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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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H禁止令

寺って誰もこないし日本無宗教だから。


H禁止令

自分の事は棚に上げて激怒したリサは宗教施設でのH禁止令を発令したのだが。

1月3日朝、それを知らなかったのか、知ってて逆らってるのか神殿でHな行為に。

「別にパンツ教団の守護神やっててHな事するなとは私は言わないけどさぁ」

でも何でよりによって神聖なる神殿でHな事するのだ?しばいたろかこの変態がぁ。

「そんなに怒らなくても。パンツエネルギー貯まりました?」これ言われると弱い。

散々パンツエネルギーの確保の為に協力をお願いした手前ここで怒ると。

「パンツエネルギーは私が自分で悶ても貯まるのよ。当分はパンツエネルギーいらん」

「そうですか。アピロンでっかいですねぇ」取り敢えず気の済むまでHを見逃した。

「私は凛ちゃんとリサワールドやる。終わったらサッサと帰ってくれないかなぁ」

不良信者達は賽銭箱に銀貨1枚投げ込むとお祈りをして帰っていった。

この頃から信者の列が並び賽銭箱には金貨と銀貨で一杯になるのだ。

「リサ姫。うちの娘が彼氏と無事H出来るように神の御加護を」そんなん自分でやれ。

それでも神様業は民衆を苦難から救うのが義務であるのだが。

日本仏教と神道だから観音菩薩にお願いするんだよねと思うのだが。

1億人もいる日本人の願いを叶えられるのか?

「恋が成就する魔法のお守りだよ。相性の合う恋人と出会う確率が3%上がる」

仕方がないのでお守りを千ディルスで販売することにしたのだ。

恋人に出会えて給料2ヶ月分の出費なら安いだろうと思われるのだ。

「本当に素敵な恋人に出会えますか?」未来に対する予言はしない。

だいたい出会えても恋に発展するかは本人次第だし大体恋ならシエルの神殿で。

「リサ姫。お賽銭たっぷり手に入りましたねぇ」神殿の修繕費はこれで賄っている。

坊主本人が言うにはお賽銭は寺の修繕費とかに使うのであって私腹は肥やしていない。

「30万ディルスかぁ」老朽化で崩れかかってる通路の天井修復するか。

「いや~。信者の皆さん。マジで願いを聞いて欲しいなら1万ディルス賽銭箱に」

そうすればシエルとその配下が願いを叶えるべく奔走してくれる筈だ。

お前らにはさらなる課金を申し付ける。

リサ教団と帝国の課金ノルマは厳しいぞと申し渡すリサ姫。

「皇帝陛下ぁ。民の利益を守るのがあんたの役目だろう?違うのか?」

皇帝は税金とお布施を搾り取る代わりに民を幸せにするのが仕事である。

民が幸せになれば税金もがっぽり手に入るのだし問題は全く無い筈なのだが・・・。

「そうだよ。民衆が豊かなら税金とって私が贅沢の限りを尽くせる」

一応個人資産も3千ガイディルス程度あるんだが税金が原資と思い込まれている。

そりゃ金儲けには皇帝家の特権使ったけど一応私の個人資産だよ?

「私に直接苦情を言われても困る。シエルちゃんに任せておけば苦情は片付く筈」

「シエル様堅物だから恋の話聞いてくれないんですよ」

神の責任放棄だな。

チャンと信者の頼みは聞かないとリサ教団の信者が減る。

「シエルちゃん。チャンと信者の懺悔は聞いておきなさい」とリサは言うのだ。

悩み聞かないで信者が追い詰められて犯罪に走ったら我々のせいにされてしまう。

「だって他人のエロ話を聞かされる19歳の女の子って?」ああそうなるのか?

「恋人が欲しければスキルアップして抱かれたい男ナンバー1目指しなさい」

シエルが出来るだけ懺悔には来るが、国民的には不満なのである。

「死刑囚とかでると教誨師として悩み聞かないといけないから」最後の晩餐。

ネットで見たら日本ではやってないと聞くが教誨室でお茶菓子程度なら食えるらしい。

「最近大量に切腹させたじゃん?アイツラもリサ教団の信者なのは事実だからさ」

教誨室に遺族招いて大変なんだよね?

「て訳で恋の悩みは部下に聞かせてくれない?処刑した国民は私丸め込んで天国に」

行けるかもと思うらしく熱心に命乞いするんだよねぇ。

「俺の恋実りそうですかね?」シエルに聞く信者であるが。

「神は努力する信者にしか助けることはしないよ。金持ちが天国に行くにはお布施だよ」

この1枚100万枚の免罪符買えば地獄行きだけは勘弁するよ。

「免罪符?殺人と強制性交だけは免罪符の効果ないんですよね?」

確認する信者達であるが「当たり前だ」と言い免罪符を売りに出したのだ。

まあ金持っていたにしても天国に行ける訳ではないらしい。

免罪符買えばヒドラに魂食われるのだけは勘弁してもらえるかも。

「この免罪符の売上国庫収入になるんですか?」当たり前だろと思うリサとシエルだ。

この国は皇帝リサ神の治める宗教国家なのだよ。

「まあパンツの園の労働事務所にに送り込む事間違いなしだが」

「分かった売ってくれ。100万ならこのダイヤでお釣りが来る筈だ」

免罪符はたちまち売れ、300ガイディルスに膨れ上がり国の財宝8千ガイに。

株は2ジョに膨れ上がり、「いや~。この宝石100ガイ分婿殿に任せるわ」と言う。

そしてお賽銭は増え続けて修繕費は整ったので早速大工を呼んで修理させたのだ。

「いや~。リサ教団の神殿の修理に呼ばれるなど光栄です。金踏み倒さないで欲しい」

誰が金踏み倒すかぁ。

苦労してこのリサ帝国を金満国家にしたのに料金踏み倒せるなら金などいらない。

「まあ俺等のプロだから20万ディルスで請け負いましょう」安いなぁ。

「代金は金貨にする?それとも宝石?」宝石なら相場で大儲けできるだろうと思うが。

「部下の給料宝石で支払う訳には行かない。俺零細企業の社長なんだよねぇ」

でも話戻すけど神殿や寺社でのHって罰当たりだけどやってる人いると思う。

リサは改めて神殿でのHを禁止すると溜まった書類をやっつけるべく王宮に戻った。


神殿修復の予定です。

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