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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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ドワーフ

職人の世界はまだまだ女子の出世が遅い。

でもそれ分かっていて職人になるんですよね?

社長が頑固なのか才能に問題があるのか知らんが。

3年は見習いが普通のはずなのに3年間待てない社員が男も多い。

ドワーフ

リサは取り敢えず警官に命令してブルマに疑問を持つものはMSに下るように説得。

まあブルマ嫌いなのは仕方がないし下着其の物のブルマ姿で街歩くのは恥ずかしい。

でもそれを人に強要するならMSに下るように説得するぞとリサであるのだ。

「女子の教育と就労を認めるならブルマ穿いても良い」と人聞きの悪い一言だ。

別にリサ帝国始まって以来女子に就職認めてたし今は95%が女子であるのだ。

この国何故か女子になりたがる人が多く、純粋な男は5%である。

純粋な女性も5%くらいで大抵のリサ帝国人は女体化と男性化を楽しんでいた。

こんな国でブルマ姿嫌がる女の子は滅多にいないがブルマも俺の若い頃は衣類だった。

ハミパンを気にしたのかインナーとして使用する者が増えハイレグ化も進んでいた。

それでこれは下着なのではないかという声が高まり廃絶に追い込まれたらしいのだが。

リサ帝国のブルマはレオタード用サポーターを穿いてる者が殆ど全員だ。

元の性別が誰が男で誰が女の子なんて分からないので着替え同伴でもOKだ。

男が女の子の裸を見る目的で銭湯に入り、女子が全員同意すれば見放題である。

本物の男だって心は女性だと言われたら女子更衣室から追い出す訳にも行かない。

なら性別がごっちゃになってるこのリサ帝国では着替え見られるので動揺していては。

「王族でもない限り着替え見られて激怒する者など少数派である」

まあファンタジー世界くらい男の天国な小説が残ってたっていいだろうと思う。

「あのMSに合流した3万のドワーフはゴーレムを造って売るかも知れないからね」

まあ着替え問題はゆっくり反対派と討議してもらってMS対策が先だな。

「水着売って。ドワーフの仕立て屋に命じて聖なる水着を造らせるから・・・」

まあ女子の教育と就労認めるくらいでブルマ穿いてくれるなら要求飲むよ。

もともと女子の教育と就労禁止した覚えないし、国民の95%が女性のこの国だよ?

何が気に入らないのか知らないが女子の教育と就労は認める。

「おお~。女子に認められなかった刀鍛冶の仕事がこれで出来るぞ」

へえ?

刀鍛冶だけは認めなかったが、弟子になるのまで禁止した覚えはないぞ?

「ドワーフに命じる。聖なる水着を女子の刀鍛冶に造らせてくれないかなぁ」

刀鍛冶でも刀だけ売ってたんじゃ儲からない今日このごろである。

「聖なる水着の生産も出来るんですか?ここは女子に任せなさい」

裁縫は得意な方なのでせっせと刀鍛冶の仕事覚えないといけないのだ。

「ふふっ。刀を造って聖なる水着を造って勇者の武器を」武器職人の夢だ。

勇者の剣を造るのは、武器職人の夢であり喜びであるのだ。

2月2日昼、早速女子有志の手による黄金の剣と聖なる水着を制作する。

「では女子の就労と教育は認めてくださるんですね?」禁止した覚えないんだが。

「好きな職業に就けば良いよ。受け入れ先があるかまでは責任持てない」

「それが問題なんですよ。女子の鍛冶師って珍しいですから」

まあそれでも女子の就労と教育を否定した覚えは断じてないのだ。

「え?女子の刀鍛冶駄目だったんですか?就職は兎も角教えるのは構いませんよ」

鎧職人の下働きは女子が多いので別に否定する気はないのだが。

「あの。鍛冶師は3年は見習いですからね?幾ら学卒エリートでも」

出世が遅いとリサ帝国に訴えられても困るんだが。

大体うちの鍛冶師は30人もいれば人員過剰で数百人の部下全員刀鍛冶にする訳には。

「お前ら俺のとこより良い待遇の鍛冶屋いるなら探してみろ。600も支払ってる」

見習いは給料でないとこも多い職人の世界で600ディルスも出しているんだ。

「うちら5年勤めているのに、出世が遅く。男連中はどんどん出世しているのに」

「数百人も出世させるの無理だ。大体お前ら出世したいなら功績立てろ」

「会社の危機を30回救っただけじゃ雑務課じゃ出世できないんですか?」

「無理だ。文句があるならストでも起こせばいい。リサ帝国にチクる奴は・・・」

全員解雇だ。

明日から来なくて良い。

懲戒解雇だからな。

会社に盾突いておいて懲戒解雇は不当だと訴えても通る筈がない。

「俺は悪くない。会社に盾突く奴解雇して何が悪い。

リサ帝国にチクられたせいでうちの会社は莫大な損害を得たのだ。

女性蔑視企業という言いがかりとそれによる取り引き先の減少である。

「もう経営できない。今日限りで会社は倒産とする。退職金は裏切り者に請求しろ」

と言う訳で財産全てを退職金として全員解雇。

2月3日朝、この会社に盾突いた女子社員は復職を求めて訴えでたが会社ない。

逆に会社側から140万ディルスの損害賠償を要求され判決は勝訴となった。

「そもそも刀鍛冶の出世が遅いのは人員余剰である。全員出世は出来ない」

とみなされ会社側の勝訴となり女子見習いには莫大な損害賠償が要求された。

それに100歩譲って女性蔑視だとしても向いてないと思われても仕方ないと思う。

「会社倒産させたならうちに来ないか?お前鍛冶師としては優秀だからなぁ」

女子社員と揉め事起こして会社を倒産匂い込んだ今がチャンスだ。

「良いのか?女性蔑視問題で社員と争い会社を倒産させたドワーフだぞ。俺は」

「重要な職に就けなければ良いんです。弟子の方もまとめて面倒見ますよ」

いや弟子は良い。

師匠に楯突くような弟子はいらん。

待遇が不満なら他社に行けばいいのに出世させない俺が悪いなどという弟子はいらん。

「それ見境なく弟子を増やすから出世の遅れる部下がでるんですよ」

「うちは少数精鋭主義だから弟子は全員ほどほどに出世させますよ」

「お前のとこに押し付けてやればよかったよ。今更手遅れだがな・・・」

仏様商事の兵器開発部門にはこのドワーフの鍛冶師の弟子も就職していた。

女性の弟子は懲戒解雇されているので就職は出来ない。

この女子社員はMSに下り仏様商事に復讐を開始したのだ。

仏様商事の予定です。

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