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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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訓練と金策

訓練と金策は始まるが兵と武将は徐々に増えていく。

一方ロッカル一味も不気味な沈黙を貫き密かに兵を増強していた。

訓練と金策

「やっと桃園の掃除と後片付けが終わったなぁ。アッバルさん。ゴメン手伝わせて」

リサは謝るが、アッバルは70頭に増えた馬の手入れをしながら兵の訓練を始める。

レベル1と2では戦死する確率が段違いに変わるので訓練は物凄く重要だが。

自警団も500人位集まったが、ロッカル一味もこの次は戦力を強化してくるだろう。

「死んだ同胞の仇を討って借金を返済するのよ。目指せ1ガイディルス」と電話する。

「もしもし債権者?債権放棄したらアールソン村の義勇兵に入れて上げるよ?」

それで借金をチャラにしろと言うのか?

随分安い債権放棄の条件だが、あのリサが率いる義勇軍だろ?

「アールソン村?テレビで見ました。リサ姫の生まれ変わりが旗揚げしたんですよね?」

リサにとって皇帝リサの生まれ変わりである事はどうでも良い事であったのだが。

「それはどうでも良いんだけど債権放棄したら私が生きてる限り側近にしたげるよ」

それは有難いと債権者たちは思ったがこいつら三国志が好きとなると関羽だろうか?

「俺の息子大尉にしてくれるなら債権放棄しましょう。因みに魏延と趙雲なら」

三国志ネタで行こうと債権者は思ったのだ。

リサにくっついていれば借金分の債権など放棄しても十分元が取れるので今取り入ろう。

「俺は関羽でこいつは張飛、こいつは馬超。これで借金3万5千ディルス返済だな」

こうなるともう一人位欲しいところだが、若者はどうしたら良いか考えているのだ。

「どうせなら劉備役も勧誘しようぜ。リサ義勇軍の6英雄だ」

そして急いで隣村のロビー村から30名の若者が合力を目指して集まって来たのだ。

「じゃあこの岩を割って。剣に気を貯めて一気に岩を砕くのよ」リサは部下を訓練する。

気功弾の訓練だが早急に訓練を終わらせないとロッカル一味が戦力を増強するのだ。

「じゃあ矢は魏延将軍。ちょっと部下10名を連れて出陣して10万本の矢を調達して」

「OK。やっぱりお約束通り船で夜盗のアジトに強襲をかけ矢を撃たせますか?」

リサは少し考えたが了承して部下に実戦訓練を積ませる為深夜海岸沿いから襲撃させる。

「他の部下は休みを取りなさい。私はもう少しだけ起きて写本を続けるから」

「分かりました。関羽将軍と張飛将軍には護衛を勤めさせます」とルリである。

そして夜盗のアジトを襲撃したら夜盗が矢を撃って来たので適当に応戦するのだ。

「魏延将軍の力を見ろ。お前らは矢を拾ってアールソン村へ戻れ。俺はここで」

しんがりは危険も多いが成功すれば功績1番であるからやりたがる人が多いのだ。

「夜盗達を足止めして軍功を立てれば出世出来るかも知れん。趙雲、馬超。分かってるな」

「分かってるさ。ついでに武器も奪って砥ぎ屋に砥いでもらおうぜ」と馬超である。

そしてようやく敵が小勢であることに気付くロッカル一味であった。

「討伐軍か?ありったけの矢で倒してしまえ」ビコンビコン。

夜盗を倒していた魏延と馬超はレベル2に上がり、悠々と撤退したのだ。

「おのれこのドロボー。12万本の矢を返せ」て言うロッカル一味であるがもう遅い。

「馬を奪って逃げるぞ。ロッカル一味など怖くない。訓練が終わるまでは生かしておく」

馬70頭と食料5千日分を奪い取った馬超と魏延は悠々と引き上げていったのだ。

「帰って来たぞ。リサ姫はお休みか?誰か起きていないのか?」見張りが数名起きている。

「主力の兵士と幹部は私以外仮眠を取られている。もう夜だし目が覚めたら訓練ですよ」

とルリが言うが魏延と馬超が帰って来たなら私寝ていても良いねと思い仮眠を取る。

「俺達だって眠りたい。だが金策をするまでは眠れないから4500ディルスを・・・」

村長に貸して利子を取る事で儲けようと矢を売った金4千ディルスを貸し付ける事にした。

「これで少しでも借金返済の足しにして下さい」と村長に貸し付けるのだ。

「はぁ。目が覚めたぁ。10万本の矢はお金に換えた?村長さんに貸し付けて置いて」

どうやら話聞かれていたみたいだが矢を10万本も保管しておく場所がないのだ。

「馬140頭も飼育施設が足りないわね。まあそれはアールソン村の郊外に牧場を」

造って馬を育てる事にするが、宿代だけで一日100ディルスはかかるからなぁよ思う。

「早くロッカル一味を倒さないと私は破産だわ。税金も納めないといけないし」

そのうち起き出してきた部下を訓練する事にしてリサは酒場に行くのだが夜も空いてる。

「親父さん。我々の実力は分かったでしょ?2千ディルスの仕事なんかない?」

「それならアールソン村の借金50万ディルスを返済する為にドラゴンを退治してくれ」

「ドラゴン?私前世ドラゴンなんだけど?他の仕事はないのかな」やんわり断る。

取り敢えず税金3千ディルス国に納めて残りの500枚をアールソン村に納める。

これでアールソン村の借金は49万9500ディルスに縮小したのだが油断は出来ない。

アールソン村の村長は借金返済計画を立てて1年で返済する意思を固めテレビに売った。

「良いですけどリサ姫でも1700ディルスだったから千ディルス以上出せませんよ」

流石に英雄皇帝に気を使って低い金額を申し出たが村長は受け入れるのだ。

「OK。国民から搾り取って5万ディルスはかき集めてみせるよ」村長の意志は固い。

「でも国も借金の2千ガイディルスのうち1500ガイを自治体に押し付けるとは」

あのリサ22世の悪魔が。必ずいつか借金を返済してついでにリサ22世を倒す。

そしてアールソン村の借金を49万8500ディルスに下げる事に成功したのだ・・・。

「泥棒だぁ。捕まえてくれ。捕まえてくれたらこのルビーの宝石くれてやるぞ」

帰り道に泥棒にあったのでが一応捕まえて事情を聴く事にしたのだ。

「道をあけろ。あけなければお前もぶった切る」って11歳の幼女ぶった切るつもりなの?

「どうせ盗むならもっとマシな盗みを働かない?私の部下になったら食は保証する」

「マシな盗みってなんだ?お前天下でも盗むつもりなのか?」こいつ私を偽勇者だと?

「私に従えばロッカル一味を倒して借金返済の戦いに挑む。誰も飢える事のない国を」

でもお前一度皇帝やったんだよなと思う盗賊ローゼインだがいきなりリサに斬りかかる。

「戦士に盗賊が勝てると思うの?あんた倒して宝石貰う事にしたわ」間合いを取る。

「キャー。このスケベ。お兄ちゃん助けて~」ローゼインの攻撃をかわすながら叫ぶ。

「いたいけなリサ姫虐めるとはふてい奴だ。盗んだダイヤを返せ」捕まえて放り投げる。

親父さんはローゼインを自警団に引き渡し3千ディルスの価値のルビーを貰ったのだ。

「無念。天下の大泥棒怪盗ローゼインがこんな所で殺されるとは」釈放はさせて上げるよ。

「て訳で部下の訓練再開するよ。80名の部下はリサ義勇軍の中核になるんだからね」

それとルビーの指輪手に入れたからネットの物品交換サイトでダイヤと交換してと命ずる。

「もう午前2時か。私は小説写本するから川で釣りでもしてきなさい。釣りでレベルを」

食料は5千人分あるが、増やさないと将来増えるであろう部下を養う事が出来ないのだ。

多分ロッカル一味を倒して武勲を上げれば警察署長位にはなれるだろうと思っている。

「分かりました。自警団を総動員して釣りと採集に向かわせます。軍資金ないと・・・」

じゃあ残りの80名の主力部隊はこの重い鎧を着て泳いできなさい。溺れない様にね。

「OK。それと18名の自警団の頭は草むしりよ。馬の餌を調達しておきなさい」

馬は人参食わせておけば良いと1部で信じられていたがチャンと塩舐めさせないと。

魏延と馬超は部下の訓練。関羽と張飛と趙雲は適当に冒険してレベル上げてきて」

「俺はどうしましょうかな?」劉備がリサ義勇軍の財産500ディルスを増やそうとした。

まあ魔法書を作る事が出来れば儲かるんだが転生した4英雄はレベル1である。

「小説50部写本するから千ディルスで売りさばいて。シエルとルリは自警団の受付嬢」

今の私達無職だからなぁ。

ロッカル一味を倒して恩賞頂けるなら良いんだけど私無冠だし警察署長位しか勤まらん。

「ロッカル一味は戦力を増強して隣のロビー村を襲撃してるそうでございます」

「もう少し時間があれば万全の態勢でロッカル一味を討伐出来たものを」

ロッカル一味は支配地域に砦を造りまくり部下を増やしてロビーを攻略しようと狙ってる。

「グズグズしていられないですよ。早急にロッカル一味を討伐しないと」

ロッカル一味の戦力がもし千を超えたらリサ義勇軍が討伐したとしても被害は甚大だ。

だがロッカル一味も討伐されるのを黙って見てるほど愚かではない。

近隣の山賊を説得して配下にして5千の兵力を確保。

その兵でロビー村を攻撃して反乱に立ち上がり、エリスの部下4万人を撃破したのだ。

ロッカル一味の乱の予定です。

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