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リサ姫の借金返済物語  作者: ルーシェン
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氷雨城の戦い

今回短め。

すみません。

氷雨城の戦い

6月10日、第一次氷雨城の戦いが始まったが3千のゼルド軍は強かったのだ。

140京のキコルタン軍を物ともせずに3時間粘り抜いたので流石に疲れ果てた。

「良くやってるねぇ。後30分位お茶してて良いかしら?」ノンビリとお茶をすする。

どうせ死ぬかも知れないなら最後の晩餐くらい認められてしかるべきだろう。

「30分だぞ。それ以上は一秒たりとも抑えられん。心が完全に折れるからな」

「OK。私達が手伝うよ。もう2時間位は持つでしょう」と5千名が名乗りを上げる。

「少し休みなさい。貴重な義勇兵に戦死されると士気に影響が出るのよ」と将軍。

そして攻防戦は続くがジビエは城壁など登れない。

氷雨城の城門に体当りするだけだからリサの剣で刺し殺すだけである。

「じゃお茶飲むか。神官。怪我人の手当を頼む。それと眠らせておけ」と指示する。

「城門を開け。レオタードの強さを思い知らせてやる。パンツの園で会おう」

「私は生き延びるよ。女の子がパンツの園に行って何が楽しいのよ?」

ジビエの猛攻を防ぎつつ突撃によりジビエの腹に剣を突き立てて倒していくのだ。

「出撃してくるとはいい度胸だ。コイツラは無視して手薄になった氷雨城に突撃だ」

「来るなら来い。モヒカンキングはゼルド軍より強いぞ」て休憩の終わった兵は戦う。

「ドラゴンブレス~」と氷の城壁を作りジビエ軍の侵攻を邪魔するモヒカンキング。

「お前らの弱点さえ分かれば僧服帝国など怖くないぞ。ナンダカーラを連れてこい」

散々暴れまわりジビエ軍の包囲をついに突破したレオタードはキコルタンに突撃する。

「キコルタン。あんたを倒してジビエ軍を崩壊させる。カラコミスさんに聞いている」

「あの裏切り者か。キコルタンアタック~」レオタード3名が倒されるのだ。

「強いぞ。重傷者を回収して氷雨城に戻る。夜襲は失敗だ」慌てて城に戻るが。

「退却する者の後に続いて突入しろ。ジビエだってレベルアップするんだぁ・・・」

氷雨城の1万のレオタードとモヒカンキングを倒せばどれだけレベルが上がるか。

「テレポート。氷雨城に立て篭もってリサ帝国の本隊が到着するのを待つ」

言ってる本人がそんなこと信じていなかったがそれを言ったら軍団が崩壊する。

「我々には分かっています。我々は本隊が準備を整えるまでの時間を稼げと」

それなら和平交渉とかの使者送れば3日位は時間が稼げるんじゃないかと思う兵士。

「それで行こう」キコルタンに和平の使者を送ると攻めあぐねていたのか了承した。

使者を通す為に城門を開けたのは愚かだったがキコルタンが城に通されるのだ。

「心配するな。和平交渉の間は攻撃はしない。ふふっ。和平交渉か?条件は?」

「氷雨城で満足して頂けるなら明け渡して撤退しましょう」どうせ時間稼ぎだ。

城を枕に討ち死にしろという命令は受けていないので条件さえ合えば撤退する。

「和平交渉で時間を引き伸ばす気か?まあ良いだろう。リサと相談するのだな」

リサトピアの本隊が来るまで守り抜く覚悟であるが、来ないなら降伏するしかない。

私達だって命は惜しいから和平交渉はするが脱出の準備はしておかないと。

「兵と国民が脱出するまで3日待って欲しい。嘘はつかん。私は場内で腹を切る」

そして本国に降伏の許可を賜りたく打診したのだ。

「良いよ。パンツトピアにレオタードを2億機派遣するから合流して敵を叩け」

説得しても駄目だろうと思うが、どうやら補給部隊の混乱で命が惜しくなったらしい。

「我々は生き延びて僧服の奴らに復讐をしたいのです。勿論私は腹を切ります」

「私が命令する。氷雨城を放棄してパンツトピアで戦え。自害は許さん」

事後承諾とは言えリサ23世である私が撤退を認め命令を出したのだ。

これで腹を切られたらリサの面目は丸つぶれだから腹は切らないでほしいと心底思う。

氷雨城を保持したところで別方面からパンツトピアに攻め込まれれば同じ事だ。

「城を枕に討ち死にする覚悟で守っていたら補給が来たんですよ。心折れました」

もしかしたら助かるかも知れないと思ったので最悪城の放棄で時間を稼ぐ。

「分かったから。実はもう出撃準備は整っているんだ。でも出陣は出来ないのよ」

今出陣したらリサ帝国に反抗する勢力が蜂起してリサシティを襲うに決まっている。

「破壊命令さえいただければ氷雨城を破壊してジビエ軍を道連れにしますけど」

ジビエ軍は何故か氷雨城にこだわるが私なら氷雨城を無視してパンツトピアを狙う。

氷雨城を奪わないと補給が出来なくなるのかも知れないなと思うゼルド将軍であった。

「て訳で正式に氷雨城は放棄することになった。城民が脱出する時間をくれ」

「良いぞ。キコルタン様は降伏した人間を殺すような事はしない。安心して城門を開け」

城門を開かせればこっちのもんだ。

人間共をさっさと追い出して氷雨城を占領して補給線を整えるのだ。

そうすれば本国から輸送する必要がなくなるから水着共和国の物資を蓄えられる。

「じゃあな。いずれ取り返すからせいぜい食料蓄えて待ってるんだな」と言い船に乗る。

「さらば。氷雨城。国内を片付けたら必ず奪回してみせるから首を洗って待っていろ」

「出来るか?愛欲の神ルミナでさえ無の世界の本拠僧服シティで石像になってるぞ」

「いつか本当に和平の時が来たらルミナ様とエリスちゃん返してくださいよ」

「和平?無理だろうなぁ。ナンダカーラ様が許さないよ」心配するな。

「じゃ俺達は出ていくぜ。このボタンだけは押すんじゃないぞ。自爆ボタンだ」

そして氷雨城から退去する守備兵と国民だが、ジビエ軍は大挙して氷雨城に押し寄せる。

「ご苦労様。パンツトピアで本土決戦よ。氷雨城を奪った僧服は補給の心配がない」

まあパンツトピアを攻略するには急遽呼び寄せたダークエリスを攻略しないと。

そして6月15日、氷雨城を奪った僧服は急速に力を蓄えていたのだ。

パンツトピアの戦いの予定です。

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