憧れのメイドトレードに挑戦しよう。

メイドトレードは気に入ったメイドといらないメイドを交換するシステムである。

これが人権侵害なら野球のトレードだって商品扱いの選手いるぞ。

「いらっしゃいませ。ご主人様」この店指名料の1割が給料なので励む事にする。

だが基本給日当5ディルスで雇われたメイドさんは店の掃除位しかやらせて貰えない。

それでも何とか8ディルスの金を貯える事に成功したので水着買おうと思うのだ。

ネットで店の名前と沙紀と舞の水着姿披露したら指名客も増えるかも知れない。

て訳で5ディルスの水着姿ネットで宣伝したら指名客が出て来たので掃除を休める。

「てかあんたどっかで見たような」と調査に来たリサとシルルを見て前後を忘れた。

「思い出した。この裏切り者~?リサ姫に寝返って腰巾着になってると言う噂は・・・」

「お客様。申し訳ありません。沙紀様。止めてください。クビにされますよ」

慌ててリサに謝るとシルルに別室に案内する故に話し合おうと持ち掛けたのだ。

「私外に出ているわ。裏切り者が相手じゃ話し合いも進まないでしょう。メイドさん」

5人位指名して護衛の兵8人のお弁当を持って行かせたが店内に呼んだ方が良かったか?

「て訳で何の用だ?処刑されるなら金のしゃちほこで打ち殺されたいんだがな」

何とか時間を稼ぐべく後リサ帝国に処刑の要求をしてみたがリサは一応聞いてやった。

まあ処刑するつもりはないので改心すれば許してやるつもりではあるのだが。

部下は容赦なく袈裟切りにしても大将は改心すれば許されるのがRPGの世界である。

「あんた達降伏するなら特別に許しても良い。反抗するなら革命祭りで行って」

「ちゃちほこで殴り殺されるのが希望なら用意しても良いけど生き延びたいんだよね?」

「当たり前だ。だがあれだけ悪さして置いて今更自分だけ助かろうと言う気はない」

「部下を皆殺しにされたのが不安なの?降伏しても殺されるだろうと警戒されてる?」

当たり前だと思った。どうせ命乞いしても助けて貰えないんだろうなと思う。

「まあ反乱は仕方ないのよ。私達の統治に満足できない人がいない訳ないししょうがない」

でもリアル日本だと一揆で人情だ太になったケースはまれだと思うぞ。

代表者は処刑されていたみたいだけど基本的に兵士と民衆の戦いはそれなりに平和的だ。

「ルールを守る事。殺人は控える事。これさえ守れば何時でも歯向かって良いから」

「本当か?何時の日か土地を買い占めて俺の王国を作って見せる」取り敢えず部下を募集。

可愛い店員さんを集めてその功績でバイト頭に昇進させて貰おうと考えていた。

取り合えず今直ぐ処刑される事はなさそうだし、地道に部下を増やすとこから始めないと。

「命を助けてくれて自由に商売して良いと言う事で良いんだな?復讐はするぞ」

「殺人と婦女暴行と傷害以外の罪なら革命祭りでやっても良いよ」て訳で謀反を決意した。

9月2日朝、バイトのメイドさん5人を店に紹介して紹介料50ディルスを貰う。

だがバイト頭にはなれなかったので地道に泥船財閥の正社員になれるように接客に励む。

「客足は伸びているんだがメイドさん7人も雇用してると余り利益出ないなぁ」

「3人とも売り上げが伸びない7号店に行ってくれんか?功績を立てないなら7号店に」

それと7号店は本当に店舗閉めようかと思ってる位人がこない地域なのである。

「いらっしゃいませお嬢様」7号店に飛ばされた沙紀と舞は必死に掃除に励むのだ。

ガラガラポン。7号店に飛ばされて初めてのお客さんであるが女の子である。

「お嬢様。注文が決まりましたらこのベルを押してください。それとアンケートです」

書いてくれたら3割引きにするから是非アンケートにご協力をお願いします。

「良いけどこの店スラム街にあるから我々にとって高過ぎるんだよねぇ」と言うのだ。

「薄利多売ではうちが儲かりませんな。一応売り上げのノルマがありますから」

「潰れられても困るね。それで慌てて貴女が送り込まれてきたんだ?」

「です。ゴロツキを集めてスラムで革命祭りやりませんか?武勲を上げれば就職出来る」

て訳で武勲を上げて店の宣伝+スラム街の人に恩を売る目的で一揆を起こした。

集まった兵は20人で生活の改善を訴え交番に押し掛けるのだ。

「反乱?20名で?取り敢えず3千名派遣しておきなさい」とリサは命じる。

全く。あいつら革命祭り許可したら早速反乱に走ったよ。この際だから泳がせるか。

どの道派遣した文官アーロ君じゃ沙紀と舞には勝てないだろうと思うが一応鎮圧せんと。

多分5回位負けると思うがリサ帝国の弱体ぶりを見て蜂起する兵も出てくるかもしれん。

「リサ姫。余りと言えば余りのお言葉。20名位の反乱軍など3千も部下がいれば」

「まあ期待してるわ。でも鎮圧が困難なら無理する事ないから」こいつで時間稼ぎを。

「え~。折角平和になったと思ったのに戦うんですか?嫌だ。革命祭りでも嫌です」

などと結局実戦訓練の足らない弱い兵を集めたので文句も出るが反乱は鎮圧しないと。

9月3日朝反乱軍は300人に膨れ上がりアーロ軍を1戦にて崩壊させたのだ。

「あいつ。正面決戦を挑んだのか?不味い。軍需物資も奪われるとは」困ったものだ。

「シルルちゃん。15万の兵を率いて反乱軍を滅ぼして来なさい」軍需物資売られると。

軍需物資を売り払われ傭兵を雇い始めたら鎮圧も困難なので早めに鎮圧する事にしたのだ。

「いらっしゃいませ。ご主人様に、お嬢様方。反乱?嘘に決まってるじゃないですか?」

こいつ本格的に鎮圧軍がやって来たのを悟って適当に誤魔化す作戦に出たのか?

「いや光のレオタードから報告が来てるんだけど。今更誤魔化す気?困ったなぁ・・・」

シルルは仕方がないので証拠をつかむまでメイド喫茶で飲み食いする事にしたのだ。

「シルル。てめえを客扱いはしないぞ。お前は外で待ってろ」ああ讒言が怖くないんだ。

「分かりました。反乱の証拠を掴み討伐させて頂きます。ところで何故300人も?」

若い女性は少なく、メイド喫茶では滅多に雇用しないであろう男手が圧倒的に多いのだ。

「荷物運びだ。女の子ばっかりだと物騒だからな」と誤魔化しておくのだ。

「革命祭りの届け出出しているでしょ?いまさらそんな言い逃れが通じると思ってる?」

「おのれ~。バレたからには仕方がない。シルルを討ち取り再起を計る」

「泥船財閥は沙紀に味方するぞ。マスコミに売り込んだから儲けは山分けな」

「愚か者が。私の部下15万人が怖くないの?かかれ。全員生け捕りにせよ・・・」

激戦の末捕虜にならなかったのは沙紀と舞の2人だけだった。

「じゃあ引き上げるから。いつでも受けて立つとリサ姫はおっしゃっておられる」

「覚えていろ~。マスコミの放映権料貰ったら部下を雇って真の英雄に鍛え上げるぞ」

「ところで我々から奪い取った軍需物資売っちゃったの?まだなら返してくれない?」

「半分だけ売っぱらった。50万ディルス儲かったぞ」随分安値で売り飛ばしたもんだな。

メイド喫茶7号店の倉庫に調理して倉庫にしまってある米があった。

米の炒飯はメイド喫茶では重要な収入源なので安い米は出来れば返却したくない。

「米だけは勘弁してくれ。武器弾薬は残ってる分は返却するから」

貴様改心して合法的に国を興そうとする俺達から米を取り上げるのか?

この米がないと俺達生きていけなくなるじゃないか。これは種もみ含まれているんだぞ。

「種もみ?いや食料は好きにして良いから。武器弾薬を保持されると困るのよ」

私もリサ姫に忠誠を誓ったからには手柄立てないと用済みになったら困るのよねぇ。

まさかとは思うがあのルミナのHな生贄にされる可能性と疑惑が払しょくできない。

「じゃ帰るから。正社員にして貰えるように頑張ってね?派遣が正社員になるのって」

大変だとは思うけど不可能ではないから沙紀様と舞様ならきっと正社員にして貰えるよ。

「貴様は良いよな。リサ姫に気に入られて出世したんだから。裏切りは出世出来る」

「まあ、あんなクサイ台詞で口説かれてはいと言えない人はいないと思うよ」

まあ裏切り者は出世出来るけど今更それ気にしていてもしょうがないからなぁと思う。

「この書類持ってけ。今年の6月1日でお前を解雇した三行半だ」

「解雇?」「俺がクビにしたんだ。クビにされたのでリサ姫に再就職したと言い張れ」

ちょっと待て。そう言う真似されると裏切るのが後ろめたく思えてくるじゃないか。

「それ6月1日の時点でやられたらルミナさんに凌辱されても降伏しなかったな・・・」

もう手遅れだがこうなったら正社員になるべく50万ディルスを軍資金に株主になろう。

沙紀と舞は泥船財閥の株の2%を買い占め、株主として300人の雇用を提案したのだ。

正社員の予定です。

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