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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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国土再建計画

リサ警察領はお決まりの株取引で借金返済の軍資金を作ろうと思った。

資源のない国では金融か観光か故郷納税か傭兵位しか産業がない。

1月24日、リサは高利貸しに手を出して劉備に金貸しをやらせていたが評判は悪い。

「あともう少しすれば冬玉蜀黍が実る。そうなれば兵の食料位なら何とかなる」

そして財力を増やすべくリサは自ら冒険者ギルドに赴き10万ディルスの仕事。

西方の軍事大国を討伐する依頼を引き受けたのだが兵5千で滅ぼせるかなぁ・・・。

「疲れたぁ。神官騎士団の皆さん。畑の拡張って今冬ですよ?そう上手く行くかなぁ」

まあこんなへぼい国農業で強大化出来る筈も無く金融で富と食料を買わないといけない。

あるいは革命祭りの放映権料と観光収入で成り上がり納税で富を蓄えるとか。

そして西方の軍事大国を滅ぼすべく出陣した張飛将軍は圧倒的な強さでゴーレムを倒した。

「な?ゴーレムが人間に倒されるだとぅ?幾ら地上戦用のポンコツA型ゴーレムでも」

たかが15レベルの人間に倒されていい訳はないがこの西方の軍事大国は講和する。

リサ帝国に反旗を翻したこの軍事大国だが150億ディルスの賠償金で降伏したのだ。

「これで借金残り2500億ディルス」数週間で500億返済した人として報道された。

「じゃあ10万ディルス。キララシティの冒険者ギルドは話が分かるからね」

この勝報を聞いた腕自慢の若者1万人が巡遊中のリサを取り囲みお願いした。

「リサ義勇軍に入れてください。食料は自力で何とかしますから」1万人の兵が志願する。

リサはあからさまに迷惑そうな顔で義勇兵を恫喝した。

「だからぁ。私の能力じゃ部下食べさせる事出来ないのよ。魚を釣って5億人分集めたら」

部下として認めようと言って置いたら8億人分の魚を手に入れてきて塩漬けにしていた。

1月27日、8億人分の塩漬け魚を献上した兵士達は兵士として認められるのだ。

「じゃあ他の川で魚採って来るよ。食料が必要なんだろ?」こいつルリの部下にしとこう。

「5億人分位小麦と交換して来なさい。スカポン国と白魚の踊り食い国の信用回復に」

交換レートは出来るだけこちらに有利に進めるのよと念を押すリサであったが。

1月28日、12億人分の小麦と交換して来たルリ将軍は植林した木の苗に水をやる。

「うわっ。雨だぁ。水道料金損したなぁ」ルリが陶器の瓶を持ってきて水を貯える。

農民にも水を蓄えさせたがこの間隙を縫って白魚の踊り食い国が夜襲をかけて来たのだ。

「5万5千の兵に勝てるかぁ。白魚の踊り食い国に攻め込み賠償金を取り立てろ」

張飛将軍と関羽将軍が攻め込んだが、守りを固めて手が出せないので諦める事にした。

そして2月1日、借金の利子が追加され2700億ディルスに膨れ上がったのだ。

税金は7億ディルスであるが、5割が国に納める分だし調子に乗ってノルマ上げられると。

「玉蜀黍を刈れ。思ったよ早く実った。収穫して国民に売りつけるからね」

そして5千万石分刈り取られて薩摩芋を植える事にしたが薩摩芋は肥料なくても育つ。

「取り合えず社債を発行して国の借金を減らしてクワガタを1千ディルスで売ろう。

闘クワガタの戦士たる最強のクワガタを育てれば宇宙は広いし各地の賞金稼ぎで。

「闘クワガタで賞金稼ぎするつもりですか?分かりました。早速クワガタを探しましょう」

リサの部下達は魚の塩漬けを料理して兵士に食べさせる事にしたが兵士も魚は嫌いだ。

だが見ただけで吐き気がするような好みでない料理でない限りは食べるべきだろうと思う。

「3億5千万ディルスも軍資金があるのよ。しかもこの領地正式に認められていないから」

3億5千万ディルスは使い放題であるのだし王宮の建設に人雇おう。

「て訳で失業者30万人に集まって貰った訳だけど給料も30ディルス位で良い?」

月900万ディルス位だが、公共事業で失業者対策と景気拡大の2つの意味があるから。

「職人としての技術をたっぷり叩き込んで帰っていただいて」て訳でルリが指導する。

「良い?あのリサお姉ちゃんの宮殿造れるんだからね?技術覚えておけば何処でも食える」

「分かっております。ノンビリと技術を覚えて100ディルスでも雇ってもらえるように」

雨は降り続けるので止むまで技術の訓練であるが職人が栄えてこそ国が栄えるのだ。

「取り合えず200億ディルス貸して貰えませんか?国の借金の残高減らさないと」

「あの借金なら地域通貨発行すれば数十億ディルス位なら集められますよ」と銀行である。

「それはあんたからの借金返済に困ったらやるわ。取り合えず貸してくれない?」

良いけどどうやって返済するつもりなんだと銀行の人は思うが貸さないといけないからな。

この領地国に没収されてリサ22世の直轄にでもなったら国の借金に苦しまられる。

「俺の息子のジャンをリサ警察領の都市1つの長官に任命して下されば利子は建て替える」

分かった、その程度の犠牲で良ければジャン君を都市の太守に任命しよう。

そして国の借金を2500億ディルスにしたが、国には噓の報告をしておいたのだ。

リサ警察領は借金の返済に苦しみほんのちょびっとだけお金借りましたというのが内容だ。

「リサ姫。この3億ディルス如何しますか?昔に帰って企業買収でもしますか?」

敵対的買収なら企業防衛に走る一派が増資を企むから買い取ってしまえば手が出せない。

「おし。お金遊ばせといてもしょうがないから企業買収よ」そして株を買うのだ。

国の威力で株を買い占められるともう手が出せないので諦める株式会社であるのだが。

「あの。20億出すから買い占めた株引き渡して貰えませんか?敗北を認めます」

流石はルリちゃんだ、手際が良いけどもう少しまでは30億ディルス位にならんかな?

「もたもたすれば株は下落しますよ。今売れば大儲けです」て訳で売り飛ばす。

これを何度か繰り返し2月5日、税金納めて残高30億ディルスを軍資金に蓄えた。

「株運用しても良いならあっという間に借金何か返済出来るけど少しは残した方が」

完済したら、「はい2兆ディルスノルマ追加」とか言われそうであるから用心しておこう。

だがこれ以上増えないように利子だけは支払わないとそのうち国が破綻するに違いない。

「じゃっ銀行さん。20億ディルスだけ返済するわ」やっぱ政治家の軍資金集めは」

パーティよねぇと思ったのでアルタニアの有名人を招待して5億ディルス級の祝宴を。

「リサ姫を助ける会」と称したこのパーティで5億ディルス稼ぎ税金を納める。

残りの2億で潰れそうな会社の株を買っておいたが私の治世が上手く行けば株は上がる。

国が買い取った破産企業の株って経営建て直した後売りに出す筈だから儲かるんだよねぇ。

「科主優待200万人分の映画観賞券です。衰退する映画産業を復興する為に」

株式会社と手を結んで映画観賞券を配ってるらしいが見に行くかなと思うリサだ。

「そなたの功績は見事である。アールソン村の吏に任命する。そこで相談なのだが」

無駄だと思うが一応抗議はしておこうと思うリサであった。

「リサ警察領は貧しくこれ以上のノルマを今月中に課せられるのは無理で御座います」

「来月なら良いのか?リサ警察領は中々優秀な吏がいる故に期待しているのだが」

自分の代わりに借金を返済してくれる吏が可愛くない筈はないので一応感謝して置く。

だが借金を返済した時が運の尽きだとリサの方では思っていたのだ。

「税金を安くして頂ければ借金を300億ディルス減らして見せますが」

我々は話し合うべきですな、勅使殿。

私とてリサ帝国の国民だから国の借金が減るのは嬉しいがこれ以上のノルマは無理である。

「株で儲けたと報告が入っているがそれでも負担出来ないと言うのか?」

「借金を返済する為に銀行からお金借りました。こっちの返済に力を注がないと」

「分かった分かった。リサ22世に頼んで税金を3割にしてやろう。それで良いか?」

そして唐突に税金は3割に下がっったがノルマも50億ディルス増えただけである。

「株で儲けて銀行からの借金返済すれば200億ディルスを再び借金して減らせる。

そして株を転がして2月10日国の力で安い株を買い上げ値が上がったところを売る。

まあ株転がしが目的だから素直に降伏してリサ警察領の傘下に入られても困るんだが。

そして2月15日、ひたすら株転がしと宴会に励んだ結果宴会の進物が20億ディルス。

株の収入が40億、魚の収益が4千万ディルスに膨れ上がったのだ。

「ではこの王妃のダイヤモンドをお受け取り下さい。貢物で御座います」

株主優待と部下の給料確保の為に抑えておいた20億ディルス分の株である。

「税金取られなけちゃもっと儲かったのに」それでも村人が30万人増え1500万人に。

そして3月1日、この確実に儲けられる株取引により120億の資産と株価50億。

宴会の収入50億はそのまま銀行の借金返済に充てられて残高130億ディルスになった。

ノルマ追加と借金の利子により国の借金は2800億ディルスに膨れ上がる。

リサ22世も借金返済の努力はしてるらしく、国の借金も搾り取るだけ搾り取り。

1950ガイディルスに減ったが、武装蜂起が後を絶たないのだ。

リサ帝国の北に皇帝を僭称するトウタックがリサシティを占領してリサ22世は遷都。

リサ帝国はリサ星雲の9割を納める程度まで勢力を後退させてトウタックに支配された。

資源開発の予定です。

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