東国との戦い
いよいよ東国との最終決戦が始った。
東国との戦い
戦力を増強して鍛え上げられたリサ帝国軍は東国の軍を撃ち破り村を30制圧したのだ。
人口40万人の広大な土地を確保したリサ義勇軍は一生懸命食料をかき集めている。
食料に余裕がない事が部下にバレたら多分私は殺されるか奴隷に売られる事だろう。
「困った。部下にご飯食べさせる事の出来ない警察署長何てリサ帝国にはいらないのよ」
まあそれでも制圧した村には食料の生産を義務付け、部隊を転戦するリサ義勇軍。
激戦の末7レベルになったリサ義勇軍は、占領した村々に自警団を造らせて防衛させた。
「関羽将軍。20レベル突破おめでとうございます」と部下は祝宴を行うのだ。
前世がリサ教団の大神官で年齢も11歳なので酒の席を用意する訳には行かないのだが。
「新兵希望者が1万人います。雇いますか?黄金は全村の貯金をかき集めても20万」
借金のノルマも4億にまで増えたが、借金返済したら絶対にぶった切ってやるからな。
「雇う。魏延将軍にはわざと負けるように言っておいて。この辺で精鋭化しておかないと」
そして負けたら兵は相当不安になったらしく訓練も遅れがちだが逃亡者はいなかった。
「リサ帝国などに負けるかぁ。リサ姫。あんたの時代は終わったんだよ」と敵将。
「撃て」物凄い矢が敵将を貫き絶命させたのだ。
「降伏します。俺ら仕方なくロッカル国に」降伏した5万の兵に南方を制圧させたのだ。
人口200万人の大都市が手に入り、借金のノルマが8億ディルスになったのだ。
スカポン国と白魚の踊り食い国が介入する前に根拠地に引き上げる」自警団に任せて置く。
一応300人は配備してあるから3日は持つだろうと思うが7万5千に増えた。
「食わせられない。シエルちゃん。食料配給の升を小さめのに代えて食い延ばしを計ろう」
この案を出した三国志の将校は曹操に斬首されたらしいが詳しい事は知らない。
「え~。それ有名な三国志の話ですよ?引き受ける将校いるかな」どうせ直ぐばれる嘘だ。
この処置を施して3日、兵にはダムの近くに開墾した畑で玉蜀黍を育てさせている。
「全く。思ったよりリサ義勇軍の食料事情は悪いようだな。こんな策で食い延ばすとは」
兵士達に処置がばれたが取り敢えず畑荒らしに来た鹿や猪退治して空腹を癒すのだ。
「ジビエは食いたくないんだがリサ義勇軍の勝利の為だ。仕方がないのだ」
ジビエにはヒト化してリサ帝国の住民になった者も多く滅多に肉食はしないのだ。
「許せ。人間が繁栄する為にはジビエの犠牲が必要なんだ」75000の兵である。
「済まない。私の糧食ではそなた達を養う事は出来ない。2万人リストラする・・・」
となると今日降伏した5万人の中から弱兵をリストラして精鋭化しようと言うのか?
「リサ警察領の内部で商売なり農業したいなら土地を分けるけど」とルリである。
「俺ら食う当てがないから軍人になってるんですよね。農地分けてくれるなら美田が」
労多くて得る者が少ない農地だと俺ら餓死してしまうからリサ義勇軍も食べ物くれる筈。
ではリストラの意味がないだろうと思うリストラ兵である。
それは兎も角最終的に1万人にまで絞り込まれリサ義勇軍は35000人に削減される。
「水を蓄えて。水作成の魔法使える僧侶は金貨500枚で雇う」とリサは宣言した。
ブーイングが全将兵の間に巻き起こるが、金貨2枚ずつ与えて宥めるのだ。
「我々はリサ教団の神官騎士団です。我らにとっては転生なされてもシエル様が主です」
勿論報酬などいらんが、「この国を再び理想郷に」と志、3千名集まったのだ。
1月15日、リサの治世は公平なので244万人の民は良く従っていた。
都から使者がやって来て暴言を吐くのでつい口答えしたら使者の怒りを買い讒言される。
そして警察署長の職を解かれ、反乱軍として全国に追討命令が出たのだが。
「リサ22世陛下。あのリサ姫を敵に回すおつもりですか?」とエリスとルミナ。
この2人はリサ22世にとって余程邪魔な存在だったらしく罷免され牢屋に放り込まれた。
「借金のノルマ50億だ」リサ22世はエリスとルミナを失い重税をかける。
「借金を返済するのは国民の義務だ。借りた金を返さんような奴は人間じゃない」
取り敢えず非礼を詫びて警察署長に復職する為の運動を煽る事にしたのだ。
「敵の首都キララシティを併呑する。ここで功績を立ててれば非礼の罪は免ぜられる筈」
いや取り敢えず白樺のジュースで儲けよう。ゴムの木とかもあるよ。
「駄目です。材木とかも売って見たのですが国内需要がひっ迫していて買う者がいません」
外国に売るにはリサ帝国産の杉では安値で買い叩かれるしそんなに木その物がない。
まあ仕方ないからキララシティを併呑したら借金150億上乗せで警官に任じた。
キララシティは人口800万人の大都市で徴税すれば3千万ディルスは手に入るのだが。
「今徴税は不味い。私の小説買わせるだけにしておこう」紙に印刷すると安くなるけど。
「じゃあスカポン国と白魚の踊り食い国が抗争してる中我々は領地で国力を倍増させ」
200億の借金を返済しないといけないが、取り会えず東国を降伏させよう。
「魏延将軍。5千の兵を与える。我々が生き残る道は東国を滅ぼして食料を奪う事だ」
「OK。外国の介入がないうちに占領してしまいましょう」3万人の兵は釣りをする。
釣りで魚を釣らなければ今日の夕食は抜きになるので皆必至である。
「材木を売らないと。間伐した木を売れば2万ディルスにはなる筈だけどどうやって?」
このリサ警察領には森位しか資源がないので奪っても労多くて益が少ないのだ。
それでも東国を降伏させ5千万人分の糧食を奪ったリサは村80、人口70万、都市3つ。
あわせて600万、キララシティ800万人の1470万人に膨れ上がったのだ。
「儲かってるようだな。借金返済のノルマ3千億ディルス」と嫌がらせのノルマである。
「取り合えず街を復興させないと借金返済出来ないよ。こんな小国に3千億も・・・」
そして1月20日、何とか3億ディルスかき集めたリサは借金の一部を返済したのだ。
残り2997億ディルスだが取り敢えず馬を鍛えて売りに出し大儲けする事こそ急務だ。
「スカポン国を攻撃して馬を奪おう。玉蜀黍が育つまでは敵国から奪うしかない」
リサ義勇軍はスカポン国の馬を奪い、馬の数を3万頭に増やして景気をアピールした。
魏延に命じて3万の兵でスカポン国に侵攻して馬と財宝を奪い取るがそのせいで憎まれた。
だがスカポン国の住民の名誉回復は後で考える事にして奪えるだけ奪うのが戦争である。
「5億ディルス儲かった。放映権料は3億ディルス。これで残り2989億ディルス」
12レベルに上がった兵を動かし魏延と馬超はスカポン国の首都を攻略して20億奪う。
「これで2969億ディルス。私は聖人君子ではない。自国の安寧が一番よ」
リサは関羽将軍に命じて5千の兵で白魚の踊り食い国に攻めかかり50億奪った。
借金は2919億ディルスになるが、馬も2万頭奪い兵も3千増えるので怒られるのだ。
「食い扶持増やすなぁ。仕方ないから雇うけどさぁ」リサは文句言うが。
「スカポン国と白魚の踊り食い国から奪った富でキララシティは潤っております」
「来月までに150億ディルス以上返済するのよ。そうしないと借金が増えるから」
リサは社債をネットで発行して30億ディルスかき集めると借金を2889億に減らした。
「銀行から借りよう。借りれるだけ借りて置いて。私の警察領月3億は税収取れるよ」
「本当に借金返済してくれるんでしょうね。志を見込んで100億貸しましょう」
利子は5%だがこれで国の借金残高2789億ディルスに減ったのだが返済しないと。
「スカポン国には賠償金89億ディルス要求する。支払わないと言うなら国を亡ぼす」
この作戦で国の借金を2700億ディルスにまで削減したが食料も20億人分集める。
「植林よ。5年後位跡には立派な材木になるわ」木を植えて水源を守るのは重要である。
ルリに任せておくがリサはキララシティで書類作成であるが昔の力が懐かしいのだ。
「白魚の踊り食い国を占領するよ。100億賠償金取って銀行の借金返済するから」
取り敢えずリサ姫の個人資産は30万ディルスだが、万一に備えて親衛隊を作ろう。
「親衛隊?我々がなりますよ。シエル姫の配下の神官達で構成しましょう」
まあそれは兎も角白魚の踊り食い国は瞬く間に首都を落とされ財宝30億を奪われた。
そして降伏して135億ディルスの賠償金を得て社債と銀行の借金を返済したのだ。
あのう。債権放棄しても良いですから軍隊に入れて貰えませんか?」
あわせて100ディルス分の債権を持つ1万人の兵がやって来たので仕方なく入隊させた。
これにより借金の残高2600億ディルスに減るが、取り敢えず鍛えるか。
「魏延将軍にはキララシティの見習い警官に任命する」戦果を報告したら警察課長に。
リサが課長になると借金のノルマも50億追加になったが50億位3日もあれば。
1月24日、余り急ピッチで返済すると警戒されノルマ増やされるから返済を遅らせた。
だがスカポン国と白魚の踊り食い国の一部の民が難民となってリサ警察領に押し寄せる。
「農家なら受け入れるよ。あんたらなんで私が憎まれんの承知で収奪してると思う?」
自国の産物じゃ45000人の部下を養えないからよとリサは言い放つのだ。
練兵場で兵の訓練を見ながら難民を追い返すが、食料は持たせてやるのだ。
「リサお姉ちゃん。食料が減ります。もう2億食くらい減りました。皆さんよく食べる」
賞味期限の早い順に消費しているが、このままだと数十日で食料はなくなる。
「放映権収入でアルタニアのマスコミに売り込もう。領地拡大は借金増やされる」
リサ義勇軍は部下を冒険者ギルドに加入させ、過酷なクエストで経済回そうとした。
「350億ディルスも返済出来るのに俺らの給料なしかよ」部下は不満だが30万では。
「ドーナツ1個で戦えなど酷う御座います。兵隊は体力だけが資本ですよ」
春に備えて畑の拡張をしておいた方がよさそうだ。
「ルリちゃん。農業組合を作って農作物の増産に努めてくれない?」と言うのだ。
そしてしばらく借金は置いておく事にしてスカポン国と白魚の踊り食い国に金を貸した。
ト一なのでリサ姫の個人資産は増えまくるだろうと期待したのである。
国土再建計画の予定です。