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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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学府

リサ帝国を見捨てたら国民も困るから協力的です。

国を栄えさせ民を安らんじる。

これぞ国利民福?

学府

月謝1億ディルスで弟子1万人を雇い、1兆ディルスの大金を手に入れたのだ。

リサ姫の個人資産は63兆ディルスであったがアピロンの税金が700京である。

当然といえば当然だがアピロンはリサ帝国の富裕層15京人が乗り込んでいた。

国軍8京人、補給部隊3京人、警察5京人の合わせて31京人であるが重いのだ。

「リサ姫。この暗号書類の謎教えて頂けませんか?」弟子が教えを請うのだが。

「この暗号解読書読めば直ぐに分かるよ。一応師匠らしいことしないとね・・・」

「え?1億ディルスも月謝支払うんですよ。手取り足取り教えてくれても良いじゃん」

お前らそんなに頭悪くないだろうと思うリサであったのでハッキリと言ってやった。

「あんたらに教えることはないよ。行儀作法でも習う?」天才は苦手なことも多い。

短所矯正すると長所まで失われて凡人になってしまう天才多いからな。

「でも短所は矯正しておかないと世渡りするのに都合が悪くなるからなぁ」と思う。

「出来るだけ楽しく覚えられるようにテキスト造るから短所克服してみない?」

「それは良いんですけどバーンの店でたこ焼き食うんですか?」あのたこ焼き美味い。

「ちゃんと教えるよ。これでも私皇帝だよ?宮廷儀礼は一応習ってある」

2月24日朝、書類を片付けてノンビリとダンジョンでは学べない書類作成を教える。

ノンビリと短所克服の為の特訓を行なっていたが、リサはアドバイスだすだけだ。

自分の力で短所を克服しないと身につかないのでノンビリとお茶を入れておくのだ。

「お茶持ってきたよ。お茶くみは会社での地位を上げるから今度教えてあげるから」

美味いお茶を入れてくれる。お前は気の利く奴だ。良い部署に推薦してやろうとなる。

「お茶入れたくらいで出世できるなら習っておこうかなぁ」と思うが英語は得意だ。

数学も得意であるが、美術音楽が苦手なので忘年会の一発芸に苦労するのだ。

「忘年会で技術をアピールすれば上役に気に入られて出世できるかも知れない」

必死に覚えようとするが、頭で分かっていても技術が追いつかないのである。

「千ガイディルス儲けました。褒めてください」株担当班が銭を持ってくるのだ。

「小麦が実りまくっています。バーンの店で知力のたこ焼きと技術の焼きそばを」

10億ディルスも年俸貰えるなら技術の焼きそばをたらふく食って技術を上げよう。

「リサ姫。補給班から60ガイディルス献金がありました」貯金2千60ガイ程。

「定額給付金よ。チャンと60ガイディルス定額給付金を行なっておきなさい」

この定額給付金でジタークは部下を80万人に増やし、革命祭りを宣言したのだ。

「良いか?この度の革命祭りはリサ帝国に定額給付金を出させる戦いである」

「そうだ。たまには富裕層にも定額給付金やってくれ~」と反乱を起こすのだ。

「・・・。この戦。私が定額給付金出せば収まるの?良いけど」リサは頷いたのだ。

「琴野ちゃん。定額給付金を出しといて。500ガイディルス程なら出せる」

「良いんですか?調子に乗って反乱が続出しませんか?」琴野は慎重である。

「私が勝手にやったことだから。それに税金は取るよ」リサは500ガイ振り込んだ。

「おおっ。流石リサ姫。儲かってるなら定額給付金出しても問題ない筈」

いや貧乏になりようがないんだよねぇ。

長生きだし、失業者は多いけど、生前分与で3千ディルス貰える国である。

国の銀行リサ銀行からの利子5%=150ディルスで何とか暮らせるのである。

「いや~。これでリサ帝国の民百姓は救われます」琴野は大喜びでフォートレスを見た。

「我々は金の力で無双する。ジタークの領土は10億石に削減」

革命祭りで勝っても、領地削減は免れなかったジタークは復讐を誓った。

2月25日、追従して反乱が起こり1千ガイの定額給付金を要求してきた。

「理不尽な革命祭りは財産没収の挙げ句追放だよ?それでも私に逆らってみる?」

「何でだよ?儲かってるんだろ?零細企業に分けてくれても良いだろ?」

ブツブツ文句を言い出すがそれでも反乱は平定されたのだ。

賄賂とはくれるまで待つものであり、賄賂を要求するとトラブルのもとになる。

「弟子達。千ガイディルスで株を買いなさい。弱小株式の株よ?買うのは」

て理由で株を買うと株2500ジョに膨れ上がるのだ。

「植林した木が今売り出し時なんでね。1本2ディルスだよ」林業は儲からない。

だが業者が食ってける程度には量があるし、間伐しないと土壌が脆くなる。

水害の時に土砂が流出したら一大事なので株価は高いのだ。

林業を潰したら巡り巡ってリサ帝国が困ることになるし国営にしよう。

「もう疲れました。山林と森は全てリサ帝国に献上しますから俺達雇ってください」

リサ帝国の林業従事者はリサ帝国に雇われた方が遥かに儲かると思い始めたのだ。

あの金に五月蝿いリサ帝国なら林業でぼろ儲けして俺等を悔しがらせるかも知れない。

「それは良いんだけど木って乾燥させるのに数年かかるから儲からないんだよねぇ」

最初の頃林業に手を出して見事に失敗したし、出来ればやりたくないんだけど仕方ない。

「木一本2ディルス?公定価格にした方が良いね。1本10ディルスにしよう」

自由経済を全否定した林業であるが、木の家は高値だと諦めてもらうしかないな。

林業の株を戦ガイティルスほど借金して買うことによって株価が上がったのだ。

だがこのリサ帝国で農業と林業の株だけは買う人が少ない。

儲からない農業林業に投資する物好きもいないらしかったが国営かぁ。

「取り敢えず10ガイ本程間伐しなさい。何としても売りさばくから大丈夫よ」

株価3500ガイティルス、借金千ガイティルス。貯金500ガイティルスになる。

「え~?木の値段5倍に引き上げかよ~」「買ってやらないと治水工事できないんだ」

優しい国民が木を買ってくれるので儲かるのだがもう木は高いものと諦めよう。

「・・・」リサ帝国の国営になった途端高くても売れるようになった。

「諸君。国が栄えれば企業から税金を取り株運用で儲けて定額給付金が出来る」

と言うのがリサ帝国の経営方針なので国民は国に協力するが、見返りも多いのだ。

「お前。俺と結婚しないか?給料3ヶ月分=1800ティルスの指輪だ」

給料3ヶ月分は恋人に男の経済力をアピールして安心させる為の慣習である。

給料600ティルスもあれば1年は遊んで暮らせるので拒否する女の子も少ない。

打算で安定収入目当てで結婚に同意する女の子は、リサ帝国にもいるのだ。

「良いけど私仕事は辞めないよ?専業主婦って今時流行りじゃないし・・・」

「分かってるよ。この女性の力が強いリサ帝国で亭主関白などやりたくても出来んわ」

最近リサ帝国ではレオタード部隊を増強して女性の力が増している。

男は種馬とまでは言わないが、出世出来る職業は軍隊くらいしかない現状である。

2月26日朝、学府は250ガイティルス稼いで借金を750ガイティルスにした。

リサ帝国は学府と株と林業により、さらなる発展を目指していたのだ。

物価釣り上げの予定です。

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