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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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レベルアップ

TPPは安い品が国の価格相場で値上げされて売られるらしい。

ならば加盟国で一番物価の高い日本に珍しい商品がやって来る筈である。

ならばペルーが最近参加したがペルーの美味しい料理とか安く食べられないかな?

庶民は値下がりを期待してるので3割引きくらいなら日本の相場より安くしてくれるかも?

期待薄かな?

レベルアップ

7月15日、レベル千なら知力も千ポイント上がってる筈なので超優秀であるのだが。

「先生。折角千万ディルスも手に入れたんだから土地買いましょうよ」とミゲル。

それで東方国境に土地を2万石買いサッカーの収入で国を運営するサッカー国を建国。

サッカーの聖地とするべく世界大会サッカーコロシアムを設定したのだ。

ネットで掻き集めたサッカー関係の宝物の展示会が開かれており客寄せにイケメンを。

「へいいらっしゃい。都市国家ピエロ王国だよ。目指せ5万石だよ」

この国の建国理念は貧しくて芸術やスポーツが出来ない子供達を保護する目的である。

「あのう。新しい国が建国されたと聞きやって来ました。演奏をしたいんですが」

「音楽関係は低利の借金制度があります。月上限6千ディルスまでですけどね」

急ピッチで教師の募集と施設の整備を行なうのであるが演奏会を開くのである。

「あんたら本気でこの辺鄙な寒村に芸術とスポーツの都を創る気なのか?」

ピエロ家老にそう尋ねる若者もいたが、兎に角人口増やして土地を買い増さないと。

「あんたには王位を認めたけどあんたの立場タダの地主だからね?」

トロミDは国王に即位して新たな土地を買い漁る資金を蓄えることにしたのだ。

「私がサッカーの試合をして国を守るのよ。欲張らないけど5万石は欲しいな」

早速サッカーの試合で取り敢えず5万ディルスを確保して募金を募る。

有能なスポーツ選手や芸術家なら最低1億ディルスは稼げる国であるのだし。

「俺達金がなくて新しい楽器が買えないんだよ。音楽家は門狭いからなぁ」

「吟遊詩人歓迎ですよ。宿屋が大繁盛しますからねぇ」と宿屋の店主である。

「このピエロシティで修行したいなら大歓迎しますよ。儲けは7対3でどうでしょ?」

基本給は日当30ディルスでとの条件に吟遊詩人と契約書を取り交わす。

「いや~。人口増えれば美味しい思いができるしテレビに出られれば大金持ちじゃん」

人口が70ガイ3200京人いるから底辺の芸能人でもギャラは高いのだ。

「テレビの仕事あればあっという間に大金持ちなんだがな」まあそれは諦めよう。

田舎でも1万人もファンを確保して1ディルス課金させれば1万ディルスの大金だ。

国に半分召し上げられても5千ディルス残るから裕福な生活が送れるのだ。

まあ日本だと昔は珍しかった現役アイドルの卵がお弁当ファンに配る企画があった。

アイドルが手料理作ってくれるならさぞかし大勢ファンが集うだろうと思ってたが。

実際2千人位だし、1万人ファンを抱え込むことは日本では難しいらしい。

少ないファンから徹底的に課金させられるアイドルこそ裕福になれるらしいのだ。

最も地下アイドルが自力で経営してる訳もなく支援してる事務所が吸い上げる・・。

昔のアイドルに全国区では人気ないけど地元の支持が熱くトップになった人がいた。

何時の世も下剋上は地盤の支持が得られないと成功しないのだし。

「吟遊詩人。定番のリサ姫の栄光を頼む」客から集めた300ディルスを掻き集めた。

「90ディルス分の働きしかしないぞ。リサ姫は惑星シオンの領主だった」

リサ姫の栄光はそして国民は平和に過ごしましたで終わりを告げたが大ブーイングが。

リサ姫が追放され滅ぼされる下りは怒った客に財布を投げつけられるのだ。

「きさまぁ。リサ姫は必ず悪のブルマ国を倒して宇宙に平和を取り戻してくださる」

リサ信者はピエロ国の音楽家にリサ姫の栄光を歌うように要求した。

「宿代はお前にくれてやった財布の金から出せよ。ギリギリ足りる筈だ」

そんなに怒るならリサ姫の栄光歌わせるなよと思うが仕方ないなぁと思う詩人。

「サッカーの歌聞かせてくれ。リサ姫が育成してるチームカラミは最強なんだろ?」

「最強かどうかはしらんが強い事は確かだな」とサッカーの歌を歌いだしたのだ。

本当に巷で言う通り吟遊詩人が歌うと金貨の雨が来るのであれば吟遊詩人は儲かる。

盗賊ギルドの元ボスでギルドの金盗んで逃亡したクサミでサッカーのコーチを。

「俺若い頃は草サッカーチームを全国大会16位に導いたことがあるんだぜ。

との触れ込みでリサにアピールしたら採用されたので料理を作ってみたのだ。

「あんたは技の指導よ。栄養食のハンバーグ定食作るわ」サッカー選手としては。

もう伸びないだろうと思われるから軍人レベルを上げてスタミナと技術力で勝負する。

「俺はヨウザーンだ。ヨウザーン領800万石の地主である。リサ姫に賄賂をな」

硬骨漢で通ってるから余り賄賂とか贈りたくないのだがお家の為には仕方がない。

借金返済しても民が豊かになっても最終的に領地没収では暗君と言われ家の恥になる。

「お前等にも賄賂持ってきたぞ。建国祝だ。木綿の織物と白磁の壺だ」

「俺達にも賄賂くれるんですか?ピエロと配下は驚くが金貨2千枚は驚いた。

「ジャンの半裸写真だ。本人と当局には許可を貰ってある。皇弟陛下の半裸だぞ」

「買う。ジャン殿の半裸写真で魔除けの御札にしよう」とピエロは思ったのだ。

リサ帝国の皇位を継ぐのがジャンなのかムホンなのかフォートレスなのかは兎も角。

「皇帝陛下ぁ。今兵を鍛えています。チームカラミのメンバーは少尉ですか?」

全員少将よ。

給料支払っておきなさい。

「少将?この若さで1万人の兵を指揮するの?」とチームカラミは驚くのだ。

取り敢えずピエロ王国の運営費と軍人60万人を養う為リサ帝国からの金を得た。

「ミゲル。この1京ディルスを元手に1ガイにまで増やしてみなさい」

そしたら1京ディルスは報酬として貴方に差し上げようと申し出たのだ。

「1京ディルス捨てるんですか?OK。胡椒貿易で儲けて良いんですかね?」

胡椒が一番安く生産されているアピロンから辺境のムホン領に売りに行けば・・・。

利益は7倍であるからあっという間に7京ディルスである。

帰りはムホン領の家具を買えば10倍くらいで売れるだろうから大儲けだ。

「俺で良ければ金出すぞ。要するに頭数だけ1ガイ超えれば良いんだろ?」

みんなで金出し合ってたらふく儲けて確実に1京ディルス儲けようと思った。

「我々は政治家になってこの国を変えるんだぁ」その為の軍資金集めである。

230ガイディルス集まったので早速アピロンはブルマ国を超えムホン領へ行く。

1600ガイディルス儲けて家具を買うのだ。

ブルマ国の国内で売りまくり2倍で売り3200ガイ儲けて分配するのだ。

俺なら馬鹿正直に儲けた3200ディルスまで返済する気はない。

儲けに失敗しましたと1京ディルスだけ返済して残りの3200ガイをボロ儲けだ。

「別にそれでも良いよ?あんたら使える。補給部隊でアルバイトしない?」

給料5千ディルスでどう?

円で支給してもいいよ。

と言うので円が使える惑星ジャガイモと取引することにしたのだ。

まあ取り敢えずピエロ王国の所有になった20ガイのうち5ガイ使って3万石加増。

「いや~。私が復権したら30万石に加増するけど余り意味ないよね?」

ちょこっと交易すれば数兆ディルスは儲けられるこの時代に30万石だと・・・。

「いや~。農地だけは共産主義で国が管理するのが一番だと思うんだけどなぁ」

国が管理して給料出していたら生産意欲が失われて飢饉が起こったという説があった。

日本人は労働に勤勉だし多分ボーナスで釣ればノルマ分は働くと思う。

農場の使用人は給料で働いている筈だし、農業が共産主義でも大丈夫だと思う。

「この国農業で儲けようとか思って無いから好きなだけ生産できるんだよなぁ」

「当然だろうなぁ。今時農業だけじゃ大国にはなれんよ」

ブルマ国の崩壊を信じて疑わないリサ派のレジスタンス竜の牙の構成員は3200京人。

この国の人口の殆どの人間はブルマ国を追い出すその日を夢見ていたのだ。

軍隊再建の予定です。

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