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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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負けるな疫病に

1日空けてしまった。

これで閲覧者が減る。

せめて220名維持を目指すことにします。

負けるな疫病に。

1月22日唐突に全宇宙の哺乳類にワクチン接種が義務付けられて摂取させたのだ。

この辺は神様の治めるRPGの国だと神のお力でとなるから楽でいいのだが。

だが偉大なる神は疫病から人類を救ってはくれないのだろうかと思うリサ帝国の国民。

救いますとも。信者がいなくなったら神様業なんて経営破綻に追い込まれるのだ。

日本には経営難で活動中止に追い込まれた宗教法人の認可状があるらしい。

金を支払って休眠状態の認可状を買えば誰でも宗教を経営できると聞いたことが。

「疫病に打ち勝てば明日の未来は俺達のもんだ。自粛だ。食料を買い込もう・・・」

他国で疫病が流行ってるうちに備えを万全にしておけば疫病など怖くないのだが。

自国で流行り出すまで他国の事と甘く見ていたのが対疫病の敗因であるのだ。

今更そんな事言ってもしょうがないがリサ帝国ではワクチン接種は義務である。

任意だと摂取したくない人は大勢いるから、義務化するべきだと思うのだが。

「リサ帝国の辺境の星で疫病と思われる感染者が1万人。ワクチン打ってる筈なのにな」

リサは取り敢えずシエルの部下に疫病対策を任せると治療薬を飲ませたのだ。

「良い?この仕事片道切符の仕事だよ。疫病に汚染されたかも知れない部下を」

回収は出来ないから疫病が収まるまで現地に留まることになるのだが。

「神に仕える者として、民草のために死ねるなら本望です。出陣の許可を」

シエルの部下は敬虔なリサ教団の信者が多く、志願者が3万名も出たのである。

1月23日、感染者は3万人を超え、星は完全に封鎖されて治療に明け暮れる神官。

「シエル様。国庫に蓄えた疫病キラーを送って下さい。こんな時こそ疫病キラーを」

「出来れば私が行きたい。疫病キラーは本国で発生した時の備蓄だ。今増産させる」

「何で疫病に対する準備を怠ったんですか?責任問題だぁ」それでもまだ間に合う。

仲間割れは後回しにして、疫病を攻略しないと後が怖いなぁ。

「皇帝陛下。私達は休暇を取らせて頂きます。僧侶が病人を救うのは義務です」

勿論無料でだが、シエルは神官騎士団の代表の座を捨てて病人を救う決意をしたのだ。

「あんたは司令官室で全宇宙の疫病対策に従事してくれないと困るのよね」

リサはシエルの辞表を受け取ると外出自粛宣言を行い在宅ワークを進めたのだ。

「飲食店が不況だなぁ。値上げしないととても経営がやってられん」と嘆く。

クラスターが発生するとかで、飲食業界は自主自粛を行なったのだ。

まあ疫病ならファンタジーの国なら何とか治せるが、僧侶の治療は金がかかる。

しかもいきなり3万人では僧侶の力では防ぐことが出来ないのだ。

「消毒薬とかうがい手洗いを徹底して。今防げないと星は閉鎖になるよ・・・」

「閉鎖になったら困るな。自粛命令は守るよ」取り敢えず1月分の食料を売り。

「休業補償は1日70ディルス。食べるだけと設備の維持費くらいか出さん」

「何とか耐えます。3月くらいまでなら耐えましょう」と同意したのだ。

「株が多少乱高下してまして、でも70ガイディルス儲けました」とルリである。

50ガイ、定額給付金に配っておいてと命令しておいたのだが税金取れないな。

この期に及んで税金徴収したら暴動が起きるかも知れん。

3密を避けるべく軍隊を運用したら反乱軍には勝てないだろうと思われる。

「皇帝陛下ぁ。治療は出来るんですよ。でも感染者のほうが多いからどうにもならん」

呂布は言うが軍隊を動員して疫病を防ぐのだが、1月24日、感染者は5万人に。

「治療が追いつかない。星のベット数が崩壊です。どういたしましょうか?」

「くじけるな。後数日もすれば新規感染者は鈍化するはずよ」シエルは戦うのだ。

疫病は猛威をふるい、1月25日感染者は8万人突破したのだ。

「神の力も限界だ。だが負けるかぁ。病人5千人を一箇所に集めなさい」

こうなったら神の奇跡で疫病を治癒してみせる。

「疫病退散」この5千人の中には魔法が合わずに重篤化する者も出たが仕方がない。

「もう駄目だ。暫く寝る。ズローインにトキコ。引き続き治療をお願いする」

2月1日、思いは通じたのか感染者が8万人に抑え込んだのだ。

後は退院する人が出てくるから感染者の数は減るだろうと思われる。

「何だと?この期に及んで宴会だと?国家反逆罪で隔離よ。幽閉だよ・・・」

感染が広まらないうちに隔離しないとだけど宴会は困るのだ。

何故か宴会が報道されたとこに限って疫病が発生するので宴会禁止である。

「今の所星だけで収まっています。退院予定者8千人」嬉しそうに報告する部下達。

リサ帝国では集めた税収を株に注ぎ込み、株価を650ガイディルスに上げていた。

補給部隊は500ガイディルス。警察は6ガイディルスに資産を増やす。

神官騎士団は敬虔なるリサ教団の多額の寄付により7千ガイディルス儲けていた。

「補給の僧侶お願いします。我らだけではもう疲れ果てて身動き取れません」

「て言ってるけどどうするの?リサお姉ちゃん」とルリが聞くのだ。

「犯罪者に星で疫病対策に従事れば釈放すると伝えておきなさい。良いわね?」

この司令で殺人と陵辱以外の犯罪者15万人と革命祭りで追放された2億人が集結。

「医薬品を運べ。抵抗力を上げる強壮剤だ。何でもやっておかないと行けない」

「はあはあ。やっと終わりました。疫病は駆逐して後は経過待ちです」

「良くやった。宴会は駄目だけど後で香草茶を送り届けるから」とシエルである。

駄目だ。

多少休ませないとコイツラが疫病に感染しない保証がないので休ませるのだ。

2月1日昼に退院する者を選び出し8千人が合格して退院することになったのだ。

「分かってると思うけど外出する時はマスクだよ?」幸運にも医療関係者で感染者なし。

個室に篭もりチビチビと香草茶を煽る医療関係者だがこの時新たなる脅威が。

変異種の疫病+1であり、2月1日午後3名の感染が確認され即座に隔離された。

「変異種?徹底的に調べさせなさい。補給班。国の為に死んでくれる勇者を募集する」

「分かった。でも私達は生き残るよ。ドラゴンの血を引くのに疫病に殺されて・・・」

たまるかと思ったルリと配下は、徹底的に変異種を調べ上げ別の星で2名の感染者。

「どこが感染経路なの?」「感染経路は星だと思いますがこの2人調べ上げますね」

2月2日朝、感染者は7千人に減ったが、変異種の感染者が7名に増えたのだ。

「変異種?もう駄目だ。どうせ死ぬなら自宅で死にたい」などと言う者も出てくるが。

「諦めるな。どこで感染したか思い出せ」と取り調べは続くのだが本人に聞いてるし。

「あの最近発展しだした交易星のルテバが感染源か。あの辺りは封鎖しないとな」

徹底的にルテバを弾圧して、疫病を抑えないといけないがどうしようかと思うリサ。

「分かってますよ。食料さえいただければ疫病が収まるまで籠城します」と言う。

疫病の元凶とされた以上、下手に逆らったら疫病は広まるし国民は怒るし。

ここは耐えるしかないじゃないかと諦めたルテバの民であるが食料だけはないと困る。

「疫病ネタでパンツネタはヤバいから真面目にやるが、収まったら水着写真やる」

だから大人しく自粛してくれと思うリサであるが、テレビ局とネットに言っておこう。

「はあ。今日の利益は30ガイディルスですよ~。疫病に苦しむ民の為に」

補給班の持ってきた30ガイディルスで株を買い680ガイ株とするのだ。

「変異種に効きそうな特効薬を開発しなさい。1個1ディルスで買うから」と頼む。

そして疫病を鎮圧して変異種も叩くべく、リサ帝国の真面目な戦いは続くのだ。

変異種の猛威の予定です。

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