パンツトピアの戦い2
パンツトピアは重要な穀倉地帯です。
パンツトピアの戦い2
7月6日朝、6京の軍勢はパンツトピアを奪回するべく街亭を攻撃、撃ち破ったのだ。
キコルタン軍は壊滅的な敗北をして街亭に立て篭もりリサ帝国の兵糧不足を待つ。
「後方からの輸送に頼らなければならないとは、補給線を叩かれれば撤退しかない」
リサはジビエを買収して味方につけ街亭の城門を開かせようと考えたのだ。
「街亭には何人のジビエがいるの?」「30京人くらいですね」と兵は答える。
「街亭を叩き潰してパンツトピアを取り戻す。作物の値段が上がっているんだよ」
ルミナが倒されパンツエネルギーには期待できない以上食料は節約しないといけない。
「国義軍。手柄を立てさせる。ジビエに変身して街亭に潜り込み城門を開け」
「バレたら確実に処刑だな。30万ティルスで請け負いましょう」と言い街亭に。
「リサ姫の首を手土産に降伏したいと思います。降伏を受け入れて下さい」と兵士。
「おおっ。ジビエの降伏兵が来るとは有り難い。共にリサ帝国を打ち破ろう」
小麦粉で作ったリサ姫の首に純朴なジビエ共はアッサリと騙されたようだ。
「我らの配下500名を降伏させて良いでしょうか?リサ帝国の兵糧は尽きかけ・・・」
こうなったらゴマすりに励んで城門を開く機会を伺うが疑われてるだろうからな。
暫くは滅多なことは出来ないから手柄を立てて僧服帝国で出世を企もうではないか。
「人間を絶滅させるのは得策ではありません。命令があれば3万人ほど」
俺の才覚で集めてみせましょうと断言してその日のうちに3万人編成してしまう。
7月3日内通疑惑を晴らすべく出陣。
リサ帝国の軍を散々に破りさり、ようやく降伏を認められたが城門を開く機会は。
「こうなったら降伏兵が城門を開けた時を狙って奇襲しましょう」
「ふふっ。革命祭りとプロレスのブックで鍛えられているからね」敗走などお手の物。
降伏してきた兵を配下にして30万の兵に膨れ上がった国義軍だが門を開けるのだ。
「大変です。何者かが門を開けてしまいました」いけしゃあしゃあと進言する。
「何だと。直ぐに閉めろ。お前ら閉めてこい」命令を受けた国義軍だがもう遅いのだ。
街亭に雪崩込んだ6京人の兵はジビエを皆殺しにして街亭を乗っ取ったのだ。
「キコルタン様。氷雨城に落ち延びましょう。2京のビキニアーマー兵が残っている」
「誰が城門を開けたんだぁ?裏切り者~」と言い落ち延びるキコルトンであったが。
この期に及んで俺に裏切られたことに気付いていないのか?
「キコルタン様。俺達はリサ帝国に降伏して時間を稼ぎます。僧服帝国に勝利を」
そして堂々とリサ帝国に投降して30万ティルス受け取ったがキコルタンは気付かない。
「ジビエ軍の残り兵は3万人。アイツラジビエにだって人権はあるんだぁ」
「ふん。倒したジビエは食料庫に積み上げろ」リサ帝国はジビエを食うのだ。
殺したジビエはちゃんと食わないと何の為に死んでいったか分からんではないか。
「ジビエを戦場に出す僧服帝国を許すなぁ。ジビエにだって人権はあるのだ」
氷雨城に攻め上ったリサ帝国軍はジビエの解放を歌い味方するジビエに自治権を認める。
「カーンキン城を落とされました。ジビエは降伏。アイツラリサ帝国に降伏して」
命が助かると思ってやがるのかと本気で思うが軍隊を失ったキコルタンは発言権ない。
「氷雨城に2京人。これでリサ帝国に勝てるのか?あいつらリサ帝国を足止めできぬ」
キコルタンは奴隷30京人を徴兵して氷雨城を守らせることにしたが命令を聞かない。
逆に氷雨城からキコルタンを追い出し氷雨城を明け渡したのだ。
「愛欲の神ルミナ様の居所を吐け。大人しく吐けば命だけは助けてやる」
「僧服シティの玉座の間と聞いています。命助けて下さい」とビキニアーマー兵。
戦費と称してこの戦の軍資金10ジョティルスを銀行から借金していた。
ナンダカーラ軍は全滅したので借金だけが残るのだが返せるあてはないのである。
「あははっ。36京人も食わせるのはこっちも大変だよ」リサは笑い飛ばすのだ。
この食わせるには生活の維持も含まれるので、30京人も徴兵したら産業は・・・。
「て理由で余り大繁盛されても困るんですよ。戦争で徴兵されたし」
「分かってる。1週間分の食料売ってくれ」と食料を手当り次第買うのだ。
これで1周間は家に引き込もれるが、毎日買い占めて店を困らす訳に行かない。
「1日30品目までです。余り対応できないので空いてる時間に来て下さい」
7月10日、深刻な人手不足に陥り買い占めて籠城を決め込む家族が多かった。
会社に出勤しないといけないので買い占めてる余裕もないのだが店巡りをする。
「この人手不足の時代に休暇取られると困るんだが」と思うが止めることは出来ない。
食料の買い出し禁止したら社員食堂で社員と家族を養わないといけなくなる。
「人工光合成で作物を作る事って出来るのか?出来るなら食料確保だ」氷雨城である。
氷雨城で水着共和国攻略を狙っていたリサは敵が戦力を建て直さないうちに攻撃する。
「待て。僧服帝国には何か罠があるだろう。進軍してはいけない」アレンは止める。
ここで僧服帝国を倒してしまえば一生俺は冷や飯食いの立場である。
「それに僧服帝国に関わっていれば国内で反乱が起きます。パンツトピアの防衛力を」
高めるところから始めた方が良いのはと進言するが暫くは兵力を立て直すだろう。
「取り敢えず国義軍は解散。僧服帝国より国内の経済萎縮のほうが怖いわ」
それを聞いた国義軍は大喜びで恩賞貰って復職に成功したがこれで大金持ちに。
一応パンツトピア攻防戦の功績を認められ給料が800凛札にアップしたのだ。
「パンツトピアを奪い返した英雄殿。うちの娘を嫁にしてくださいませんか?」
などという声があちらこちらで聞こえるが、男の方が数は少ない。
よってハーレムが形成される傾向にあるが結婚ブームが訪れたのだ。
「俺の収入じゃ結婚しても養うことは出来ない。共働き前提だぞ」と言っておく。
「夫の収入で養われる女の子なんてリサ帝国では滅多にいないですよ」
働けないで食う為に専業主婦になる人もいるだろうとは思われるが専業主婦なめるな。
家事は人間関係気にしなくてもいいから余程亭主関白な家庭でない限りは・・・。
「料理作れるの?結婚に夢は持っていないけど、料理くらいは出来る男でないと」
「作れるぞ。炒飯位ならな。一応習ったからな」「本当?別の料理も教え込むよ」
「楽しみだなぁ。一応戦争やってるのに贅沢な暮らしは出来ないからな」
炒飯位しか贅沢できないが、戦争の軍資金得る為にも欲しがりません。勝つまでは。
これでは税収減るから経済を破壊してまで戦争やる馬鹿な奴はいないだろう。
8月1日、米の収穫が大豊作で値段が下がったので古い米を僧服帝国に横流しした。
これがきっかけで和平派が台頭するだろうから上手く操って勢力を弱めよう。
「ナンダカーラに知らせてほしい。リサ帝国は和平する用意がある」
「誰が和平などに応じるかぁ。騙し討ちにされるに決まってるじゃないかぁ」
「て言ってるけどルーシーさん。説得してくれない?説得に成功したら」
料理人頭にして上げるよと誘うとルーシーが書簡を送り和平に奔走したが拒否られた。
「騙し討ちを警戒されて話になりません。和平したければリサ帝国が降伏しろと」
「OK。水着共和国に2京の兵と30億機のモヒカンキングを派遣して」とリサ。
キャルロット指揮下のモヒカンキングは水着共和国に来襲。
後一歩のところまで追い詰めたが、首都で暴動が起き泣く泣く撤退することになる。
「今月の税収は55ジョ凛札。借金が30ジョ凛札。返済するの大変だなぁ」
国費は30ジョ凛札で運営しているが軍事費がかさむのだ。
「いや~。皇族費4ジョティルスでしたよね?ご自分で稼いだ株の利子」
そうだけどまさかこの私の私財を国費に流用しろとかいうのではないだろうな。
「リサ帝国は税金を無税にしろ?でもサービスはしっかりやってくれよ」と言うのだ。
税金は納めたくないけど住民サービスはやれとはどういう魂胆だと思うのだが。
「分かった。暴動の首謀者は降伏しろ」とリサは金貨50億枚与えて解散させた。
これを気に免税を要求する一揆が起こるがサービス停止の嫌がらせをしたのだ。
「無税にしちゃっても良いけど労働者だけだよ?国の維持費くらいは徴収しないと」
「分かった。でも富裕層が納得するかなぁ」と思い打診してみたのだが。
「良いですよ。商人ギルド一同リサ姫の政策に賛成いたします」と富裕層である。
税金無税になれば浮いたお金で商品を買うようになり商人が潤う筈だと思ったのだ。
そして国内の警察部隊を拡充するとリピーム警視総監を表彰して暴動に備えた。
10部 僧服帝国の逆襲の予定です。




