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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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姫の龍退治

姫の龍退治って余り本編と関係ないような?

姫の龍退治

リサ姫は夫の浮気に激怒しているように振る舞っていたが疫病から目を逸らす対策だ。

2月6日、変異種の感染者は2日続けて0人だが、予言は続くのである。

ドクターノートには2名の感染者が予言され地道に潰していったが愛理と美奈は。

感染した2人は愛理と美奈であるが重篤化して危篤状態であるので予断を許さない。

「俺の恋人だ。財産と地位目当てで俺に近付いた野心家だが可愛い娘なんだ」

「大丈夫だよ。でも予言では感染者は0人だった筈。何故この娘達は発病したの?」

このインチキ占い師がと理不尽な怒りがこみ上げてきたが、そこは大人の対応である。

「占いは未来に関することだと歴史が変わってしまうんだ」ワクチン接種してる筈。

2月7日朝何とか助かったので、感染経路を潰す潰す。

疫病への恨みを晴らすべくリサ帝国に服属していない龍を退治することにしたのだ。

「全てのドラゴンにはワクチン接種の義務がある。変異種の驚異」

愛理と美奈は相変わらず病魔で伏せっているが、夢の中でドラゴンが守る金の草が。

て理由でドラゴンに頼んで金の草を分けてもらおうかと。

「良いけど幾ら出す?」「金貨3億枚」この金の草、変異種の効果を1%下げるらしい。

「最近のドラゴンは貧乏だぜ。そうだ。革命祭りやってくれよ。9対1でどうだ?」

「革命祭り?うちはプロレスだからリングで反乱ドラゴンとレスラーが戦うとか?」

でも内容が変異種に聞くかも知れない金の草の攻防戦である。

革命祭りなどやったら変異種の感染が増えるだろうから1対1でリングで戦うのも。

「リサ姫からのお願いです。外出しないで暫く家に立て篭もりましょう」

「てめぇ。俺の娘の命を助けられなかったらどんな手段を使っても斬るぞ」と言う。

サダシはリングで戦う覚悟をして2月8日リングの上でゴブリン3頭を倒した。

「俺ではこれでもレスリングの大会で40位になったことがあるんだ」

アピロン内部で行われたレスリング大会で40位。

リサ帝国プロレス大会の書紀の仕事がサダシの仕事であるので、強いのだ。

「愛理と美奈を助けられなかったら、反乱を起こしてリサ帝国を倒してやる」

これに共鳴してサダシと連絡を取り合うレスラーは3千人。

「今反乱を起こしたら全員死刑よ。切腹認めないで斬首刑にするからね」

「いや疫病が収まるまで反乱は起こさないよ。愛理と美奈無事ならだがな」

悪いのは俺じゃない。

愛理と美奈を救うことの出来ないリサ帝国だと思い兵を募集したのである。

「でやぁ。賞金1億ディルスの大会だぞ。コレに勝ってリサ帝国と戦う軍資金を」

「シエルちゃん。愛理と美奈は絶対に助けるのよ。死なれたら内戦が起こる」

プロレスはサダシ対ドラゴンの戦いになっており金の草を巡っての攻防である。

「プロレスラーは、妻と娘のために戦うんだぁ。ドラゴンに負けてたまるかぁ」

サダシはドラゴンブレスで応戦するが本物のドラゴンにブレスは効かないのだ。

「サダシアタック~」ドラゴンはこの1撃に耐え、尻尾でサダシを叩きのめす。

「勝負あった。ドラゴンの勝ち。最終決戦はリサとドラゴンであります。次回に期待」

2月9日朝、感染者は0人で治療中の患者が愛理と美奈の2人である。

「最近食料を買い込む者が増えました。仕事も在宅勤務が殆どだし・・・」

軍隊と公務員くらいじゃないかな?

このご時世で団体行動取る会社組織って。

「皇帝陛下万歳~」予防薬を飲みながら3密を避けて訓練に励む軍隊。

病室で唸っていた愛理と美奈が容態が落ち着いたのか、目を覚ましジュースを所望した。

「ジュース?良いけど野菜ジュースよ?容態が安定してるようなら後でスープを」

「申し訳ない。我儘を言って」と言う愛理と美奈だがリサはジュースを持ってきた。

「こんなジュース。銀貨1枚位で買える。気にしないで」最近の相場は120円位だ。

銀貨1枚で100円だから妥当な値段であるが、睡眠薬盛っておこう。

そして2月9日午後。

すっかり気分の良くなった愛理と美奈にスープとお粥と偽肉が支給されるのだ。

「良く寝た。あの治療費幾らくらいかかったんですか?」入院とかだと命優先である。

だが助かってしまえば莫大な治療費が借金になることは良くあることなのだ。

「心配しなくても350ディルスよ。公務員なんだから支払えるでしょ?」

勿論給料から天引であるが、今は休んでいていいよとリサは2人に言っておいたのだ。

「ですね。借金の返済は生き延びてから考えることにしましょう」

取り敢えずスープとお粥と偽肉を食べるのだが一度には食べ切れないのだ。

「どうする?この余ったお粥」「捨てる訳には行かないから後にとっておこう」

「私が食べるよ。暇でしょう?仕事に耐えられそうなら漫画を読んで感想文書いて」

「分かった。マークシート方式でいい?俺面白かったとかしか感想文かけないよ」

感想文書きは苦手なようなので取り敢えず縁故に書類を決済させていたのだ。

「まあ面白い漫画ばかり集めたから。私達が認印押せば売れること間違いなし」

「あははっ。漫画読んで感想書くだけで給料貰えるなんてボロい仕事ですね・・・」

それでも漫画読んで出来るだけの感想文は書いたのだが苦手なんだよなぁ。

「疲れたぁ。ゴホゴホ」ヤバい無理をさせすぎたか。

気晴らしになるかと思って勧めたのだがそろそろ止めさせたほうが良いな。

「助かった。無理をしないで休んでいて欲しい。私は疫病対策に戻るから」

取り敢えず書類を片付けて縁故と一緒に仮眠を取ることにしたのだが。

2月10日深夜、起き出すと書類を片付けて愛理と美奈の様子見に行くのだ。

「おかげですっかり良くなった。感謝する。リサ帝国は命の恩人だな」と愛理と美奈。

「大袈裟だねぇ。困ってる民がいれば地球以外の民なら誰でも救うよ」

地球には自治権を認めているので下手に治療に参加できないのだ。

「愛理と美奈。自分の実力で成り上がってみたいと思わない?凛の側室じゃなくて」

「怒ってるんですか?そりゃそうでしょうけど浮気って女の子のほうが悪い?」

「別に浮気はどうでも良い。子供作られるとリサ帝国が迷惑するのよ」とリサ23世。

「そうですか。私達ジタークの血縁ですから諸侯くらいにはなれるかと」

アイツの血縁なのかよと思ったが仕方ないなぁ。

病気が完治したら、神様プロレスのレスラーとして働いてみる?

「良いですねぇ。俺達が水着姿でプロレスやれば1京人は見てくれる筈だな」

2月11日朝、疫病が完治して終息宣言が出されたリサ帝国は買い占めが殺到する。

「レトルトのラーメン売ってくれ。1月位備蓄しておかないと安心できない」

「俺は焼きそば買う。もやし銅貨30枚で売ってくれ」と店は大繁盛である。

「トイレットペーパーがなくなる。買い占めておけよ」とデマが飛ぶのだ。

「在庫はありますから。1人1ケースずつですよ?」店が販売規制に励む。

だがそんなもん守る奴はいないのでたちまちトイレットペーパーが品切れに。

「アイツラ。加減というものを知らんのか?トイレットペーパーが不足だと?」

店もアピロン内部では品薄になり、どうやって籠城しようか悩んでいるのだ。

「鴨って食えるんだよね?鴨を食って飢えをしのごうぜ」て狩人である。

「おう。トイレットペーパーが1ケース3ディルスもするんだぜ」

悪徳商人がぼったくりやがって。そのうち暴動が起こるんじゃないかな。

「おおっ。愛理に美奈。元気そうだな。仕事サボって様子見に来たが杞憂だったようだ」

「親父。リサ姫が救護班貸してくれてるのに、そう簡単にくたばる訳ないだろう」

「そうか、良かった。俺の部下になりたいというレスラーが8千人いるんだ」

俺神様プロレスの書記だけどコーチの資格持ってるんだぞ。

「お前ら女子プロにならんか?俺のコネでチャンピオンにしてやるぞ」

ブックとアングル守れば、由緒正しきジタークの姪がチャンピオンになれない筈はない。

神様プロレスは愛理と美奈を新しい女子レスラーに雇用して試合を組んだのだ。

疫病対策の予定です。

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