信者倍増
兎に角定期的に投稿しないと。
信者倍増
1月2日夜、リサ姫の怒りを買い懲戒解雇された役人2万人がゲルダ派に加わった。
「あのリサ姫を暗殺して俺らの恨みを晴らしてやる。俺らは悪くないぞ」
「俺の友達や親族は、俺のコネで就職してるんだぞ。俺らに味方しない筈はない」
リサ帝国の金融改革で乱高下したディルスを売買して資産を3千万ディルスに増やした。
今のレートは1ディルス1万円であり、金貨としては手頃な価格だ。
「ゲルダ神官団200名を組織化して焼き芋を売って大儲けしようじゃないか」
取り敢えずゲルダの店で雑貨店を始め月収5万ディルスを目指すことにした。
1月3日朝、ゲルダの店は神の力、ブルチラエネルギーで500店舗確保して営業。
初日で15000ディルスの売り上げを記録して、ゲルダのパンツ目当てに信者が増え。
「信者が5万人に増えました。リサ帝国の企業の社長も含まれていますです」
ふふっ。企業を上手く操ってうちの企業と取引させようとゲルダは思ったのだ。
「3千万ディルスで株買いますからうちの企業と業務提携しませんか?儲かりますよ?」
「おお~。リサ帝国万歳~」業務提携の予告をしたらリサ帝国の全企業が抵抗した。
「株主の全会一致でゲルダの会には株を売らないことを決意いたしました」
「ゲルダの会に株売るような奴は非国民だからな。リサ帝国の民は株売らない」
こうして株を売るの自粛するムードが出来上がりゲルダの会は切り込めなくなった。
「良いかぁ。金儲けの美味い国民が良い国民。貯蓄の美味い役人が良い役人だぁ」
リサ帝国は断固として8万人に膨れ上がったゲルダの会を拒絶したのだ。
「皇帝陛下。ゲルダの会を邪教扱いにしてリサ教団の神社を129京人にしましょうよ」
エルフの信者が350京、ドワーフが800京、ゴブリンが3ガイコボルトが20ガイ。
別に強制した覚えはないのだが、別に嫌な人はパンツ見せる必要はないのである。
なら一応信じることを拒否する必要性は全く無いので信者になるのだ。
「皇帝陛下。エルフの兵を募集して安く雇いましょうよ」エルフの兵は50枚が相場だ。
エルフの兵は人間の兵に比べて弱い。
そりゃ鍛えればどんな種族だって人間並に強くなるが、エルフは組織的に訓練されない。
下手に訓練して人間族の脅威になったらリサ帝国は終わるじゃないかと思うのだ。
「エルフ万歳。エルフの今の族長は人間の神凛様です。土下座で頼み込みました」
「ドワーフの族長はシャルロット様です。神様プロレスの女子レスラーの」
あの2人にエルフとドワーフ仕切らせておけば安心だな。
「兎に角。ゲルダの会と取引したリサ教団の信徒は破門よ。分かってるわね?」
これでゲルダは孤立するが、リサ帝国はリサ姫ファンクラブに課金を要求。
23ガイの献金を得て3ガイディルスを定額給付金に配った。
ゴブリンとコボルトは貨幣経済に興味がないので、食料で給付しているのだが。
「皇帝陛下。我々エルフ族は凛族長の名の下にリサ帝国に忠誠を誓います」
「ドワーフ族はシャルロット様の名の下に忠誠を誓う。だが給料はくれ」
取り敢えず通貨はディルスで統一して流通量は全宇宙で40ガイディルスとした。
これ以上増やす気はないが場合によっては増えるかも知れない。
そしてリサ帝国はゲルダの会を邪教として、信者を破門にしたので急激に信者が減る。
「卑怯な。信教の自由を守れ~」ゲルダの会は信者を一気に2千人に減らしたのだ。
リサ帝国に逆らってまでゲルダの会に入信するメリットはなにもない。
それにリサ教団のほうがご利益もあるので妓楼のタダ券10枚と引き換えに降伏した。
「こうなったら私水から神になるしかない。悟りの境地にたどり着け」
そしてゲルダは神になろうとするが、リサ帝国は弾圧の手を加えるのであった。
ゲルダの会の予定です。




