資源開発
ワンパターンの株の売り買いで瞬く間に借金が減って行った。
銀行からも金を借りそして返済する。
みたいな話です。
資源開発
「取り敢えず植林した木の枝を何本か切り落として薪を造るのよ」とオガライトを作る。
リサ帝国がトウターク帝国に滅ぼされリサ帝国はトウタークの支配する独裁国になった。
「リサ帝国が滅亡した?あの借金1950ガイの国を欲しがる物好きがいるとは・・・」
北に群雄の魏国、東に陳の国、周辺に群雄がいるが今がチャンスだ。
「スカポン国と白魚の踊り食い国に攻め込んで資源を奪う。ゴーレムを作って」
取り敢えず7億の税金が宙に浮いたから5億ディルスで銀行の借金返済しようと思う。
そして借金が125億ディルスになったが、株主優待の上りで部下に給料支払ったのだ。
「おおっ。給料くれるんですか?ところで資源開発なら芋の品種改良を行いましょう」
芋農家出身のインパール将軍が秘伝の芋を持参して必死に売り込んでいたのだ。
「おお。芋は荒れ地でも育つからな。ちょっと待って。失業者集めて砦作らせるから」
劉備将軍がルリの指揮の下、砦を造ろうとオガライトの薪を大量に用意したのだ。
「耐久性大丈夫ですかねぇ?」とフォートレスが言うのだがどうせ壊れたら撤退する。
「植物は虐めた方が良く育つんですよ。このドMキングルリが1年で木を育てて見せる」
片手に鞭を持ちレオタード身にまとった昔のSM嬢みたいなスタイルで木を虐めて回る。
「何でレオタード姿なんですか?流石に子供に欲情はしないがSM嬢って」と部下達。
「問題あるの?妓楼とかなら兎も角SM嬢は立派な職業よ。職業差別は良くないです」
まあ妓楼だって正当な職業だが世間の風当たりの強い商売なので最近のリサ帝国では下火。
「最近の妓楼って良い子の性教育の指導とかしかしないから蔑まれる覚え無いんだよ?」
フォートレスは支配地域から上がってくる命令書にサインすると部下を地方に送り付ける。
「リサ将軍。兵を増やさないとこの群雄割拠の時代生き残れませんぞ」魏延将軍である。
まあ仕方ないので2万5千人ほど集めて常備軍8万としたがトウターク帝国の使者が来る。
「借金のノルマ2800億ディルス支払うように」と軍事力で群雄に圧力をかけて来た。
まあ義務だと思ってるから借金は返済するけど色々イチャモン付けてくるだろうなぁ。
「アールソン村を頂ければトウターク帝国に従いましょう」と加増を要求する。
「良いだろう。お前をアールソン村の村長に任命する。1月以内にノルマを達成しろ」
これは厳しいと思ったが命令ならやらないといけないのだ。
でも一応抗議して見るが、こいつリサ22世より話が分かるとは思えんなぁ。
「無理です。国中の富をかき集めても500億ディルスが精一杯。3ヶ月下さい」
3ヶ月あれば借金を返済して新たなノルマに備える事が出来るだろうと思われる。
「別にそれでも良いぞ。だが暴君リサ22世の残した借金返済の為に苦労してるのだ」
お前らにだけ重税をかけてるんじゃないとトウタークは吠えるが良い迷惑だ。
「悪いのは借金をした先代だ。俺を恨むなんてお門違いだからな」嫌われてる自覚はある。
「借金返済するまでは付き合いますよ。トウターク様。でも重税で栄えた国は少ない」
などとリサに嫌味を言われるとトウタークの顔が歪んだがここでリサを怒らせる訳には。
「だから俺に文句付けるんじゃない。俺は暴君リサ22世を倒した英雄だぞ」
分かったから泣くなとリサは思った。
取り敢えず命令を聞くだけ聞いたからサッサと借金返済に向かいたい。
「あの早急に借金返済の計画とトウターク様に逆らうスカポン国と白魚の踊り食い国を」
魏延に指示するが、魏延は8万の騎兵隊を連れてスカポン国に攻め上り砦を攻略した。
「今回の目的は馬だ。馬を奪ってアールソン領に連れ帰る」良い馬をトウタークに。
「ちょっと待てぇ。先陣はこの張飛が行くぞ。リサ姫。魏延ばかり出世してズルいです」
リサは困るが張飛には持ち前のサドを生かして植物虐めていて欲しいんだけどなぁ。
「植物虐めるのは真正のサドである張飛将軍にしか出来ない仕事だと思うのだけど」
「俺いたぶるならゴブリンとかとの方が良いんだがなぁ」それにドMキングの少女だと?
まあ人虐めりゃ問題だが植物虐めても環境保護団体から嫌味言われる程度で済む。
「そりゃビシバシ。踏み踏み。立派な材木になれよ。植物虐めのプロだぜ。こっちは」
張飛の虐めのテクニックは3月2日朝1本に就き35枚の葉をつけた事で開花する。
「すげえ。杉の身長も4ミリ伸びている。その割に鉄のように頑丈な木だ」
「流石ですねぇ。張飛将軍。褒美にキスしてあげよう。勿論頬っぺただよ?」とルリ。
「感謝する。でもレオタード姿は勘弁して欲しいんだがな。お前美少女だろ?」
「人からはそう言われますね」と認めるルリであったがこの人私の体に欲情している?
「美女のレオタード姿はロリの人じゃなくても萌えるんだ。しかも俺はサドだぞ」
ああ分かった。
私を虐める妄想が止まらなくなるのかと納得したが張飛将軍は鞭で木の苗をぶっ叩く。
「張飛将軍。我々は1万の兵でこの森を守るように言われましたが酒の差し入れが」
「よせ。俺が酒乱なの知ってるだろう」取り敢えず紅茶をチビチビと飲んでいる張飛だ。
「良いか?俺が酒飲んでいる時は絶対に近寄るなよ。弁明の余地なくぶっ殺すからな」
「分かってますよ。散々鞭打たれて酔いが醒めた後やった覚えがないと言われるの嫌だ」
部下も張飛の性格は知っているから酔った張飛には絶対に近寄らないのだ。
「おら水の配分は俺の言った通りにしろ。この配合が一番植物が苦しむんだ」
張飛は可愛い部下は虐め倒す困った趣味の人であるが、流石に自分の部下は虐めない。
「植物の怨嗟の声が俺には聞こえる。大木に育ってアールソン領の財源になれよ」
虐めた後は枝を斬り落とすのだが適度に切り落としてオガライトにして5億は儲ける。
「俺は金には興味ないんだが夜もかがり火を焚けよ。成長が早まる筈だからな・・・」
張飛は作業を兄の関羽に任せて寝てしまったが、軍人になると酒もうっかり飲めない。
勿論この張飛は架空の人物だが、モデルの張飛は張飛のせいで2度も国を失った。
そして3月3日朝、植物達は僅かに成長してるので大喜びの張飛である。
「張飛様。葉っぱが一本辺り350枚。虐めにめげない強い子だ」とルリである。
一応普通の服を着ていたが鞭で植物を引っ叩いて歩いていたので植物愛好家が文句言う。
「あのう。植物虐めが度が過ぎていませんか?鞭で引っ叩くなど植物が可哀想」
まあ気持ちは分かるが私達は慈善事業をやってる訳じゃ無い。
今は乱世の時代なのだよとルリは思って抗議に来た植物愛好家を窘めたのだ。
「今は乱世の時代なのよ。不甲斐ないリサ22世のせいでリサ帝国は滅んだ・・・」
「おい。枝を持って来い。大量に挿し木をして森林面積を領地の60%に跳ね上げる」
流石に枝が根付くまで虐める訳には行かないが水をやって監視しておくように命令する。
「張飛将軍。最近雑草が増え始めましたけど刈りますか?」雑草の中に木の新芽がある。
「暫く放っておこう。我々は資源確保に杉を植えているが斬った後禿山にするのも不味い」
しかしこういう植林地帯は鹿とか猪が苗木を食べに来るので厄介なのである。
ジビエの国民もいる旧リサ帝国ではジビエを狩ると人望を失うとまで言われた。
「だが植林地帯を守る為には仕方がないんだよ。狩ったジビエは食わないと供養にならん」
張飛は関羽と共に苗木を守るべくジビエを追い払っていたのだが劉備はオガライトを作る。
このオガライトは薪として売られてキララシティの大商人が2億で買って行った。
銀行の借金を返済して残る123億残っているがリサ帝国伝統の株転がしで儲ける。
「やっと13億ディルス儲かりました」とシエルであるが借金の返済に充てられるのだ。
3月4日朝、アールソン領はスカポン国を滅ぼす覚悟を固めて5万の兵で侵攻。
一戦にして敗れ去り部下は逃亡。張飛の軍も含めて兵力半分の4万に落ち込んだ。
スカポン国の10万の兵はアールソン領の砦を撃破。
アールソン領は降伏して砦を7つ割譲して賠償金も50億ディルス貸せられる事になった。
「ははっざまあみろ」と言うスカポン国国王だがリサも負けてはいないのだ。
革命祭りの放映権料を4億で売ったアールソン領では賠償金49億、銀行107億にする。
「お願いです。我々を雇ってください」逃亡した兵が戻ってきて帰参を申し出たのだ。
「分かったわよ。イヤン星の株を買い占めて。露骨に敵対的買収をするのよ」
120億ディルスを注ぎ込んでイチかバチかの大勝負に出たが増資で抵抗する。
だが3倍まで跳ね上がった辺りから増資に反対する声が上がり断念して株を買い取る。
これで一気に360億ディルスまで資産を増やしたアールソン領は銀行にお金を返した。
賠償金と利子を支払っても200億ディルス余るので領内の株を買い占め優待券を貰う。
「あの。アールソン領に寄付したいと思います30億ディルス程。これで借金を」
これは有難いと思ったので早速国の借金を返済して2770億ディルスにする。
株を担保に200億ディルスを再び借りて国の借金を2570億ディルスとしたのだが。
「私は暫く眠る。3時間は起さないで」と言い残し自室に引き籠るのだ。
「魏延将軍。砦に物資が運び込まれるのを確認したら攻撃を仕掛ける」とフォートレス。
そして砦を失ったリサ義勇軍の復讐がここに始まろうとしていた。
資源開発2の予定です。