荒野の乱闘
銀行って本来弱者救済のために造られた筈なんですが。
何時頃からか企業に鹿か寝かさなくなった。
貧乏人は担保持ってないし非の打ち所のない返済計画は普通の事業家には無理だ。
よってとりっぱぐれのない大企業に金を貸すことが多い。
貸し剥がしをするから中小企業が金借りなくなったのに借りないから銀行が衰退する?
俺にはその歪みきった経済システムがよく分からん。
荒野の乱闘
ゴブリンドラゴン族4億を配下にしたジタークは荒野に移住してきた凛と同盟する。
「いや~食わせるのが大変だよ。部下も8万に膨れ上がったからなぁ」と嘆くジターク。
5月10日、復讐のリサ編で完膚なきまでにジタークに敗れ去りリサ帝国は恥をかいた。
それでもジタークは荒野の長官になることに同意して、手柄を立てることにしたのだ。
「ジターク様。荒野8億石を貰えるとは幸運ですなぁ。1月前は自宅警備員だったのに」
「荒野の収入は税金支払うそうだ。私領の砦3つと街1つと違って荒野の長官は」
単に守備と統治を任されてるだけの役人の長官であるから税金は送らないといけない。
「凛ちゃん。俺と手を組んでリサ帝国の6軍司令の座を狙おうじゃないか」
人口40億に膨れ上がった凛国はリサ帝国の皇帝リサの婚約者であるのだ・・・。
元々おネエ系男子=性転換自由なので男の恋人ならジタークでも良いかなと思う。
「へぇ?お前が俺に気があるとは知らなかった。胸揉ませろよ」冗談のつもりだ。
最近はこんな事女子に言うとセクハラで捕まるがファンタジーなら多分大丈夫・・・。
「お~。Bか?揉みやすい」一応気の済むまで揉ませた後張り手でぶっ倒しておいた。
「酷いなぁ。お前同意したじゃないか?それでも張り倒されるのか?俺?」
納得行かないが、いまどき女性の胸揉みまくって張り手で許されれば安いもんだ。
「自分のパンツじゃパンツエネルギー発生しないのか?女子にも欲情するんじゃ?」
ひでえセクハラ発言だが、まあ確かにそれでもパンツエネルギーは発生するよ。
でも私が信者にパンツ見せてパンツエネルギー集めたら神様の威厳がなくなるからね?
「てめえ。パンツ道の掟は嫌がる者に強要しないんじゃなかったのか?」
部下にパンツ見せるのを奨励するならお前のパンツも見せろ。俺が見てやるから。
「それは良いんですけどねぇ。うちは凛プロのプロレスラーですから」
女子プロって水着みたいな衣装でプロレスすることが多いからパンチラ怖くてできない。
なんて奴は女子プロレスラーに向いていないと思われるのだ。
プロレスは男女問わずその美しい肉体美を観客に披露するのも役割である。
パンチラがセクハラだとか言ってたら女子プロは出来ないよ。
「見せるのは良いんだけど、私のパンツでパンツエネルギー集まるかなぁ」
それでも見せようと大手芸能プロダクションに売り込んだら1ジョくれるという事に。
「じゃあパンツ見せますよ」この時瞬間視聴率100%になった。
「神様がパンツ見せてまで献金を募ってらっしゃるんだ。神プロに寄付するぞ」
5月12日凛国に60ジョ、ジタークに60億ディルス献金があった。
「私達兵站って気にしないけどあれ何の位儲かるのかなぁ」服一着10万ディルスで。
10ガイくらいで食料が激安だから6京人分で3京ディルス。安いでしょう?
医療費はコイツラ全員回復魔法使えるからタダだし武器弾薬は1日分30ガイ。
一年戦争をやれば千ガイくらいかかるが安いもんであるのだ。
兵の装備を全員分オリハルコンに変えてしまおう。
「パンツで60ジョも儲かるとは。リサ帝国万歳」凛は大喜びで10ジョ凛札配る。
民から金を取り上げて5万ザムライに分配するが低所得者は減らさないと。
「ジターク様。是非俺らを配下に加えて下さい。恩賞目当ての義勇兵団500です」
良いけど何と戦うんだ?
革命祭りではそんなに人はいないから8万人で十分だ。
だが見捨てる訳にも行かないので、靴磨きとして雇ったのだ。
「ジターク様。薬の館に潜って五百万ディルスせしめましょうよ」金はあった方が良い。
革命祭りの放映権料が2億ディルスにアップしたので取り敢えずは革命祭りだ。
イヤン星にて決着を付けるべく宇宙船が4隻貸し与えられた。
「良いかぁ。兎に角敵船艦に体当りして抜刀隊を送り込む。ジターク様万歳」
30億凛札の巨費をかけたこの戦いはジターク軍の圧勝に終わったのだ。
強化レオタードは身ぐるみ剥がれ下着姿で身代金共に引き渡される・・・。
「ジタークさん。本当に自宅警備員だったの?軍事的才能がありすぎだよぅ・・・」
部下共々うちの軍隊に入隊してくれないかなぁ。
「フォートレスさん。大至急リサ帝国軍の大将として正式採用したいと交渉して」
元々リサ帝国に就職する為のアピールだったこともありアッサリ就職に応じた。
「皇帝陛下。我々ジターク以下8万人の自宅警備員はリサ帝国に忠誠を誓います」
「貴方方には荒野の守備を任せる。軍を鍛えてリサ帝国の敵に備えてくれない?」
「良いだろう。給料は幾らだ?」米5千石とかなら就職はしないがどうする?
「5千ディルス。あんたに商才はなさそうだからね?」アザウスの護衛にどう?
「ジターク殿。よろしくお願いします。自宅警備員の希望の星です」
5月13日朝、リサ帝国の弱体化に漬け込んで4千人の群衆が反乱を起こした。
背後には銀行ギルドがいるらしいが、銀行もマシンドールを買い込み戦う準備を。
「リサ帝国との戦いに立ち上がらない者は預金凍結の刑に処する」
それで脅して何とか30万の兵と冒険者5万人が駆り集められてきた。
「俺達はリサ帝国だけは敵に回したくない。だが給料5万凛札は美味しいのだ」
「良いかぁ。リサ帝国を倒して借金500ジョディルスを押し付ける」
そうしない限り不況の銀行が救われる道はないと思う銀行ギルドは辺境で反乱。
「革命祭り?私が勝ったら銀行から臨時税200ジョディルス取り立てるよ」
リサ帝国は戦い、そして銀行軍と冒険者達を撃ち破った。
「じゃ200ジョ凛札分の現金支払ってもらうよ。約束だから仕方がないねぇ」
この小説では金貸しは敵である。
以下に借金を回避して国を治めるかがこの小説のテーマなのだ。
「部下共。銀行から取り上げたお金は恩賞に分配するよ」部下が大喜びだ。
金を儲けて派手に使うのがインフレを防ぎ経済を維持する手段であるらしいのだ。
現金が余るとインフレ化してくるし不足すれば買えなくなり市場が寂れる。
となるとリサ帝国ではハイパーインフレが猛威を振るうが物価は安いのだ。
インフレったって物価が安定さえしていれば食料だけは値上がりしない筈である。
「いや~。食料と雑貨は安いのは有り難い」インフレ社会で効くのは統制経済。
疫病で苦しむ日本もトイレットペーパーとマスクを買い占めたが値は上がらなかった。
闇で高値がついた噂もあるが、基本的に品不足が続いただけだった。
インフレ経済でも買い求める者が多くても物価は適度にしか上がらない。
日本はそういう国らしいので後500兆円くらいは国債発行できるかも。
マスクは1部で値上がりしていたらしいがこれは状況が状況だけに仕方ない。
「当面の生活費だけ残して派手に使いなさい」そんなの命令されなくても使うのだ。
+300ソードに+300アーマーに次は特殊能力の付与だ。
ソード攻撃力5倍の特殊能力を付けておいたのだが、これで攻撃力は5倍だ。
防具にはダメージ吸収99%を付与して無敵のレオタード部隊が存在する。
「銀行に意地悪いしておきなさい。300ジョディルスの臨時税を支払うように」
銀行の利子は1月1%=5千ジョ凛札=50ジョディルスの12回払いだ。
1年600ジョディルスの計算になるが国が支払うことを宣言した。
国民は預金の解約に励み、銀行が潰れるがこうなると2500ジョの株が・・・。
「銀行は儲かってるのだから税金取られて良いのだ。貸し剥がしの恨み晴らしてやる」
ジタークが銀行に乗り込み余剰金830ジョディルスを根こそぎ徴税したのだ。
調子に乗って皇帝を怒らせるからこういう目に合うんだ。
ザマアミロと思うリサだが、国の余剰金は950ジョ凛札で金貨が7千ジョ枚。
「リサ姫~。そんなに税金取られたらうちは破産してしまいますよ」と銀行である。
「知ったことか。弱い者いじめをして中小企業から貸し剥がし。恨みは忘れん」
ついでに裁判所の許可を持ち自ら革命祭りを宣言して株2500ジョを奪ったのだ。
これでリサ帝国4千ジョ株、水着株1000ジョ、僧服帝国800ジョになった。
「銀行員は追放。頭取は貸し剥がしの罪により切腹に処す。潔く腹を切って」
「お前ら銀行の職務を全否定するのか?銀行が潰れて困るのは庶民だぞ・・・」
貸し剥がしをして中小企業や民衆いじめる銀行が何を言うのだ?
「死にたくない。全財産やるから流刑地送りで勘弁してくれ」と命乞いするが。
「まっいいでしょう。流刑地に送りましょう。財産は没収」と銀行は潰された。
「5万ザムライになった銀行頭取とその家族は流刑地に向かうのである。
後の世に荒野の乱闘と呼ばれる銀行つぶしはここに終わったのだ。
銀行の後始末の予定です。




